灯火に想う | 広島の美容クリニック&エステティック calmiaスタッフのお仕事日記

広島の美容クリニック&エステティック calmiaスタッフのお仕事日記

看護師・カウンセラー・エステティシャンたちが、日々思うこと・感じること・学んだことを綴っていきます。

現在当クリニックには、看護学校に通いながら勤務しているスタッフが1名おります。
先日はそのスタッフ丸山の『戴帽式』に同席致しました。

戴帽式とは看護の基礎教育を受け臨地実習に入る頃、職業に対する意識・責任感を高めること等を目的としてナースキャップとナイチンゲールからの灯火を受け取る厳かな儀式です
学生として前向きに取り組む様子には常に刺激を受けておりその姿を見るだけで胸が一杯になりましたが、同時に自分自身の戴帽式も思い出され「私は灯火に一体何を想ったのだろう」と考えていると自然に涙が溢れました。

当時は兎に角“一生懸命”でした。
もちろん右も左もわからない状態ではそうするより他無かったのですが、自分の時間なんてどこにあったのだろうと思うくらい常に何かに取り組んでいた気がします。
泣きたくなる事も1度や2度ではありませんでしたがその代わりとても充実し日々‘積み上げていく’感覚がありました。
その後就職して「ある程度」のことが「何と無く」行える様になると自由な時間は増えましたが、それに反比例するように物足りなさも感じるようになり特別得るものもなく‘過ぎる’だけの毎日も多くなりました。

物事によっては《普遍》も大切な事ではありますがそれが「進歩しない」「変化を望まない」に置き換わってしまっては、前に進んでいかないばかりか自分の存在にも疑問を抱きそうです。
何かをしようとすると大変さ・忙しさがまず目に付きますがそれ以上に得られる未来も大きく、結果としていずれ本当の楽しさに変わります

「今更」と思わずこれからの為に、自分の目指すもの・軸はどこにあるのか、初心を思い出しながら少しずつでも前進できるよう、価値ある1日にしたいと想いを新たに出来ました。
将来に胸を膨らませていたあの頃の自分に少しでも誇れる様な今を創り上げていくことが出来ます様に努めて参ります
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私の歩みはこの灯火から始まりました

看護師 厚谷裕子