『舟を編む』がきっかけで、初めて広辞苑を買った話 | ふらふらスピリチュアルと釣りの人 宇宙語とカードで今を遊ぶヒーラー

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先日、三浦しをんの小説『舟を編む』を読み、さらに映画版まで観た。

 

 

 

 

実はこの作品、かなり有名らしいのだけど、私は恥ずかしながら全然知らなかった。きっかけは、岡崎体育のライブ。彼がMCで「デビュー初期の9年前に『舟を編む』のアニメ版の主題歌を担当した」と話していて、「そんな作品があるのか」と興味を持ったのが始まり。

 

まずはKindleで小説を購入。その日のうちに一気読みしてしまった。

辞書を一から作る物語で、作中の時間は13年にも及ぶ。言葉の意味を定義し、一つの辞書を完成させるために情熱を注ぐ登場人物たち。その真剣な姿に胸を打たれた。

 

 

Amazon prime 舟を編む

 

 

 

 

 

 

 

 

 

翌日、熱が冷めやらぬまま映画版(松田龍平主演)をAmazon Primeで視聴。小説とはまた違った味わいがあり、ますます作品の世界に引き込まれた。

 

 

そして、私は辞書が欲しくなった。

『舟を編む』のモデルになった広辞苑が無性に欲しくなった。

 

 

 

 

 

…とここで、ふと気づく。「そういえば、私は今まで辞書を自分のお金で買ったことがない!」

 

ネット検索が当たり前になった今、辞書を買う機会はほとんどない。子どもの頃は親が持っていたし、学生時代は教材の一部として義務で手に入れたことがあったかもしれないが

 

 

 

「自分が欲しい」と思って能動的に辞書を買うのは今回が初めてだった。

 

購入を決めるにあたり、ネットの口コミをチェックしてみると、意外なことに気づいた。

「辞書を読むのが好きです」

「読み物として味わい深い辞書です」

 

 

 

えっ!!なに!?辞書って読むものなの!?

味わい深いとか意味わからない。

変態なの!?(褒めてます)

 

「調べる」「引く」のではなく、「読む」。そんな楽しみ方があることに驚いた。

「やべぇ、辞書を読む人と私の間では、知性と教養の差はマリアナ海溝レベルでは…?」

と焦りつつもなんだかワクワクもしてくる。




 

「辞書を手に入れて辞書をたのしむ人生と辞書はなくネットで調べるだけの人生ならどっちが良いか?」

 

 

これは絶対的に私は前者になりたい。

趣味は釣りと、辞書を少々たしなんでます。と言ってみたい。

なんかかっこいいじゃないの。

 

そして即、広辞苑第七版9900円を購入した。

 

 

 

今は昔と比べて辞書もけっこう高くなったんだな。というのを思ったが、普通の本でも紙の値段が上がったり円安で高くなってきたもんね。

作られた労力を考え、ずっと使えるから一万円で買えるのはむしろ安いかもしれない。




 

せっかく手に入れた辞書。ただの参考書としてではなく、「読む」楽しみ方も長い時間をかけて味わってみよう。


そして、余談だけど、うちに全く同じ広辞苑ありました。父が昨年買ったんだって。