47.法月綸太郎『キングを探せ』
4人の人間が交換殺人を企み、
役割と順番をトランプのカードで決める。
うまくいくかに見えた計画。
思いがけない展開。
法月軽視と息子の綸太郎の掛け合いが
軽妙で楽しい。
これは、まさにエラリー・クイーンの世界。
私の大好きな古典ミステリの世界。
犯人たちが、ニックネームで登場するから、
どこかに仕掛けがあるはずとわくわくしながら
読み進めることができた。
ま、実際の名前も、遅からず明らかになっては
いくのだけれど。
犯人たちのリーダー像や、最後の仕掛け。
そこに迫っていく綸太郎たち。
本格でありつつライト感覚で読みやすい。
大好きなシリーズ。
48.大崎梢『天才探偵sen3/呪いだらけの礼拝堂』
今度の舞台は、ご近所の中学校。
10年に1度、学校祭で秘蔵の名画が展示されるとき、
悲劇が起こるという。
そこに巻き込まれてしまったセンたち。
信太郎は呪いを恐れて黒魔術を行おうとする集団に
目をつけられるし、もう大変。
でも、もちろん、そんなことに負ける千くんじゃない。
元気いっぱいの香奈もいるしね(笑)
子供向けということもあって、事件と言っても
そう残酷なことは起こらないし、謎もあんまり不可解な
物でなく、さくっと読めるのがいい。