62.畠中恵『こいわすれ』


悪友3人組のあいかわらずの活躍、楽しい~。
でも、麻之助。
もうね、しっかりとした人間に戻ってもいい頃だよ。
堀に落っこちた時の様子を見て、特にそう思ったし、
すごく嬉しかった。
パパになるんだしね。

置いてけ堀のエピソード。
切なくなる。
どうにもやりきれないというか。


ラストのあれは、そうなると知っていたのだけど、
実際に読んでみると、なかなか。。。


あの後、どうなるのかな。
みんな、幸せになってほしい。



63.大山淳子『猫弁』


猫弁センセイ(笑)
実にいい味出してるわ。

いろんなことが、つながってはいるようだけど、
どうなっていくのかなと思ったら、そうくるとは。
思いがけないところで糸がつながってたりしてね。
こういうの、大好き。

謎の靴みがきのおばあちゃんがかっこいい。
でも、片方だけ靴を磨いておしまいってのは(笑)




64.貫井徳郎『灰色の虹』


設定からして、ハッピーエンドになるわけは
ないと分かっていても、やっぱり、、、
冤罪を生み出した司法の側と、雅史サイドを
交互に読ませる構成がうまい。
冤罪を生む側って、こういう心理状態なのか。
それが正義であることを疑いもしないのが恐ろしい。

見込み捜査で、思い込んだらそいつを犯人に仕立てるまで
恫喝・暴力の違法捜査もものともしない刑事。
自分の頭の良さに思いあがって自白を強いられることのある
現実を知ろうともしない検事。
依頼人のためにベストを尽くす気なんてかけらもない
無能な弁護士。
職務に忠実であろうとするあまり、機械みたいになっている裁判官。
この裁判官が妻の○○に対して行った行為は笑ってしまう。
あんたねぇ。

証人である雨宮の気持ちは、分かってしまう。
平平凡凡な毎日の中、スポットライトを浴びる機会が
突然やってきたのだもの。
もちろん、その結果の重大さに思い至らないのは駄目駄目。
浅はかだと言われても仕方がないかもしれない。
ああいう人間は、嫌い。
(同類嫌悪もあるのかな。)

でも、終盤、刑事が彼を責め立てたのは、呆れてしまった。
そんな証言を導き出したのは誰だよって話。
しかも、あんなに脅かしてさ。


ドラマのオリジナルエピソードの手紙の件は、
刑事の残酷な狡猾さが見えてナイス。



8.テルマエ・ロマエ


爆笑、爆笑。

阿部寛、本当にローマ人に見えちゃうし。
濃いお顔の方がそろい踏みだし。

古代ローマのテルマエから、現代日本のお風呂へタイムスリップ。
この設定だけでもぶっ飛んでる。
現代日本のあれこれを見た時の、彼の反応が、また良い!
でもって、それが、ローマのテルマエに反映されちゃうのが
なんとも愉快というか、痛快というか。

タイムスリップ時の仰々しい音楽もナイス。

たいらな顔族代表?の上戸彩ちゃんとの掛け合いも楽しい。

ナンセンスコメディではあるけど、極上のナンセンス。