神妙な顔をしてましたが、嘘はお手の物と分かりましたから、もう騙されません。
たくさんの猫たちの命をゲーム感覚で奪い取ってきたくせに、頭の中は、自分がこの先どうやって生き延びようか、ただそれだけなんでしょう。
自分が同じような目にあわない限り、この男に命の重みなど分からないはず。
知ってか知らずか、結果的に詐欺の方棒を担ぐことになった元妻は、今どこで何を思っているのでしょうか。
廣瀬に殺された猫たちは、保護主たちにとっては我が子同然の存在でした。
元妻は、自分の子供たちが同じような目に合っても平気でいられるのでしょうか。
殺されると薄々分かっていながら、関わりあいを避けるために平気で嘘をついた元妻。
元妻が詐欺罪に問われることがないにしても、彼女が私に嘘をついた事実は消えません。
近いうちに、きっちり話しをつけさせてもらいます。