「BUMP OF CHICKEN ~ ハイブリッド・レインボウ」について | ひとりの音のアルバム

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本日ご紹介する歌は、BUMP OF CHICKENの「ハイブリッド・レインボウ」という曲です。この歌は「ファニー・バニー」でも有名なロックグループ、ザ・ピロウズのカバー曲です。ザ・ピロウズの名曲「ハイブリッド・レインボウ」ですが、この曲こそバンプの藤原くんの若々しい伸びのある歌声にまさにピッタリのイメージではないでしょうか。ザ・ピロウズのトリビュートアルバム「シンクロナイズド ロッカーズ -Tribute To the Pillows 」に収録されています。2004年9月16日、ザ・ピロウズ(The Pillows)の結成日にあたるこの日に、彼らのデビュー15周年を記念日し、スペシャル・トリビュートアルバムとしてリリースされました。これまでも着実に成果と人気を獲得し続けているザ・ピロウズ、昨年はデビュー20周年を迎え、初の武道館コンサートを成功させるなど、ザ・ピロウズにとってはさらなる飛躍の年でもありました。当時、デビュー15周年を迎えて、TVメディアからは一線を画しながらも、常に第一線で活躍し続け、今なお根強いファンに支持されているザ・ピロウズ。ザ・ピロウズのその姿勢に共感と憧れを抱くアーティストの方々も多く、このトリビュートアルバムには、彼らのストレートなロック魂に感化された有名アーティストの皆さんが多数参加しています。ミスチル、グレイ、佐藤竹善さんといった大御所から、本日ご紹介するトリビュートへの参加は初めてというバンプ・オブ・チキンの皆さん、奥田民生さんのトリビュートにも参加している「Going Under Ground」の皆さんなどなど、次世代を担う素晴らしい若手アーティストが揃って参加しています。それぞれのバンドファンの方はもちろんのこと、ザ・ピロウズのメロディーの素晴らしさを、きっと再認識することが出来ると思います。奥田民生さん、イエモン(イエローモンキー)さん、スピッツの皆さん、くるりの皆さんなど、現在多くのトリビュートアルバムがリリースされています。本家本元の楽曲ももちろんすばらしいわけですが、こうしたトリビュートアルバムでは、名曲があたかも新曲として再び生まれ変わったかのように、新たな味わいを楽しむことができると思います。今後も原曲やこうしたトリビュート曲を、少しずつですがご紹介していきたいと思います。ミスチルの歌う、ストレンジカメレオンも素晴らしいと思いました。
そういえば、昨年は駅中のCDショップで、「ザ・ピロウズ」のこれこれありますか?と聞くと、「ハッ!?」という答えしか返ってこなかったのですが、今ではちゃんと同じエキナカのCDショップにも「ザ・ピロウズ」とかかれたCDエンドがはさまっています。それを見た時、何んだかとても嬉しくなりました。
ところで「ハイブリッド・レインボウ」の意味ですが、「異なる人間が集まってできた(=ハイブリッド)、バンドとしての音楽(=レインボウ)」の素晴らしさに気づいた、山中さんの叫びだそうです。音楽雑誌「音楽と人(157号)」のインタビューに答えて、山中さんは次のように語っています。
「ピロウズって変なバンドだよなぁ。みんなの思っている7色でもない。だけど3人が合わさったことからできる異種混合の虹なんだ。それを君は感じられるかい?俺は感じてるよ」


それでは本日はこれで。
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