「Superfly ~ 春のまぼろし」について | ひとりの音のアルバム

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今夜ご紹介する歌は、Superflyの「春のまぼろし」という曲です。文句なく美しいバラッドなのでまずはお聴き下さい。
この曲は、昨年9月2日に発売された、Superflyにとって通算2枚目のアルバム「Box Emotions」に収録されています。前作「Superfly」に続き、オリコン・ウィークリーチャートで首位を獲得しました。デビュー作から2作連続でのアルバムチャート首位獲得は、女性アーティストとしては、2003年9月15日の元ちとせさんの「ノマド・ソウル」以来、6年振りの快挙だそうです。収録されたどの曲も、CMやドラマ、映画の主題歌として起用されています。ロックからバラードまで幅広く、全曲作詞はヴォーカル担当の越智志帆さんが担当し、作曲編曲は多保孝一さんが担当していますが、今夜ご紹介する「春のまぼろし」は編曲を蔦谷好位置さんが担当しています。動画はこの曲を聴いておわかりの通り、教会のウェディングベルがモチーフとなっていますので、すべて軽井沢高原教会の画をあわせてみました。歌詞の中で、

「散り行く恋のさだめなら
 死ぬほど愛し合いたい。。。」

こう歌われてゆくたびに、曲の背後から次第にウェディングベルが鳴り響いてきて、最後はこのウェディングベルだけが残って消えて行きます。大変すばらしい歌だと思います。
Superflyについては、前回、「Dancing on the fire」でご紹介致しましたが、再掲いたします。 Superfly(スーパーフライ)は、日本の女性シンガーです。所属レーベルは、山下達郎さんと同じ「WARNER MUSIC JAPAN」です。所属事務所はタイスケで業務提携先は研音です。2007年にメジャーデビューを果たしましたが、結成当時はバンド編成であり、その後2005年から2007年まで、越智志帆さんと多保孝一さんとによる2人組音楽ユニットとして活動していました。越智さんのソロユニットになった2007年以降現在でも、バンドサウンドを表現するためということで、あえてユニット名のままで現在も活動しています。ユニット名は、カーティス・メイフィールドの代表曲「Superfly」が由来だそうです。バンドのシンボルマークとなっているフクロウは、昔から「幸運を呼ぶ鳥」と言い伝えられており、かつて1970年代にも様々なモチーフとして愛されたものです。
越智志帆(おち しほ、1984年2月25日 ~ )さんは、愛媛県今治市(旧朝倉村)出身です。身長151cmとPVの印象とはことなり、大変小柄な方です。血液型はA型。愛媛県立今治北高等学校、松山東雲短期大学秘書科を卒業。中学生時代にクラスで行った合唱コンクールで人前で歌うことの喜びを覚えたのが音楽を始めるきっかけとなったそうです。音楽の道を意識し始めるようになったのは高校3年生の時で、この時初めて結成したバンドでボーカルを務めた時でした。それまではポップスを主に聴いていたということですが、大学時代に聴いたジャニス・ジョプリンの「Move Over」をきっかけに、ロックに傾倒していったと言います。それ以降、影響を受けたアーティストや目標としているアーティストとして公言しているのは、ジャニス・ジョプリンの他に、キャロル・キング、マリア・マルダー、ミック・ジャガー、シェリル・クロウなどだそうです。
ボーカルだけでなく、ギターやピアノ、ブルースハープ、カウベル等も演奏します。愛用しているギターは1965年製のギブソンのLG-1。ピアノは幼少の頃に習っており、TBS系「王様のブランチ」(2008年3月1日放送回)やフジテレビ系「僕らの音楽」(2008年3月28日放送回)、「めざましテレビ」(2008年5月22日放送回)では、「愛をこめて花束を」をピアノで弾き語りを行っています。主にファッションでは、1960~70年代のサイケデリックや、ヒッピーカルチャーのスタイルに影響を受けているのが特徴です。尚、趣味は料理と読書で、憧れの女優さんはオードリー・ヘプバーンだそうです。
これからも、注目したい女性シンガーのひとりです。


それでは今夜はこれで。
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