なぜ、見ず知らずのオンナと関わらなければならないのか(怒)


不倫夫を挟んで知らぬ間に一方的に関わりを持たされ、
プライバシーを詮索され、
自分のことを何一つ知らない相手から悪意を持たれる。

壊れてもいない家庭生活のアラ探しをされ、非難され、
頼んでもいないのに夫の世話を焼かれる。


そのオンナに、
自分が一体何をしたと言うのか。


「奥さんに申し訳ない」などと、
心にもない言葉を放ちながら
涙の裏で舌を出すオンナ。

そして、そんなところが健気だと
うわべの涙にほだされるバカ夫。


本当に腹が立つ!


ごくありふれた日常に
土足でズカズカと入り込まれ、
引っ掻き回していく。


ならば、


その、ありふれた日常が
かけがえのない日常なのだと思い知らせることができるのは、
ほかの誰でもない、

自分なのだと強く思って
どっしり構えればいい。


ほら、思い出してみて。


古いけど、実態が伴ったあの言葉。


「妻の座」


もしかしたら
オンナが行き着きたいかも知れないその場所に

あなたはただ
遠慮なく座り続ければいいだけのこと。



意図しない関係なんぞに
振り回される必要なんてないのです。





あんなに優しかったのに……。

あの時と同じ夫から、
違う声色、違う顔つき、違う態度。

(本当に同一人物だろうか、誰か違う人が夫の姿かたちで現れて私を苦しめているんじゃないだろうか…)とまで思ってしまう。


尋ねてみる。

「本当に…、あなた?」

「ああ、そうだよッ!」

即座に、吐き捨てるように言う夫。


  ……………。
  愛されてないんだ、私。
  家族のことなんて、これっぽっちも考えては いないんだ、この人は。


そう思って悲しくなり、夫を遠~くに感じてしまう。


でも、もしかしたら それはただ夫が、
妻の突然の質問にうろたえているだけなのかも知れません。

とっさに身構えてバリアをつくる、、、、、

そんな不倫夫の必死の防御態勢の前で、
否応なく、遠ざけられたような気持ちになってしまったのかも知れません。


実は、夫も必死なのかも知れないのです。


夫婦の関係をあらためて考えてみたことなんて、結婚以来一度もない。
妻について、取り立てて心底不満に思っていることがあるわけでもない。
いつの間にか、居て当たり前の 空気のような存在になっていたことすら忘れている。


そんな夫が、
不倫を知った妻の、いつもと違う佇まいに怯える…。

心の内では妻に去られてしまうのを恐れているとしたら、
不倫を知られた夫は、虚勢を張らないと自分自身を保てないのかも知れません。


幸せそうにみえるカップルが実は仮面夫婦で、でもお互いに離婚する気は全くないとか、
ほとんど会話しない夫婦だけど、それが二人にとって心地いい最高のパートナーだとか、
互いの仕事と趣味の折り合いをつけたら、離れて暮らすのが一番自然だったとか、

そんな風に、
世の中には自分とは全く違うライフスタイル・違う考え方・違う感覚を持ち合わせた人たちがいるんだということを思い出せると、

「夫婦は、こうあるべき」

と決め付けて、それにこだわっていた自分に気づけるかも知れません。

物理的事情によって変わる夫婦のスタンス。
時間の経過としての夫婦の気持ちの変化。
つまりは、
ライフステージによって当然変わっていくのが夫婦のかたち。

そんな当たり前のことを認めたくないほど
夫の不倫だけにフォーカスすると、
気が付いたらトシだけ取っていた、なんてことになりかねません。

他人に言い訳するだけの「夫婦のかたち」にこだわるのではなく、
夫の不倫を、
自分のこれからの生き方を探すためのチャンスにしてしまうのも「あり」です。

苦しい最中(さなか)でも、時間をかけてそんな考えにちょっとでも辿り着けたら、
ずいぶん気持ちが楽になるはず。


あの時の優しかった夫。
何でも話してくれた夫。
穏やかだった声、柔らかい笑顔。
信頼でき、だから安心して暮らせていた。

 でも・・・今は違う。
 何もかもが、変わってしまった。

全てを失ったような気持ちに襲われた時には
そんな時こそ、力を振り絞り
ちょっと立ち止まって、思い起こしてみて。


夫は、本当にずっとそんな人だったのか。


いやな部分も見てきたはず。
嫌いになった時もあったはず。

それでも、この人と一生添い遂げようと思っていた。
だから自分の中で、気持ちの折り合いをつけて何とかやってきた。


そう、
夫がいい人だったから結婚生活が続いたのではなく、
お互いが努力してきたから今日まで来れた。


夫は、昔も今もまぎれもなく、同じ夫。


不倫した夫を悪者に仕立て上げてしまいたい気持ちが、
「何もかも違ってしまった」
と、そう思わせているだけなのかも知れません。


生活の保障を楯に、不倫夫が「相手との関係を認めろ」「知らんぷりしろ」というような信じられないことを言い出すことがあります。

勝ち誇ったような夫の顔を見ていると、ただただ情けなくなります。

思考停止状態の夫には通用しないとしても、
不倫を黙認することなど、自分にとってあり得ない選択なのだとキッパリ告げることは必要かも知れません。

見て見ないふりをすることで穏やかに過ごせるならと、つい言いなりになってしまいそうな時に、自分を励まし、折れそうな心に鞭打つのはとても大変なことです。

けれど、そんな頑張りの積み重ねは
あなたの心を強くし、ブレない自分をつくる土台にもなるはずです。

そして、そうやって鍛えられた心は、いつしかどんな困難にも耐えられるほどの強靭さと、同時に、しなやかさや優しさを併せ持つことになるでしょう。



あり得ない選択や納得のいかない提案には、
どんなことがあっても首を縦に振ってはいけません。