19列 上手
ヘレン・ケラー：鈴木梨央
ヘレンの父 アーサー・ケラー：益岡徹
ヘレンの母 ケイト・ケラー：江口のりこ
ヘレンの兄 ジェイムズ・ケラー：須賀健太
久保田磨希 青山勝 増子倭文江 原康義
水野貴以 橋本菜摘 乙倉遥
演出：森新太郎
演出家が森新太郎さん サリヴァン先生役が高畑充希さんということで
これは絶対観に行こうと思った舞台です。
森新太郎さんの演出は「謎の変奏曲」「ビッグ・フェラー」を観て
すごく好きな演出家の一人だと思ったからです。
緊迫した場面を作り出すのがとても上手な演出家な印象を持っています。
高畑充希さんは2016年12月にミュージカル「わたしは慎吾」を観て
2018年2月に『リトル・マーメイド』イン・コンサートを聴いて
何か惹きつけられるものがあるなと感じていました。
今回「奇跡の人」で高畑充希さんを観て やっぱりすごく好きな女優さんだと思いました。
お顔は はっきり言って好みではないです。
私は男女ともあっさり系の顔が好きですし、
彼女は小柄なので 舞台映えするというほどスタイルが良いというわけでもないのです。
でも彼女の演技が好きです。
よく通るその声も好きですが
台詞回しや間あい 躍動感溢れる動き、そういったものがとても好みなのだとわかりました。
今回 ヘレン役を鈴木梨央ちゃんが演じていましたが 彼女もとても良かったと思います。
莉央ちゃん これが初舞台なんですって！。
サリヴァン先生とヘレンの攻防が繰り広げられる有名な食堂の場面
二人の演技を900人の観客が固唾を飲んで見守っているように感じました。すごいバトル。
ラスト近く ヘレンが庭のポンプの水を触って「ウォーター」というあの一番有名なシーン
お話は知っているのだけれど 知っていても
そこに行き着くまでのサリヴァン先生とヘレンの苦悩と葛藤の日々を思い返して
涙が溢れて止まりませんでした。
客席からもすすり泣きの声があちこちから。
このままカーテンコールが終わるまで
私は鼻水と涙でぐちゃぐちゃになってしまいました(マスクしていて良かった)。
この日は日曜日ということもあり男性のお客さんもたくさん来場していましたが
男性でも涙を拭っている方もちらほら。
高畑充希さん 来年の「ミス・サイゴン」キム役決定とのこと。
「ミス・サイゴン」はあまり好きな演目ではないので もう観に行くのをやめておこうと思っていたのですが
彼女がキムを演じるなら観に行きたいです。
(チケット取れたら)。