砂上/桜木紫乃 | ☆ゆりっち☆のBlog

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私の日々の出来事・好きなコトなどを書いてるブログです。

吐き出したいけど、どこに吐き出せは良いか…
で、ここに書く事にしました(笑)

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以前、セブンルールという番組で観た
新井見枝香さんという書店員さんがお勧めしてた
「砂上」を図書館で借りていた。
新井さんの言っていた
「人はなんで小説を書くのか、
なぜ私たちは小説を読むのか。
答えがこの小説に。
今まで読んできた小説の
すべての価値が変わるくらい。」
この言葉を聞いて、読んでみたくなった。

この本…まだ読んでないうちに、母が他界した。
他界して3週間が経とうとしてる。
自分の時間が削られて、自分の時間を
読書に当てる事で精神的にも保たれてる気がする。

本の内容が、自分と重なる部分があってハッとした。
主人公の年齢は同じ。母が他界してる。

自分が本を選んでるわけだが、
その選んだ本は、今の自分を映し出してたり
自分が今必要としている事だったり、
そう感じる事がよくある。
きっとその時は自分では気づかないけど、
どこかで意識が働いて選んでるのかもだけど…。

本の内容は、とても良かった。
主人公が10代半ばで妊娠して出産するが、
それを母親が自分の子として育てるからって。
だからあなたの妹になると。
凄い発想だなと思ったし、この母も凄い!
人間、全てをさらけ出したり
丸裸になるというのは、凄く難しい。
何枚も着ている服を1枚1枚脱ぎすてるには、
プライドや我慢や試練があったりもする。
小説を書き上げるにあたり、
今まで自分の知らなかった事や真実と向き合い
小説を完結させる。
小説をフィクションにするには、
才能もそうだけど、経験や考え方にも、
他の人にはない何かがないと書けないのかも。
妄想族が妄想を書いたところで、
読み手に想いが伝わるとは限らないし…
書くことの難しさを知った気がしました。

テレビがきっかけで、素敵な本に出会えた!

今、読んでる本は、今の父に読ませたい(笑)
「あなたの人生、片づけます!」
身の回りの整理、自分もしなきゃな^^;