ひとりの音のアルバム

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4月25日公開初日に、山崎貴監督の最新作「寄生獣」完結編を鑑賞してきました。前編にもましてグロシーンはかなり峻烈に描かれていますので、思わず目を覆いたくなる場面もあるのですが、それ以上に深津絵里さんの演じる田宮良子(原作では田村玲子)の有名な公園シーンが、もうとにかく期待以上の素晴らしさで、恥ずかしながら涙が止まりませんでした。というより思わず嗚咽しそうになったほどです。原作ファンの方の中にも、おそらくこのシーンが一番好きだと言う方はきっと多いに違いありません。今際のきわに語る田宮良子の独白シーンには、おそらく誰しも涙を禁じ得ないことでしょう。映画ではパラサイト殲滅作戦である市役所戦と、有名なこの公園シーンが同時進行的に場面が交互に切り替わりながら、パラサイトと人間の関係性を淀むことなく浮き彫りにしていきます。人間との共生を模索しているパラサイトの田宮良子が、実験と称して自ら人間の子を産み育てていく中で、次第に人間性を獲得していきます。そして公園のシーンで田宮良子の独白を通して「人間とは何かパラサイトとは何か」が語られます。「何故この世に生まれて来たのか?ずっと考えて来た。人間にとっての我々、我々にとっての人間・・・始まりを求め、終わりをもとめ、ただずっと一人で歩いてきた。全ての終わりが告げられても、ああそうかと思うだけだ・・・」田宮良子が最期で我が子を銃弾から守り、新一に託すシーンは映像的にも極めて美しく一層涙を誘います。三丁目の夕日や永遠の0で涙した方は多いと思いますが、おそらく寄生獣完結編で流す涙は、自己よりも大切な他者を思う人間としての涙を一層強く感じることが出来るのに違いありません。山崎映画をずっと音楽の面で支えている佐藤直紀さんの劇中音楽も極めて美しく印象的です。またラストから続くバンプの主題歌「コロニー」が流れると、悲しくもどこか清々しい気分にさせてくれます。是非ともおすすめの1本です。
余談ですが、劇中で浅野忠信さん演じる後藤がピアノで「亡き王女のためのパヴァーヌ」を弾くシーンがあるのですが、ピアノは浅野忠信さんが実際に演奏しており、こちらも注目したいシーンです。また北村一輝さん演じる広川市長の最期の演説もとても素晴らしい迫力のあるものでした。またテレビのインタビューで頭が痛くなるほど泣いたという橋本愛さんの熱演も見どころの一つです。

とても素晴らしい映画です。ぜひとも劇場でご覧ください。


■亡き王女のためのパヴァーヌ
■「寄生獣 完結編」予告

久々のブログはやはり話題のこの映画!4月25日(土)全国ロードショーの「寄生獣完結編」です。
とにかく原作を読んでない方にも(むしろ読んでいない方のほうが)より楽しめる映画です。もっとも山崎監督の映画だから安心しきって前編を見られた方は、きっと不意をつかれたのではないかと思います。僕もその一人ですが(笑)。原作マンガの寄生獣は確かにグロ描写もかなりのものなので、それをどちらかというと興行成績を人一倍気にする山崎監督でありながら、そのあたりの描写も決して抑えることなく極力原作に近づけたことは称賛に価します。このことで物語がぐっと引き締まっているように思いました。ただしPG12指定ですが、そのあたりはR15指定の方が妥当であったかと率直に思います。前編は田宮とそのネットワークに所属する転校生島田とのバトル、母親を奪ったAとのバトル、さらに人間の子を宿したまま姿を隠す田宮良子と、密かに進められるパラサイト殲滅作戦会議の場面で、いよいよ完結編へとつながっていきます。
自分なりに完結編の見どころは、人間の子を出産し人間とは母性とは何かを体現して行く田村玲子(田宮良子)の公園でのシーン、パラサイト殲滅作戦における人間たちの心理描写、さらにはパラサイト最強の後藤とのバトルなどが最大の見どころになると思います。その他にも前編での登場は僅かでしたが、市長広川の演説や、探偵倉森、人間最悪の人物浦上、異色のパラサイト三木などなど、目の離せないキャラクターが続々登場してきます。いよいよ完結編では愛とは何か、人間とは何か、寄生獣という物語の核心に迫っていきます。完結編は山崎映画の真骨頂でもある涙の感動シーンが間違いないなく観れることでしょう。
ところで完結編の公開に先立ち、4月18日(土)からは前編おさらい上映が、完結編公開と同じ劇場で再公開されます。前編を見逃した方は是非ご覧ください。さらにさらに完結編公開前夜となる4月24日(金)には、日テレ系金曜ロードショーにて、山崎監督によるスペシャルエディションで地上波放映が予定されています。こちらもお見逃しななく!
山崎映画での楽しみはやはりその音楽にあるのではないかと思います。今回も佐藤直紀さんの美しい劇中音楽がまた泣かせてくれます。完結編の主題歌「コロニー」は、前編に続きバンプ・オブ・チキンが担当します。こちらも大変楽しみですね。

それではまた。


■前編おさらいpv


■「寄生獣前編」復習上映劇場一覧(4月18日~)

■「寄生獣完結編」公式HP
■「寄生獣」実写化の舞台裏 監督語る

素晴らしい!の一言。とにかく面白かったです。
原作はグロホラーの側面もあって、パラサイトが人間を捕食するシーンが余りにグロいことでも知られていますが、山崎監督はPG12の範囲内で極力原作に忠実に描いていました。脚本はALWAYS三丁目の夕日と同じ古沢良太さんとの共同脚本で、原作のエッセンスを損なうことなく上手く改変されていて、最期まで目が離せないストーリー展開に、満席の劇場全員が惹きこまれていきます。
主演を務める染谷将太さん始め、阿部サダヲさん(ミギーの声/PC役)、深津絵里さん、橋本愛さん、東出昌大さんの演技もとても良かったです。他に主要キャストとしてのクレジットはないのですが、若手の山谷花純(やまや かすみ)さんは、ある意味体当たり?の演技で、間違いなく注目を集めることでしょう。これはもう目を背けずに、観ていただくしかないと思います。ミギーの言葉には皮肉が効いていて興味深いし、新一との会話のいたるところでクスっときてしまいます。
確かにグロシーンは遠慮なく展開されていきますが、観終わった時に間違いなく胸にこみ上げて来るものがある筈です。女性は子を産み母となり、我が子を守り育て、そして我が子のために死んでいきます。この作品の一つのテーマでもある母性愛が、さりげなく描かれています。おそらくこのテーマは、完結編で母となるパラサイト田宮良子でも、より深く描かれて行くのだと思います。新一とミギーとの絆、新一と里美との愛等々、完結編への伏線がところどころに散りばめられており、観終わった時誰しも続きが観たいと思うはずです。


完結編は2015年4月25日、全国ロードショーです。


■BUMP OF CHICKEN 主題歌「パレード」Short ver.

今年度、「永遠の0」、「Standbymeドラえもん」に続いて山崎貴監督3作目となる映画「寄生獣」(前編)がいよいよ11・29に全国ロードショーとなる。原作は、『モーニングオープン増刊』(講談社)にてF号(1988年)からH号(1989年)まで連載された後、『月刊アフタヌーン』(同)に1990年1月号から1995年2月号にかけて連載された岩明均の伝説のマンガ「寄生獣」である。

(あらすじ)
ある日、空から多数の正体不明の生物が飛来してきた。その生物は鼻腔や耳介から人間の頭に侵入し、脳に寄生して全身を支配し、他の人間を捕食するという性質を持っていた。寄生後も見た目は人間そっくりに擬態する彼ら「パラサイト」は、その高い学習能力から急速に知識や言葉を獲得し、人間社会に紛れ込んでいった。
平凡な高校生である泉新一は、一匹のパラサイトの襲撃を受ける。間一髪で脳の乗っ取りは免れたものの、パラサイトは新一の右腕に寄生、同化してしまう。寄生した右手にちなんで「ミギー」と自ら名乗るパラサイトと泉新一の奇妙な友情と戦いの共生生活が始まる。様々な人間・パラサイトとの出会いと別れ、そしてパラサイトとの激しい戦いを繰り返し、新一とミギーは紆余曲折あってやがて「生」と「絆」を実感する。

予告を見てもわかる通り、その内容は人間に寄生したパラサイトが人間を捕食するという大変ショッキングなものである。原作の捕食シーンに限ってはなお一層過激なものだが、全10巻を読んでみた感想は、そうしたグロテスクなシーンは表層的なもので、最終的には人間の「生」と存在意義、他者との「絆」を実感できる。
映画は2部作で全編は第8巻48話「人の子の親」までである。完結編は2015年4月25日に公開される。
Always三丁目の夕日や永遠の0で、どちらかというと「泣かせ」の演出で有名な山崎貴監督が一体何故「寄生獣」を映画するのか、最初は甚だ疑問だったが、読んでみて初めてなるほどそうだったのかと目から鱗のグッドグッドストーリーである。


前編 2014・11・29全国ロードショー
後編 2015・04・25全国ロードショー
映画「寄生獣」公式サイト


本日ご紹介する曲は、秦基博さんの「ひまわりの約束」という曲です。この夏8・8公開の映画『STAND BY ME ドラえもん』の主題歌として書き下ろされました。一度、聴いただけで何回でも聴きたくなる美しい曲です。
アナ雪もレイトで3回も観てしまったおやじの僕としては、アナ雪の次は密かにこの映画だと心に決めて、映画館に足繁く通う覚悟でおります(笑)。


それでは


8・8
新宿バルト9のレイトで鑑賞してきました。
初日でしかも大人向けとしても楽しめるというキャッチフレーズもあって、
3Dの回もレイトながら最前列を僅かに残すだけという盛況ぶり。
圧倒的に若いカップルや女性が多い中、仕事帰りのサラリーマンもちらほら。
感想はとにかく素晴らしいの一言です。
アナ雪も確かに良かった。
でも、このドラえもんはもっと素晴らしかった。
こんなに笑えて泣けて嬉しい気分にさせられる映画は、
そう多くはないと思います。

結婚前夜のシーン
川べりでのシーン
ジャイアンとの決闘シーン
そして最期は、、、

この夏ぜひともお勧めの1本です。
この夏と言わず間違いなくロングランになると思います。
きっと誰をも幸せな気分にさせてくれる筈です。






■映画『STAND BY ME ドラえもん』予告



■映画「STAND BY ME ドラえもん」公式サイト


やっとレイトショーで観てきましたので、以下例によって某レビューに投稿してみました。

願わくば愛する祖国日本を
世界中の人々から愛される国へ、
そして偉大ならしめられんことを、
日本の皆様にお願いするばかりです。

健太郎が歩道橋の上で祖父の戦友たちから聞いた言葉に思いを巡らし、
やがて零戦で特攻に向かう祖父宮部久蔵の姿に想いを馳せた時、
突如として白昼夢のように健太郎の目の前に現れる一機の零戦。
風防の開け放たれた操縦席から我々に向かって凛々しく敬礼するのは宮部久蔵その人。
その瞬間、僕は冒頭の或る特攻隊員の言葉を思い出していました。
映画はそのまま有名な宮部久蔵のエンディングシーンへと向かっていきます。

とにかく素晴らしい映画でした。

井崎の病床での回想
原作にはなかった束の間の家族との再会シーン
武田の回想
景浦の回想
大石の回想
どの話にも心が打たれます。

宮部が結局何故特攻を選ばねばならなかったのか?
その問いの答えは観た方すべての心の中にあるのに違いありません。
またその答えが同じである必要もないのかも知れません。
ただ忘れてはならないのは、若くして散った彼らの存在なくして
今の日本の繁栄はなかったということです。
先の大戦で犠牲になられた多くの尊い命を、決して無駄にしてはならない、
あらためてその想いを強くしました。

おそらく戦争を生き残った我々の祖父や父の世代、
彼らの死を表面では何事もなかったかのように何一つ語ることもなく、
だが決して忘れることもなく胸の奥底に固く秘め、
戦後日本の復興に努めてきたのでしょう。

この映画を観て、そんな取り止めもない想いが一斉に去来してきました。
そして今の自分の生き方は果たして何かのお役に立てただろうか、、、

日本人に生まれて本当に良かった。
日本人が日本人としての誇りを失わず気真面目に生きること。
僕もこれから出来る限りそう生きていこう。
観終わった後、そんな風にも思いました。

とにかく多くの皆さんに観ていただきたい映画です。


※VFXも素晴らしかったです。
 或いは戦争映画では邦画No1かも知れません。
 それと原作者の百田さんもエキストラで出ておられました。
 三丁目でも有名なエピソードのあの食べ物を食べていましたね(笑)

それでは皆様良いお年を!


気づけば日付が変わって
今日から師走!
文字通りだと何だか今年一年
ずっと中師走だった気もするけど(笑)

そういえば初雪が降ったんだそうですね。
これから本格的な冬を迎えますから、
風邪ほんとうにお大事にね!
僕は実家から戻って少し咳きが出たんだけど、
幸い翌日には治って風邪を引かなくてすみました。
やっぱりバカだけはありますね。
こちらは本当に過ごしやすいと思います。
でもやっぱり冬は寒くて嫌だなぁー(笑)

ところで映画「カラフル」面白かったです。
共感できるところが多々あったし、
自分にとっての本当の正しさってなんだろうね、とか。
ふと考えさせられました。
年齢も取り囲む社会状況も若い頃とはぜんぜん違うんだけど、
もう一度、自分が生まれ変わることができるだろうか、、、
この映画観る前と観た後だと、
その答えが違うような気もします。
何だかとてもスッキリしましたね。
主人公が無意識に自然を目の前にスケッチしだしたのをみて、
何だかまた風景画を描きたくなりました(笑)
どこか自分の原点をみたような気がして。
僕はけっこう風景画って好きだったよなって。
それが途中から絶世の美女が描きたいなんて
無理してたけどね(笑)

この映画観てて何だか
岩井俊二監督の「打ち上げ花火」を思い出しました。
どうしてかわからないけど。
たぶん主題歌が良かったからかな?
それに山崎貴監督の「ジュブナイル」とか、、、
思い出しました。
どちらもとてもいい映画です。
或いはカラフルの主人公は絵だけはうまかったから、
それできっと自分の中学時代を思い出したのかもね。

「もしもあの時」

という問いかけが誰もが心の底にあるように、
海のそこから揺らめく光に向かって浮かび上がってきたのかな?
そういえば中学時代の美術の時間で、
たまたま隣り合った男子と女子が
お互いの似顔絵を描くことになって、
彼女はマンガチックにとても可愛く描いてくれたんだけど、
リアリズムの名手としての僕は、
本当にマジに怖く描いてしまったので、
彼女は泣きそうなくらいの顔を通りこして、
僕に怒りくるってしまいました(恐)
本当に傷つけてしまったのかも知れないと思って、
今でも心が痛みます。
少しは嘘を描くことが必要だなってこの時学びました(笑)

この曲は打ち上げ花火の主題歌です。
虹の色って言葉がカラフルとあったのかな?


それじゃまたね!

もう50もとっくに過ぎたこの年で、アイドルにのめり込む気などさらさらないが、何故か大ヒット曲「恋するフォーチュンクッキー」を歌うチームBの可憐な姿には、何か郷愁というか懐かしさのようなものを感じてしまう。特に「占ってよ♪」と歌う小柄な女の子の姿は、どこか遠い昔に一度見た事のあるような面影をしている。
AKB48の「AKB」はアキバ(秋葉原)を指しているというのは、誰もが知っている事実だが、その次の「48」は一体何を指しているのだろう?何時からともなく、僕はあの伝説のアイドル岡田有希子さんを指しているんじゃないかと勝手に思い始めていた。1986年4月8日、彼女の命日の事である。彼女は19歳という若さで自らの命を絶った。もはやこれ以上のアイドルは、もう2度と現れないだろうと言われている。当時、多くの人々が悲しみに暮れた。何が彼女を自殺へと衝き動かしたのか、その真相は誰にもわからない。強い悲しみと憤り、「何故わたしではないの?」理由は判らないが、何故かそんな言葉が彼女の唇から聞こえてきそうな気がする。
1986年4月8日と言えば、沢尻エリカさんの誕生日でもある。ただこの日が誕生日であるということだけで、彼女が岡田有希子さんの生まれ変わりじゃないか?と真剣に考えた時期がある。子供じみた人間というのは、何でも都合よく考えてしまうものである。彼女は、映画「クローズド・ノート」の記者会見で、映画のことを聞かれ「別に」と答えて、大顰蹙を買ってしまったのは周知の通りである。彼女の頭の隅にあったのも、この「何故わたしではないの?」という思いではなかっただろうか。あの映画のラストで、画廊の中央に飾られた絵画の中に、窓辺にもたれてポーズしていたのは、彼女の美しい姿ではなかった。「何故私ではないの?、、、」
妄想、「もうそう」というと何だかとても茶化した言葉のように聞こえるが、文字通り亡き女を想うと考えると、本当はかなり意味深な言葉である。いつの日か岡田有希子さんが生まれ変わりはしないか、黄泉がえりはしないか、ふとそんな事を考えたことがあった。無論それは有り得ないとも考えたが、いやよくよく考えれば、或いはひょっとしてこの自分が描いて蘇らすことが出来るんじゃないだろうか、、、
いやはや、これこそ本当の妄想である。ただ僕の余生は、この妄想だけで満たしてみたい。

それでは。
8月も終わりのとある日、電車に揺られながら隣に座っていた女子学生の読んでいた分厚い単行本、もしやとチラ見すると、やはり300万部突破の大ベストセラー「永遠の0」(百田尚樹著)だった。12月21日には山崎貴監督の映画「永遠の0」も公開される。若い女性には主演の岡田准一や三浦春馬のファンも多く、興味のあるかたも多いのかも知れない。海軍一の零戦パイロットでありながら生きることに執着した主人公宮部久蔵、そのモデルとなったパイロットは果たして誰なのか?ふと思いを巡らしてみた。宮部は大柄な体躯で海軍の凄腕パイロットという文面からは、海軍中尉「西澤広義」が頭に浮かぶ。特に軍刀をついた立ち姿は凛々しくもあり有名。

■西澤広義(海軍中尉):長野県小川村出身
西澤広義

180cmの長身で美男。ラバウルの魔王と渾名され、個人撃墜数は143機。まぎれもなく海軍一の零戦パイロットである。ただ、彼は特攻隊員ではなく、新しい飛行機受領のためマバラカット基地に輸送機で移動中、敵戦闘機の襲撃を受け惜しくも戦死。
そして生きることに執着した主人公という側面からは、戦没学生の手記『きけわだつみのこえ』(岩波文庫)の「所感」で余りにも有名な陸軍大尉「上原良司」を思い出す。

■上原良司(陸軍大尉):長野県池田町出身
上原良司

もっとも実際の彼を「生きることに執着した」とするのは語弊があるかも知れない。彼は慶応大学経済学部からの学徒出陣である。有名な彼の所感それ自体に、ひとつの思想観でもある喩え難い彼のドラマが秘められている。彼は、密かに思いを寄せていた天国の彼女のもとへと飛びだった。

<上原良司「所感」全文> ※出典ウィキペディア
『栄光ある祖国日本の代表的攻撃隊ともいうべき陸軍特別攻撃隊に選ばれ、身の光栄これに過ぐるものなきと痛感いたしております。 思えば長き学生時代を通じて得た、信念とも申すべき理論万能の道理から考えた場合、 これはあるいは自由主義者といわれるかもしれませんが。自由の勝利は明白な事だと思います。 人間の本性たる自由を滅す事は絶対に出来なく、たとえそれが抑えられているごとく見えても、 底においては常に闘いつつ最後には勝つという事は、 かのイタリアのクローチェもいっているごとく真理であると思います。

権力主義全体主義の国家は一時的に隆盛であろうとも必ずや最後には敗れる事は明白な事実です。 我々はその真理を今次世界大戦の枢軸国家において見る事ができると思います。 ファシズムのイタリアは如何、ナチズムのドイツまたすでに敗れ、 今や権力主義国家は土台石の壊れた建築物のごとく、次から次へと滅亡しつつあります。

真理の普遍さは今現実によって証明されつつ過去において歴史が示したごとく未来永久に自由の偉大さを証明していくと思われます。 自己の信念の正しかった事、この事あるいは祖国にとって恐るべき事であるかも知れませんが吾人にとっては嬉しい限りです。 現在のいかなる闘争もその根底を為すものは必ず思想なりと思う次第です。 既に思想によって、その闘争の結果を明白に見る事が出来ると信じます。

愛する祖国日本をして、かつての大英帝国のごとき大帝国たらしめんとする私の野望はついに空しくなりました。 真に日本を愛する者をして立たしめたなら、日本は現在のごとき状態にはあるいは追い込まれなかったと思います。 世界どこにおいても肩で風を切って歩く日本人、これが私の夢見た理想でした。

空の特攻隊のパイロットは一器械に過ぎぬと一友人がいった事も確かです。 操縦桿をとる器械、人格もなく感情もなくもちろん理性もなく、ただ敵の空母艦に向かって吸いつく磁石の中の鉄の一分子に過ぎぬものです。 理性をもって考えたなら実に考えられぬ事で、強いて考うれば彼らがいうごとく自殺者とでもいいましょうか。 精神の国、日本においてのみ見られる事だと思います。 一器械である吾人は何もいう権利はありませんが、ただ願わくば愛する日本を偉大ならしめられん事を 国民の方々にお願いするのみです。

こんな精神状態で征ったなら、もちろん死んでも何にもならないかも知れません。 ゆえに最初に述べたごとく、特別攻撃隊に選ばれた事を光栄に思っている次第です。

飛行機に乗れば器械に過ぎぬのですけれど、いったん下りればやはり人間ですから、そこには感情もあり、熱情も動きます。 愛する恋人に死なれた時、自分も一緒に精神的には死んでおりました。 天国に待ちある人、天国において彼女と会えると思うと、死は天国に行く途中でしかありませんから何でもありません。

明日は出撃です。 過激にわたり、もちろん発表すべき事ではありませんでしたが、偽らぬ心境は以上述べたごとくです。 何も系統立てず思ったままを雑然と並べた事を許して下さい。 明日は自由主義者が一人この世から去って行きます。彼の後姿は淋しいですが、心中満足で一杯です。

言いたい事を言いたいだけ言いました。無礼をお許し下さい。ではこの辺で』


50歳近い長野県人なら誰一人知らない人はいない西澤広義と上原良司。くしくも山崎監督も同じ長野県出身。襟をただして撮影に取り組んだという映画「永遠の0」は、僕にとっても今から公開が待ち遠しい。


■映画「永遠の0」公式サイト

大勝軒まるいち 
■特製もりそば(つけ麺)880円(大勝軒まるいち新宿東南口店)

アトリエの中には薔薇のゆたかな香りが満ち溢れ、かすかな夏の風が木立の間をふきぬけて、、、、

いやぁ~、いつも純文学のことしか語らないこのボクが今夜はガラガラっと雰囲気変えてつけ麺のお話しでも
スベリマシタネw

都内にある大勝軒のなかでは、けっこう好きなお店である。というか一番好きなお店かも知れない。まるいちは、言ってよければ東池袋本店の味とは全く異なる味で、とにかく少し甘辛な豚骨醤油のスープにパンチの効いた煮干しの風味が何んとも言えません。これに隠し味のゆずが刻んであったら、佐貫大勝軒や、松戸つけ蕎麦とみ田の系統に近い味になるかもしれません。スープはドロ系ではないですが、むせるくらいかなり濃厚です。それに少し塩気のある肉厚のトロチャシューがその甘いスープとほどよくあってとても旨い!麺は東池袋より一回り太くて腰がありモチっとしています。ドロ系スープのつけ麺に飽きた方や、都内の大勝軒、例えば東池袋本店、渋谷、上野、新橋等々、山の手沿線で、少し語弊があるかも知れませんが、やっぱり期待を裏切られてしまったと言う方には、是非ともお勧めの一杯です!全く印象が変わる筈です。
大勝軒まるいちは東口にもう1店舗、赤羽、川口などにもあります。一番のお勧めはやはり東南口店ですね。最近外国人の間でのラーメン人気というのは本物らしく、このお店でもよくみかけるようになりました。ともかくもつけ麺ファンとしては何だか嬉しい限り。


それでは本日はこれで。


ラーメン人気 らーめんオタク