イゲマジャ1札幌編では雪を見て、入隊したらすぐに雪かきだ、と口にしたジミンさん。

イゲマジャ2では伸びた草を見て、そろそろ刈り時だ、と言い、水路を見れば”排水路掘りを思い出す 僕は排水路職人だった”と言う。


冬は雪かき、夏は草刈り。排水路掘り。

部隊に配属された新兵がいかにもやらされそうな仕事のように思える。実際のところは知らないけれど。


イゲマジャ2は転役後4日という、ちょっと信じ難いスケジュールで撮影開始となった番組だからか、特別なエピソードという形ではなくとも会話や態度の端々に軍隊生活を思わせる欠片が見え隠れしていたような気がする。

例えば、スタッフに起こされて、除隊目前の兵長はラッパがなってもすぐには起きませんとか言いながら渋々起床するジミンさんや、デジタルデトックスでスマホを取り上げられる罰ゲーム(?)に、軍隊か!と半ば本気で抵抗する2人(ジョングクさんよりジミンさんの方がスマホについては抵抗が激しかったように見えた)の様子などだ。


スイス行きの飛行機の中で除隊と共に不眠症が治ったというのをみて、ジミン・ジョングクのWライブで、夜寝られなくて壁にかかった時計の灯だけ見ていたとジミンさんが言っていたのを思い出した。


そういう言葉の端々を拾って、彼らの兵役中の暮らしを、たとえ断片的にでも想像しようと試みるんだけど、頭の中で言葉の上で想像したとしても感じることはできない。


イゲマジャ2の第1話、除隊したからかテンションが高いねと言うホソクさんに「不安から解き放たれた気分だ」とジミンさんがこたえた。

そもそも翻訳字幕だから、ジミンさんが”不安”という単語を使ったのかどうかわからないし、使ったとしても”不安”の正体は何なのか、想像はしても正解はわからない。


12月に入って中国軍機による自衛隊機へのレーダー照射事件が起きてしばらく話題になっていた。この時、事件とは直接関係ないんだけどふと思ったのが、日本は島国だから最前線にいるのは航空自衛隊や海上自衛隊なんだなあということだ。(軍事的なことよくわかってないので間違ってるかもしれません)

何年か前、なんの事件の時か覚えてないけど、自衛隊機の年間のスクランブル発進の数を見てこんなに多いんだとびっくりしたことがある。

知らないところで、自衛隊が日本の領域を守っているんだとその時初めて感じた。最前線の緊張感は一体どれほどのものなんだろう。


韓国は北朝鮮と当然ながら地続きで、最前線に陸軍がいてジミンさんとジョングクさんが所属したのはその最前線を守る第5歩兵師団砲兵大隊だった。

ジミンさんたちが”最前線”ということをどれほど意識しながら日々任務にあたり生活していたのかわからないけど、現実に置かれた状況は最前線配備の部隊での服務の日々だ。

自国の自衛隊のスクランブルでさえ呑気な他人事のような生活をしている自分には、その日々を想像するのはやっぱり難しい。


なんてことを書いていたら、0時を回って24日になった瞬間にウィバースの通知音。

ジョングクさんからのクリスマスプレゼント、” The Christmas Song(cover)”。

1946年にナット・キング・コール・トリオが初レコーディングした曲。

大人2人の暮らしで、イブなんて頭になかった。素敵なプレゼント、ありがとうジョングクさん。