こんにちは。


最近渋谷のねぎ屋さんで食べた鍋のおかげで鍋嫌いから一転鍋男に変身したcalbancioです。


先週の土曜日に食べた恵比寿の『たまや』さんのもつ鍋も絶品でございました。

恵比寿最寄りの方是非ご賞味ください。


うまいっすよ。




ということで週末宴会続きで更新できませんでしたが、

今回は第3号ということで


『なんでまた今シンガポールなんかねぇ』


というテーマでお送りします。





今年の8月からシンガポールに移り住んだcalbancioでございますが、

それまでは4年半上海に住んでおりました。



上海で何をやってたかといいますと、

日用品の貿易、アパレル製品の貿易をやってました。


顧客は100%日本。


要するに中国で生産できる商品を中国で生産して、日本に売りつけるっていう単純な仕事。



縫製品、木製品、金属製品、プラスチック製品なんでもあり。


今日本のホームセンターやスーパーで扱っている商品のほぼ8割が中国製といっても過言ではないでしょう。

そこで並べられている商品はなんでも取り扱ってました。



2003年に上海入りし、中国語を3ヶ月学習してすぐに就職。


中国語もできないのにひたすら上海、江蘇省、浙江省をはじめ、北は山東省、南は広東省まで中国の沿岸地域をメーカー行脚。



いろいろ経験させて頂きました。



とある工場ではトイレにやぎが侵入してきて熱い視線を浴びせてきたり、

カメとかヘビとか鳥の足とかを工場のおっちゃんに食べさせられたり、

50度以上ある『白酒』というまずい酒を浴びるほど飲まされたり、

・・・。


数々の体験学習、悪く言えば我慢大会、をやってきたわけです。


もともと水回り汚いのが嫌いなので、

土に穴を掘っただけのトイレとか最初はまったく耐えられませんでしたが、

人の慣れとは恐いもの。


今ではまったく問題ナッシング。


どこでも寝れるし、多少汚くても我慢できるようになりました。


猿の脳みそだけは未だにパスですが、ゲテモノ系もOK。


もはや自分の人格が壊れてきた感があります。


というより人格を崩していかないと中国では仕事ができないということ。



当初上海に渡るときは万博のある2010年までは粘ろうと思っていたのですが、

去年、今年の頭ぐらいからでしょうか、なにやら雲行きが怪しくなってきたのです。



具体的にいうと以下のような症状が中国に現れてきました。



1.人件費の急激な高騰

 上海の給与相場が異常な高騰を見せはじめています。

 具体的には2003年にAさんに支払っていた月給が2000元。

 2007年4月の契約更新の際に支払いを決めた月給がなんと7000元!


 どう思います?


 日本では考えられないことでしょ?

 

 月給20万で雇っていた人がわずか4年の間に70万の

 給与を払わなければならなくなるのと同じ感覚。


 安い人材に切り替えれば話ははやいわけですが、

 私のいた会社でのAさんの売上は日本円にして

 なんと


 『6億円』


 たった一人で6億円ですよっ!


 7000元というと日本円では10万5千円。


 そりゃ辞めさせるわけにはいかないでしょ。

   

 その10倍払ってもなんの問題もない。


 そろそろローカルスタッフも気づき始めてるんです。

 私の給料上がってるけど、まだまだやすいんじゃないの?って。


 中国人は基本的に優秀な人間が多いのが事実。

 多いというのは人口が15億人もいるわけだから

 優秀な人間が日本の10倍とまでは言わないけれど、

 ほぼそれに近い数がいると考えられるのです。


 なんで私が6億円も稼いでいるのに、日本人の管理者より給料が低いのかしらって、

 優秀じゃなくても気づきます。



 この流れはあと2、3年すればどんどん表面化してきます。


 

 製造業のコストに一番響いてくるのは当然人件費。


 人件費があがれば当然商品の値段も上げざるを得ない。


              =


      中国で生産するメリットがない。



 ということです。


 

2.中国製品に対する諸外国の信用度低下


 これはみなさんもご存知の通りです。

 

 日本の企業の信用度も低いわけですが、

 

 肉まんにダンボールを入れるのはあり得ない・・・。

 (メディアのやらせ説もありますが、真相は不明)



 食品関連なんてもうボロボロ。


 どの業界も脱中国を目指しているけど、

 単価の関係や技術的な問題でいまだに中国から抜け出せないでいる。


 今は丁度過渡期に入っていると言えるでしょう。


その他にも理由を挙げればきりがないのですが、
メインの理由としてこの2つ。


さらにオフィススタッフ6名で12億円の売上げを上げていた激務の為か
自らの体を壊してしまい、
環境を変えなければどうしようもなかったというのも大きな理由の一つ。

健康じゃないと仕事もプライベートもどうしようもない。


以上の理由から別の国へ移住するという行動に出た訳です。


シンガポールを選んだ理由は至ってシンプル。

税金対策と東南アジアへのアクセスの良さ。
更にスタッフのレベルの高さも上げられます。

詳しくは次回以降のテーマとしますが、
とにかく今はベトナムが熱くなっています。

製造業でいうとベトナム北部のハノイ、サービス業でいうと首都ホーチミン。

先日お知り合いになったフォワーダー(海運、航空貨物のアレンジをしてくれる会社)さんの話では、
ここ1年でハノイの荷物の出入りが2倍になったとのこと。

たった1年で200%アップです。

製造業の中でも機械部品系のメーカーと取引が多いそうですが、
日系アパレルの進出もめざましく、『今一番ホットで賞』を与えるなら断然ベトナムです。

12月に出張の予定を組んでいますが、
今からワクワクワクワクしています。


自分で会社をやるということは何をしてもいいということですから、
貿易でも人材紹介でも店舗経営でもなにをやっても良いということ。

サラリーマンのときとには考えられなかったアイデアが
どんどん出てきています。

これもシンガポールに移住して健康な体を取り戻したからでしょう。


やる気満々です。


ちなみに次にくるのはミャンマーあたりと言われていますが、
政情が安定するまではとりあえずストップですね。

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話がガラっと変わりますが、
さっきお風呂に入りながら読んでいた本で
『おおおおっ!これいいね。』
っていう文章があったのでご紹介します。

著作権とかは別にいいよね。個人のブログだし。


これは電通の故吉田秀雄元社長が制定し、発表した言われている、

電通『鬼十則』(昭和26年8月)

半世紀も前に発表されてるんだけど、
ビジネスの心得はやはり今も昔もかわらないんだなぁーと痛感。

では、


一、仕事は自ら創るべきで、与えられるべきではない。
二、仕事とは、先手先手と働きかけてゆくことで、受身でやるものではない。
三、大きな仕事と取り組め。小さな仕事はおのれを小さくする。
四、難しい仕事を狙え。そしてこれを成し遂げるところに進歩がある。
五、取り組んだら放すな。殺されても放すな。目的完遂までは・・・・。
六、周囲をひきずりまわせ。引きずるのと引きずられるのとでは、永い間に天地のひらきができる。
七、計画を持て。長期の計画を持っていれば、忍耐と工夫と、そして正しい努力と希望が生まれる。
八、自信を持て。自信がないから君の仕事には迫力も粘りも、そして厚みすらがない。
九、頭は常に全回転、八方に気を配って一分の隙もあってはならぬ。サービスとはそのようなものだ。
十、摩擦を恐れるな。摩擦は進歩の母、積極の肥料だ。でないと君は卑屈未練になる。


言葉自体は古かったり、ちょっと乱暴な文章だったりするんだけれど、
確信をついてる。

耳が痛い・・・・。


今日はこのへんでー。


ビジネスはりきっていきましょーーーーーーー!


                     思いつきを大切に@calbancio