この記事は、下の記事の続きです。
イギリスのEU離脱が 決まった後、スコットランドばかりでなく、ロンドンまでも 独立の動きを みせ始めました。
やはり、世論を 二分する問題を 国民投票で決着をつける…というやり方に 問題が含まれている、そう考えた方が 良い気がします。
私が 若い頃、日本人は NOと言えないところが ダメで、ヨーロッパ人のように NOと はっきり 言えるように なるべきだ… そんなことが 有識者の間で よく 言われて いました。
しかし。NOと言うのは、ヨーロッパが「違い」を 強調する文化だから…。そんな風に 思うんです。その先には 対立と戦争が ある…。
NOとは 言わない文化と いわれる日本ですが、それは「和」の文化であるからであり、「同じ」である部分を 大切にする文化でもある からです。その先にあるのは「平和」。ですから、日本で 国民投票が 行われるのならば、「和」をつくる きっかけに なるようなもので あるべきです。
参議院議員選挙の結果が出てしまったので、この先のことが 書きづらいのですが、選挙の前に 考えていたことを 書いてみたいと思います。
国民投票といえば、憲法改正。参議院議員選挙の結果、現実味を 帯びてきました。しかし、世論を 二分する問題は 避けるべきです。
はっきり書けば、第9条は 国民の意見が 拮抗している間は 現状維持でいくべき。国民を 分裂させたイギリスの失敗を 忘れては いけません。
しかし、国民を 一つに まとめていくような「改憲」は 「あり」だと 思います。
時代が複雑になって、個人情報や 知的所有権は 大切になっています。解釈ではなく、明確に 憲法に 規定していく改正… 大半の国民が 賛成する改正…。これが 理想だと 思います。
子どもの権利条約の中に「出自を知る権利」が あるのは ご存じでしょうか。
養子として 育った子が、本人が望むのならば、産みの親のことを 知る権利…。育ての親が 本当の親だと思っているが、自分が どこから きたのかを 知っておきたい。そう願う人が、少なからず、いるそうです。
まして、今は 特別養子縁組が 認められていて、自分の出自を 知ることが さらに 難しくなりつつあります。
さらに、今は 体外受精によって 生命を 授かった子が 成人している時代。
精子提供を受けて、生命を 授かった子が、精子提供が 大学病院の学生だったことを知り、自分の出自を 知るために 医師を目指し、自分が生まれた病院に 勤めながら、精子提供者を探している…。
そういう医師の ドキュメンタリーを 見たことが あります。医師になることは 社会的成功…と 考える人が 多いと思いますが、自分の出自のために 職業の選択の幅が 狭くなったとすれば、幸福…とは 言えない気が するのです。
こういった 少数の人々の権利を、多数の人々の投票(意思)によって 認めていく。それが 本来の国民投票の意味のような 気がします。
この複雑化した社会で、生きづらさや 環境に困難を背負ったマイノリティーの権利を、マジェスティーの投票(意思)で 決めていくこと。それが 国民を 一つに まとめていくための 国民投票であると思います。
改憲派=好戦派[タカ派]、護憲派=平和派[ハト派]…といった 古くさい対立軸ではなく、若い世代には 新しい発想で 次の時代を 切り拓いて 欲しいと思います。