DARKNESS ON THE EDGE OF TOWN
この記事は随分前から書き始めていたものの、あれこれと頓挫してしまい、下書きフォルダに眠っていたものです。
最近になって、「雷鳴の道」さんのブログを教えてもらったことがきっかけで、闇に包まれていたものがクリアになってきた次第です。
雷鳴の道さんのブログはこちら
想也さん @Sawyer625
JAZZ ROCKさん @RVG _VG
雷鳴の道さん
に深く感謝申し上げます。
ーーーーーでは、追記前の下書き記事からどうぞーーーーー
「THE RIVER」もそうだが、この盤も実に抜けのいいグッドサウンドで、定期的にターンテーブルに載せたくなるナイスなアルバムである。
1S PAL-35318-1B TML-S B12
1S PBL-35318-2C TML-M B12
手持ち盤の送り溝情報はこうなっている。このサンタマリア産のマト1B /2Cは狙って入手したものだ。
マスタリングを担当したのはインナースリーブに明記されているようにMike Reeseである。
存在するのかも知れないが、探してもないものはないので、同じサンタマリア産のプロモ盤のマトが1B /2Cだったことから、同じマトなら問題ないだろうと狙いを絞ってゲットした。
「闇に吠える街」のオリジナル盤の見分け方として、有名なのがインナースリーブが厚紙かペラペラか、というのがある。
こればかりは触ってみないと分からないのだが、うちの盤は厚紙っぽかったので良し。自分では初期のオリジナル盤だと思っている。
こればかりは触ってみないと分からないのだが、うちの盤は厚紙っぽかったので良し。自分では初期のオリジナル盤だと思っている。
と、ここまでは「あ、そう。よかったわね」で終わりそうなものなのだが、「闇に吠える街」には文字通り闇がある。(ここ、笑う所です)
マスタリング・ラボとサンタマリア工場は西海岸繋がりでいいとして、Discogsで念のために確認すると、他工場が大変なことになっている。
まず通常通りなのがテレホートで、1D /2Hのプロモ盤や1D /2Eの通常盤などの情報がある。
問題はピットマンで、いつもの通常のP刻印のある盤が見当たらない。
この中でピットマンぽいのがPPPと刻印されたものだが、なんじゃこれ?
あとはP何とかと続く文字列が散見されるが、解読不能。Gが混ざるとキャロルトン工場産になって81年以降のレイトになるのかなー??(実際の所分かりません。ごめんなさい。)
そこでDiscogsの情報に頼るしかないのだが、そもそもピットマン以外の工場の情報が大量に出てくる。
ざっと挙げてみるとGoldisk、Keel、北アメリカミュージック、MCA系のグローバーズビル、ピンクニービルなどである。
ーーーーーここまでが下書きで、以下追記ーーーーー
先日、想也さんとBilly JoelのThe Strangerに関してやりとりをさせていただいていた時に、ピットマンのストライキについて教えていただいた。
そこで実はピンときて、確認したところ、ピットマンのストライキの時期が78年4月〜5月で、「闇に吠える街」のリリースが78年の6月であるから、モロに初回盤のプレス時期とストライキの時期が一致しているのである。
ということは、本来ピットマンで行われるはずだったプレスが出来ず、様々な工場に委託したということではないだろうか。
ということは、これらの委託された工場の盤もリリースの1ヶ月前プレス、つまり初回盤ということになるはずだ。
そんなことを書き加えていたのだが、先ほど大切なことを忘れていたことに気がついた。
そもそも、このストライキの情報を教えてくださったのは「雷鳴の道」さんである。となると、この件については既に記事として紹介されているかも知れない。
慣れない英文と格闘しながら、記事を探していくと、やはりそこにはあった。
その1
DARKNESS ON THE EDGE OF TOWN US LP variations: Decoding two- or three-letter matrix hand etchings on the early pressings (Part 1 of 2)
その2
DARKNESS ON THE EDGE OF TOWN US LP variations: Decoding two- or three-letter matrix hand etchings on the early pressings (Part 2 of 2)
ここをみていただければ、私がさっぱり解読不能だった謎の刻印のことまで全て書かれてある。もはや私の推論など読み飛ばしてもらって、この記事を読んでいただければ!と思う。
何はともあれ、ボツ記事になるはずだったこの記事が表に出る機会を与えていただき、嬉しく思います。
ありがとうございました。