感情コントロールの大前提として、自分が抱いた感情をしっかり受け止めて認識することが重要です。

 

 感情コントロールはネガティブな感情を抑圧したり、湧き起らないようにするということではありません。

 

 本来感情の善し悪しはありません。私たちは感情があるからこそ、人間として豊かな人生を送ることができますクローバー

 

 ネガティブな感情も含めて、生き生きとした感情を押し殺さずに受け止め、認識することが大切なのです。

 

 問題はこれらの感情に執着し、その感情を持ち続けること。あるいはあえて無視してその感情を抑圧し、フタをしてしまうことです。

 

 いずれも本来、流れ去っていくべき感情がいつまでも心の中に滞留し、沈殿してしてまうことです。特に不安、怒り、嫉妬や憎しみなどのネガティブな感情を持ち続けるのはよくありませんね三毛猫

 

 心の中に滞留させないためには、今の感情に固執せずに、次の感情の流れを迎えること。そのための第一歩が自分の感情を客観的に把握することです。

 

 例えば、いま自分が怒りを覚えているとします。そんなときに、「今の自分はかなり怒っているな」と怒りの感情を認めてあげるのです。

 

 感情は常に主人にその存在を知られたがっている寂しがり屋だと思ってください。「あなた(怒り)の存在はちゃんとわかっているよ」と認めてあげるのですニコニコ

 

 すると、その感情は安心して、喜んで流れ去っていってくれます。その感情を否定したり、無視したりすると、感情たちは主人に認めてもらうために、いつまでたっても居座りつづけるのです。

 

 無意識の領域に隠れたり、時には「不安」を「怒り」に転化するなど、自分の姿を変えて出現します。

 

 感情コントロールとは、ネガティブな部分を抑圧するのでも殺すのでもありません。あらゆる感情を受け止めながら、流してやる。あるいは強い「悲しみ」のように思い切り悲しみに浸り味わい尽くし、昇華させること赤薔薇だと思います三毛猫