今日の一冊、森絵都「風に舞いあがるビニールシート」(文春文庫)。
話題作、登場です。
森絵都さんの名前は昔から聞いてたんですが(学生時代の文通相手が教えてくれた)、読むのは初めて。
何か子どもっぽい作風かな、なんて思ってたら、騙された。
かなり硬派な作品集です。
さて、この「風に舞いあがるビニールシート」、六本の短編から成り立ってます。
いずれも主人公の葛藤がテーマ。
仕事と恋愛、あるいは学生時代の約束であったり、自分の学問悩みであったり…
描かれる葛藤や苦悩はそれぞれだけれども、いずれも救いや希望が見える終わり方になってます。
お見事!
四作目の「鐘の音」なんてもう男の世界で、こういうの大好きです。
宮本輝の短編でありそうだ。
いいものを読ませていただきました。
感謝、感謝。