相変わらず酷暑が続いているが、陽射しは夏の翳りを感じるようになった・・。夏の終わりは・・祭りの後に似た哀愁を感じるところがある。
しかしながら、季節の移ろいを意識すると同時に「子供の拉致問題」の早急な対策と解決へ向けての行動も焦るところがあるのだが、焦っては誤りをおかす危険もあるので、気持ちに焦りを感じた時は、自分の置かれてる環境を自身の内から見つめ直してみるといいかと思います。
自身がいっぱいいっぱいの精神的状態では、かなりヤバイと自分自身でも分るだろうし、周囲はそれ以上に感じるだろう。
常にいっぱいに引いている弓の弦のごとく切れてしまい矢を射る事さえできなくなる。
物事を為し得るに、「思いと環境」は大切である。
考え方ややり方で自分に有利に運ぶ事も可能である・・環境を制する事は、軍事戦略的に例えて制空権を得るに値するからである。
そんな「思いと環境」についての著書を、『ギレン・長谷川総帥・お薦め著書シリーズ2』として以下に紹介しておこう。
さわりだけでも読めばきっと役立つと思いますので・・・。
「原因」と「結果」の法則
ジェームズ・アレン・著 坂本貢一・訳 サンマーク出版
思いと環境
自分の心をしっかりと管理し、人格の向上に努めている人たちは、
「環境は思いから生まれるものである」ということを熟知しています。
人間の心は庭のようなものです。それは知的に耕されることもあれば、野放しにされることもありますが、そこからは、どちらの場合にも必ず何かが生えてきます。
もしあなたが自分の庭に、美しい草花の種を蒔かなかったなら、そこにはやがて雑草の植が無数に舞い落ち、雑草のみが生い茂ることになります。
すぐれた園芸家は、庭を耕し、雑草を取り除き、美しい草花の植を蒔き、それを育みつづけます。同様に、私たちも、もしすばらしい人生を生きたいのなら、自分の心の庭を掘り起こし、そこから不純な誤った思いを一掃し、そのあとに清らかな正しい思いを植えつけ、それを育みつづけなくてはなりません。
もしあなだがその作業をつづけたならば、やがて必ず「自分は自分の心の園芸主任であり、自分の人生の総責任者である」という事実に気づくことになります。自分の人格、環境、および運命の形成に、自分の思いがどのような影響を与えているのかを、日を追うごとに、より明確に理解していくことになるでしょう。
思いと人格はひとつです。そして、人格は環境を週じて、それ自身を表現しています。よって、私たちの環境は、私たちの内側の状態とつねに調和しています。
ただしそれは「私たちの環境を構成しているさまざまな状況は、どれもがみな、それぞれに、その時点における私たちの全人格のあらわれである」という意味ではありません。そうではなく、「私たちの環境を構成しているさまざまな状況は、どれもがみな、それぞれに、私たちの人格を構成する特定の重要な要素のあらわれである」という意味です。そして、それらの状況のすべてが、私たちのその時点以降の進歩にとって、決定的に重要なものなのです。
私たち人間は、私たちを存在させている法則でもある「原因と結果の法則」にしたがい、つねにいるべき場所にいます。私たちが自分の人格のなかに組み込んできた思いの数々が、私たちをここに運んできたのです。よって、人生には、偶然という要素はまったく存在しません。私たちの人生を構成しているあらゆる要素が、けっして誤ることを知らない法則が正確に機能した結果なのです。環境に不満を感じていようと、満足していようと、同じことです。
私たちは、進歩し、進化する生き物であり、どんなときにも自分が学び、成長を遂げるために最適な場所にいます。そして、もし私たちが、ある環境で必要な学習を積んだならば、その環境は間もなく、次の新しい環境に取って代わられることになります。
私たちは、自分を環境の産物だと信じているかぎり、環境によって打ちのめされる運命にあります。しかし、「自分は創造のパワーそのものであり、環境を育むための土壌と種(心と思い)を自由に管理できる」ということを認識したときから、自分自身の賢い主人として生きられるようになります。
自分の心をしっかりと管理し、人格の向上に努めている人たちは、「環境は思いから生まれ出るものである」ということを熟知しています。なぜならば、すでにかれらは、環境の変化と心の状態の変化が、つねに連動していることに気づいているからです。人間は、自分自身の人格的な欠陥を意欲的に正し、素早い、目に見えた進歩をとげたとき、それに見合った速やかな環境の変化を体験することになります。
心は、それ自身が密かに抱いているものを引き寄せます。それは、それ自身がほんとうに愛しているもの、あるいは恐れているものを引き寄せるのです。心は、清らかな熱望の高みにいたりもすれば、けがれた欲望の底にまで落ちもします。そして環境は、心がそれ自身と同種のものを受け取るための媒体です。
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