留学のタイミングっていつだろう。
行きたい時。行ける時。
そうだよね、行きたくて行けるタイミングで行ける環境の時に行ったらいいよね。
それはいつだ。
娘が夏にニュージーランドへ短期の語学研修へ行った。期間は2週間で、通ってる高校から先生2名も引率してくださって親としてはかなり安心な研修だった。
もともと高校受験の志望校を決める時に、学校のホームページに過年度に行かれた様子の写真が掲載されていてこの学校いいね楽しそう〜、なんて言っていた。
高校2年生になって、申し込みのタイミングで親友はノリノリで行きたい、娘は親友となら楽しそうだなと思って申し込んだらしい。
結果、くじ引きの抽選で親友は行けなくて娘だけ行けることに。
そこから娘のテンションだだ下がり。
親友が行かないなら意味ないみたいなことを言い出した。本心かどうかはわからないけど「めんどくさい」発言まで。
そんなん言うなら、今すぐ辞退してきなさい!
お金もかかるは準備もあるは、何より行きたい子がたくさんいるんだよ!辞退して代わりに行ってもらいなさい!
って珍しく意見申し上げました。
本当は、娘はきっと初めての海外体験をとても楽しみにしていたんだと思う。しかも親友となら楽しさMAX! でも親友が行かないからそこだけがクローズアップされた。
辞退してもいいかなとも思ったけど、親としては新しい体験をしてほしい。
海外じゃなくてもいろんな体験はできるけど、物理的に親と離れた環境で、ホームステイをしながら母国語ではない言語でコミュニケーションをとる。
うまくいかないこともあるでしょう、なんとか方法を考えるでしょう、失敗もあるかもしれない、でもうまくいくこともある。
「予期せぬ出来事を経験して、自分でその状況をとらえて、考えて行動する」
やっぱりそんな環境は日常ではあまりないかも。
そんな経験をしてほしい。
「自分」を生きてほしい。
そして、何よりきっとニュージーランドでは楽しいと思う!
本気の留学で面食らったり挫折したりもいいかもしれない。でも、ファーストステップとしては、楽しい!を感じてほしい。
そしたら次こそは自分で判断すると思う。留学に興味を持つかもしれないし、逆にもういいと思うかもしれない。それでいいと私は思う。
***
ニュージーランドからの帰国便から降りてきて2週間ぶりに会った娘。
はしゃぐでもなく、疲れ切った様子でもない。
一言も話さない。
嫌な思いしたんかな。
上りエスカレーターで後ろ姿の娘。
「決めた。
留学するわ。
長く。」
あくまでも、後ろ姿。笑
振り返って言ってもらっていい?
え!何?何?
長く留学しようと決めるほど今回よかったってこと?
娘は大学生の間に留学しようと思ってるらしい。
いいね!
行く大学で提供されてるものや、エージェント提供のもの、期間も短期や長期もある。
行き先や目的に応じても選択肢が変わる。
大学の授業も大事な学びの機会なのでしっかり取り組んでほしい。
3年生の夏には就活のインターンシップかな。
最近は就活の早期化もあるし、丸々3年時に行くと大変かな。
4年生はゼミもあるね。
1〜2年生は単位取得のため結構授業が組まれるね。
あれ?留学っていつ行くんだろう。
お金の問題や、卒業単位のことや、就活のことなども視野に入れて、決めるのか。
2年生の後半から3年生の前半が有力かな。
…って、またやってしまった。
娘は大学2年生でもなければ、ましてや大学にも入学していない。
目の前の期末テストを乗り切れるかどうかだった。
仕事から帰って娘の部屋の扉を開ける。
生存確認がいるから。
あ、目を開けて机に座ってる。
「んー、さっきまで4時間半寝てた」
今日も決意を胸に。
大学生の留学する姿を妄想して心配してるくらいがちょうどいいかも。笑