三つ子の魂百までも | Lover's Concerto

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花より男子の二次創作ブログです。
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side Tsukushi





世紀の結婚式から割と直ぐに私は司との間に
三つ子の女の子をさずかった。

どの子も間違いなく私の子と断言
できるくらいの容姿。

家族や友達に可愛がられてみんな
元気に育っている。
現在反抗期真っ盛りの娘達。

「まま、ぱぱにあいたいよぅ」

普段司に対してツンツン
ツレない態度をとる。

彼女達を寝かしつけてる最中に
そう呟いた。

ウチの三つ子の娘達は一卵性で
とってもよく似ている。

姿形も、声も性格に至るまで
全くもって見分けがつかない。

全員私のコピー。

よく私に瓜二つだねと言われる。
実際は3つかも。

司の遺伝子はどうしたってくらい
私にそっくり。

だからこそ私は扱いやすいんだけど。

周りはそうじゃないみたい。

しっかり者の長女、すみれ 
推しメンは西門さん。
のんびり者の次女、あやめ
推しメンは美作さん。
類が大好きな末っ子、あずさ。
推しは当然、類。

揃いも揃ってF4の大ファンなのである。

司が推しの娘はいないのかって?

司はみんなのものだから
平等なんだそう。

よくわからん娘たちだ。

それなら少しは構ってあげたらいいのに

こっそり聞こえないように囁いた。

私はその下にもう1人妊娠中。

これはまだ姉妹には話してない。

お腹だいぶ目立ってきたから
そろそろ話さなくちゃならないんだけど
受け入れてくれるかしら?

司は今、F4のみんなと旅行中。

帰宅は…子供達には内緒に
してあるけれど7月7日の予定。

仕方ないけどやっぱり寂しい。

特に赤ちゃんがお腹にいるからか
同じ国内にいるけれど不安で
仕方がない。

私には旅行の間毎日電話してくる。

司の頑固オヤジっぷりも相当なもので
子供達に代わる?って
言ってもいい!の一点張り。

この強情っぱりなとこ見た目は
似てなくてもさすが親子。

全員そっくり。

人知れずため息が増える私だった。

ママ、元気出してとお腹の子に
蹴られ励まされて何とか耐えている。



「本当に先輩そっくりですよね」

「そうかな?でもF3を一丁前に
イイオトコとかいいやがんのよ
私は口が裂けても言わないけどね!」

私はあんなブリブリクネクネしてなーい!

「……ヤキモチですか?」

「……誰がよ?!まさか!一緒にすんな」

桜子に突っ込まれても反発しちゃう。

桜子はウチの娘たちの推しメンのうちの
一人の妻である。

ヤキモチは妬かない。
相手は子供だから。

それもどうかと思うけどね?
ちゃんと手綱握っといておくれよ。






7月6日

予定日の前の日。

アイツらはまだ帰ってこない。
じゃあ迎えに行こうと船で移動する。

朝から子供たちは大はしゃぎ。

母は疲れた。
滅多に船になんて乗らないからね

生憎の曇り空。

お腹の子は出てこない。

司達の帰京する当日。

私は子供たちを玄関ホールに
呼び集めて出かけるよと声をかける。

「「「ぷらねたりうむ?なにそれ?」」」

目を輝かせて私に尋ねてくる。

珍しく寝る前に愚図った娘達を
宥めるために母娘だけで久しぶりに
外出をすることにした。

「星がいっぱい見られるところよ」

そう答えると姉妹は昨夜の
泣きべそがウソみたいに
満面の笑みになってお星様?と
瞳を輝かせる。

「「「まま、いく!つれてって!」」」

「…いいわよ、じゃあお着替えして
お顔洗って玄関に来なさい」

「「「はい!まま!」」」

素直に喜ぶ三つ子を見て
可愛いなと思う。

微笑ましい気持ちで娘を見送ると
私も外出の支度を始めた。

「まま、へんじゃない?」

そう言って恥ずかしそうに
はにかみながら柱の陰から現れた。

だいぶお腹も大きくなって
正直後を追うのが大変に
なってきたけど。

今日は。今日くらいは…。

たっぷり遊んであげてこの子達の
笑顔が見たい。

「みんな可愛いわよ」

足元にじゃれついて無邪気に
甘えてくる娘を私は抱き上げた。

重くなったなと思った、

「まま!」

嬉しそうに抱きつくとだいしゅきと
いって頬に順番にキスされた。















「しゅごかった!おほしさま
いっぱいだったよ!まま!」

プラネタリウムの上演が終わってから
娘達は興奮したように叫んだ。

ちょうどプログラムが七夕の
ことだったのだ。

一度見せたいと思ってた番組だった。

タクシーを降り立ったとたん
娘達は大きな口をあけて空を見上げる。

空一面の真っ黒い雲。

「あのね、おほしさまにたくさん
おねがいしたの!」

なぁにと顔を覗き込むと娘は
ちょっと照れながら
お願い事を口にした。

「おりひめさまとひこぼしさまみたいに
ぱぱとあえますようにって」

ああ、もうなんて可愛いの!

ねえ、司。

この子達は口が悪くてすっごく
意地っ張りだけどこんなにも
パパのこと大切に思ってるのよ?

「まま、くるしいよぉ」

腕の中でもがく小さな身体を
力強く抱きしめる。

都会で見る星空は街の
ネオンの中に溶け込み
その姿をほとんど見る事は出来ない。

母娘だけで見上げた空は作りものだって
わかってるけれど。

本当はネオンの下の夜空すべてに
星たちが輝き自分達の存在を
懸命にアピールしているだろう。

それなのに。

ここまで興奮するのは彼女らにとって
衝撃的なものだったのだろうと思う。

たとえイミテーションでも
本物じゃなくても素直に
感動できる純真さが愛おしい。

ねえ?

この子のお願い、きっと叶うよね?

だって
パパがいなくてもずっとこの子たちは
すごくお利口だったし。

本当は淋しがりやで泣き虫なんだから









飛行機が到着する予定時刻まで
後10分という時間になって
私達は空港へとたどり着いた。

「まま?ひこうきみにいくの?」

少し疲れたのか目を擦る。

いっぱい歩いてたくさん
はしゃいだものね。

「…そうよ、疲れちゃった?」

「ううん、ひこうき、みる!」

今回彼らは自家用ジェットじゃなく
民間機を使用している。

だから出迎えも民間の空港。

今まで眠そうにしていた娘達は
シャキッと目を覚まして
私の腕から飛び降りた。

「…待って、走っちゃだめよ?」

私は駆けだした子供達を
慌てて追いかけていく。

するとやっぱり誰かにぶつかって転ぶ。

「……お転婆姫のおでまし?」

ボソッと呟かれた声を聞いて
私は顔を上げる。

「るい!」

あずさの顔がパアッと輝く。

彼女は親の見てる前で堂々と
類の腕の中に飛び込んで行った。

他の2人も同様に西門さんと美作さんの、腕の中に飛びついて言った。

「はっ?」

取り残された司ははびっくりしたような表情で私達を見る。

駆け寄ったあずさは類の
足元に抱きついて嬉しそう。

その後ろから現れた司は
ちょっと不機嫌な表情をしていた。

うわ…不機嫌そう。

まあ、いいか。

とりあえずお願い叶ったわけだし。

私は類に抱っこされて
ご機嫌な末娘に話しかける。

「パパに会いたかったんでしょ?」

「きょうはままにかしてあげる!
ままだってぱぱにあうの
みっかぶりなんだから
あっちでいちゃいちゃすれば?」

プイっとそっぽ向いた娘。

す、素直じゃない……。

本当は司に抱きつきたくて
しょうがない癖に。

「寄越せ」

そんなあずさを類の
腕から取り上げて

「……何してんだ、コラ」と
あずさを威嚇する。

「いや~ぱぱのかお、あくまー」

似た者同士のわが子の再会。

「つくし、大変だったね」

「珍しく愚図ったから連れて来たのよ」

するとロビーにF4の面々が
ぞろぞろと現れる。

「へぇー司を恋しがって泣くの珍しいね」

類があずさにしがみつかれながら
呑気な声でそう告げてきた。

「あれ?お前ら親は?ひとりなのか?」

「いや、みんなも一緒なんだけど
あの通りで」

あずさはまだ司にに抱っこされるのを
嫌がって暴れて?いる。

「誰に似たんですかね?あの
天邪鬼っぷり」

しばらくするとようやく
おとなしくなったあずさを
抱えて司が戻って来た。

「寝ちゃったの?」

「見ろアイツらもだ…コイツら
夜寝てないのか?」

言われた通りすみれもあやめも
それぞれの推しメンの腕の中で
熟睡している

「眠そうにしてたんだけど昨夜
パパに会いたいって聞かなくて」

司に会えて安心したんでしょ?。

そう言うと彼はそうかと
耳を染めて赤くなった。

他を見るとそれぞれ推しメンに
抱っこされてスヤスヤと夢の中だった

「ちょっと司、そんな抱き方したら
起きちゃうわよ」

「アイツらばかりズルい、お前
もう一人産め」

「バカ言わないでよ痛い思いして
産むの誰だと思ってんのよ」

デリカシーの無い言い方に私は
思わず司の背中を蹴飛ばす。

「1人くらい俺様に似た子
産みやがれ」

「考えておくわ」

たぶんお腹の中にいる4人目は
男の子な気がするからそしたら
アンタが妬くくらい猫っ可愛がりしてあげる。