私はジミンさんのダンスに惹かれて、ジミンインしたクチだから、兵役明けのカムバックにはやっぱりダンスパフォーマンスを期待していたし、ワールドツアーの日程発表までは、バチバチのダンスステージを引っ提げて帰ってくるんだろうなあと漠然と思っていた。
ワールドツアーの長さや公演回数を見て、彼らの身体のことを真っ先に心配したけど、大陸間の移動には結構日数を取ってるみたいだし、何より彼らは10年超の経験を持つプロ集団、身体のケアについてど素人が心配するのはやっぱり烏滸がましいのではとも思っていた。
初日のステージをオンラインで観た時、雨がとにかくひどくてステージも水たまり状態で、画面を通してもダンスなど危険じゃないかと思うほどだったので、振り付けのしっかりしたダンスパフォーマンスが少ないのはそのせいなのかもしれないと考えていた。
けど、その夜のジミンさんのWライブでの話で、ダンスを抜きにしたのは意図的で新しい演出、挑戦をしたいのだと知り、それはそれで複雑な思いで受け止めた。
私は直接は目にしていないけど、ダンスが少ないことに対する不満や批判の声もあるみたいだ。批判ではないけど、これからの大規模長期ワールドツアーと彼らの年齢を考えれば身体的負担を減らす選択として負担の大きいバチバチのダンスを減らすのは当然のことだとする声もある。
振り付けのあるダンスを減らした理由については、彼らから何の発言もない以上、長期ツアーの負担減のためかどうかはわからない。
そもそもダンスが少ないと言っても、FYA&FIREではみんな踊り狂ってるし、3日目のファンカムを見るとジミンさんだけでなくジョングクさんもテヒョンさんもダンス後座り込んでいたし、振り付けがないだけでかなりハードに踊ってると思うんだけど。
ジミンさんが初日の夜のWライブで話していたのは、今回のステージは、新しい挑戦、みんなで話し合ったかっこいい演出を加えた新しい挑戦だということで、長期ツアーを見据えた身体の負担減のためとは一言も言ってない。確かにこれまでのステージ下での彼らの、文字通り命を削ってるのでは?と見てる方も苦しくなるような必死の姿を見てくれば、そう推測するのも自然だろうとも思うけど、兵役後短い期間で踊る身体に仕上げてきた彼らの姿を見ると、彼らに先回りしてそう考える事自体、ためらいを感じてしまう。
アルバムもコンサートも、挑戦、前進、変化の試みで、それはこれからも継続的に続けていくと、ジミンさんはあくまで前向きな話を繰り返しただけだ。
パン・シヒョクさんのビルボードのインタビューを読むと、ジミンさんのこれまでのインタビューやWライブなどでの発言がより意味深く思い返されるし、色々考えてしまう。
それでも、飲み込まなければならない思いがあったとしても、7人が話し合ってとにかく選択して、心血を注いで(多分)作り上げたステージ、これからもどんどん良くしていくと言っているステージだ。
Not TodayからIDOLまでの3日目の会場の盛り上がりを見ると、バチバチに踊ってきた彼らだからこそ持っている過去曲と、新しいバチバチの曲(振り付けはなくてもハードにそれぞれが踊り狂ってる)の組み合わせができるのはBTSならではだと思うし、新旧の組み合わせで観客をステージと一体化させる盛り上げは、これまでの彼らの積み重ねがあってこそできることで、そう考えるとこのステージは今のBTSにしかできないステージなんだろうと思う。
アンコールは言うまでもなく、今の彼らにしか出せない空気感と暖かさに満ちている。
結局、彼らがいうとおり、観客、アミヨロブンが楽しく、その2時間半は現実世界の重荷を全て忘れて過ごすことができれば、それだけで十分で、それは良いステージなんだろうなあと思う。