以前から 気になっていた人。やんわりとした雰囲気で、キレのあるコメントをするアナウンサー。そんなイメージでした。もともと アナウンサー志望ではなく、テレビ局の総合職を希望していた…と聞いて納得しました。
一時、ネガティブな意味で「あざとい」と言われた時期もあったようですが、個人的には「こざかしい(小賢しい)」と受け止められた…と私は考えています。
以前、女子アナウンサーと言えば、タレント性ばかりを重視して採用されていた時も ありました。その典型が 元アイドル・グループ出身のアナウンサーやミスコン優勝経験のあるアナウンサー。外見ばかりが先行し、その発信力(発する言葉の重さ)が軽い人が多いですね。見ていて 中身の薄さばかりが 目につきます。
そんな女子アナウンサーばかりみていれば、弘中さんを「小賢しい」と感じた人は 多かったでしょうね。ある意味、異質な人ですから。
そんな弘中さんのインタビュー記事を読みました。そこで、弘中さんは、総合職ではなくアナウンサーになったことについて、こう語ります。
「私はこれまで選択を迫られるとき、難しい方というよりは、レアな方を選んできました。アナウンサーも自分が予想していなかった職ではありましたが、できると思ってくれる方がいるのなら、やってみようと。自分にそれが合っているのか、自分がそこで花を咲かせられるのかということは考えず、機会の希少性、ひいては機会自体を客観的に見て判断した方がいいと思うんです」
自分の希望を脇に置いて、周囲の求めに応じて、自分へのニーズを引き出せるところが素晴らしいと思います。自分の気持ちばかりが先行して、自分自身がみていいない人が多い、今の時代には珍しい人。だから、スポットライトがあたったのでしょう。
「今も昔も変わらないですが『弘中を使ってよかった』と思ってもらえる仕事、自分にしかできない仕事をすることを心がけています。私たちのお仕事はまず『あの子を使ってみたい』と思われないと始まらない。会社に所属しているだけではお仕事が回ってこないんです。そんな受注待ちみたいな環境下でもあるので、オファーをいただいたからには『もう一度使いたい』と思われるようにしてきました。一つ一つ、毎日、毎週、それを積み上げてきた結果が、今のポジションにつながっていると自分では思っています」
目の前にあることを、一つひとつ丁寧に 長い間 取り組んでいたことが、成功できた要因…と自覚できるところが、これからの弘中さんの活躍が期待できるところだと思いました。