シンガポールは連日の雨・・・。


土曜日に予定していたテニスも日曜日に予定していたサッカーも流れ、

欲求不満なcalbancioです。


雨は長い時間降らないのですが、

ちょうどコートの予約時間と雨が重なってしまう不運。


もしかすると今週はゆっくり休みをとれということだったのかもしれませんが、

最近顔が太ったとよく言われるので気をつけないといけません。


30過ぎると体系維持が難しい・・・。


さっそく参りましょう!


*************************************************************

【第26号】『中国ビジネスの過渡期かな?』


2月7日の旧正月が迫ってきました。


日本で貿易関係のお仕事をされている方はきっと大変な想いをしていらっしゃるはずです。

また、旧正月が明けた後もしばらく大変。


calbancioも08秋・冬物のニットのサンプルを取りに明日はペナン島へ。

旧正月休みに入ってしまったらもうどうすることもできませんからね。


マレーシアの工場ならまだいいですが、

中国の工場であれば2週間~3週間は機能がストップ。


毎年この時期になると気が重くなります。



今や日本で売られている製品の巨大生産基地になっている中国ですが、

そろそろ過渡期に入っているかもしれませんね。


特に食品、繊維業界といった一次産業、二次産業の走りともいうべき業界は

そろそろ決断のときが来ているのではないかと思います。



連日日本で報道されているギョーザ問題。


どう考えても中国側で混入されているに決まっています。

あの中国側の記者会見とその次の日に発見されたとってつけたような袋の穴という事実・・・。

そして、あたかも他にも可能性があるようなわざとらしい報道。


中国からの食品の輸入はいまやとてつもない量になっていますし、

中国側からの輸入に頼っている日本企業にとってこの事故は致命的です。


おそらく日本のテレビ番組のスポンサーにもなっているだろうしね・・・。


今の段階で中国側で混入された事実が報道されたら、

たちまち日本の中小食品関連企業は吹っ飛びますよね。



たしかにこの報道規制は現状でいうと正しいのかもしれませんが、

そろそろ中国離れを真剣に考えないといけない時期にきていると考えます。


中国人でさえ自宅で野菜を水につけて消毒してから調理しているのですから・・・。


そんな習慣のない、ましてや免疫力のない日本人がそんなものを口にしたら、

たちまち食中毒の嵐です。


よく今まで持ちこたえたなといった感じ。



中国はあまりにも広すぎます。


山奥から出てきた人は本当にまともな教育も受けさせてもらえず、

都会に来て初めて車を見たとか、バイクを見たとかそのような状態です。


善悪の区別もつかない人があとからあとから沿岸地域に出稼ぎにやってくる。


これは中国を責めているわけではなく、

国土の問題というか物理的な問題であってしばらくはどうすることもできません。



中国工場側は管理をしっかりしているから大丈夫だ。

と適当なことをいっていましたが、

結局人間のやることですから必ず落とし穴がある。


日本の工場管理で、日本人が生産していても人為的なミスは必ず発生するのですから。



私は今回の問題はミスというよりも怨恨の可能性が大きいのではないかと思います。


会社に恨みを持った中国人や競合先のスパイが荷物に

カッターナイフやはさみを入れたりするような、

日本では考えられないようなことが中国では起こります。


calbancioも経験済みですし、実際に働いている中国人ワーカーが

そういうこともあると言っていました。


更に、もうそのときは笑うしかなかったのが、

calbancioが生産していた商品に

食べかけのお菓子が大量に入っていこともありました。


いくら管理をしていても、ワーカーが故意にやろうと思えばいくらでもできてしまいます。


中国に住んだことがない方には理解しにくいと思うのですが、

これは本当の話です。



柔軟な経営者はすでに東南アジアに生産拠点を移動し始めていますし、

日本の食品関連企業も今回の事故を教訓として、

なるべく早く移行すべきだと思います。


今後は生産基地としての中国ではなく、

アメリカの次のマーケットとしてうまく付き合っていければいいですよね。



長くなりましたが、

今回はこのへんで。


                              思いつきを大切に!@calbancio

日本は雪が降ったみたいですね。


長野はマイナス14度だとか・・・。

大学時代スキーをやっていたので、冬の間は4ヶ月間長野に住んでいましたが、

あのときの壮絶な思い出!?が蘇りました。


おそらくあれがきっかけで寒いところがキライになったのかもしれません。

気付いたらシンガポール。


人間人生の中で寒いところにいられる限界時間的なものがあるんじゃないかと・・・(笑)




さっそく参りましょう!


******************************************************************

【第25号】『ビジネス文化もカントリーリスク?』


イベントの仕事でこんなことがありました。


オファー相手のタレントさんはワールドクラス。

日本のアーティストとしては本当に稀な方で、

世界でもトップ20には入るであろうお方。


当然マネジメントも日本ではなく、

UKにあるワールドクラスのタレントだけをマネジメントする会社。



さっそくUKの会社にメールを送り、正式なオファーシートを入手。


時間もないので、すぐに作成そして1.15に送信。


・・・それから1週間。


まったく何の音沙汰もない。



ビジネス文化の違いもあるから普段だったら1日返答がないだけで、

イライラしてしまうcalbancioなのですがなんとか我慢。


でも1週間は長すぎる。


『了解』とか『ちょっと待ってくれ』とかそのぐらいの返事もできないのか?

と頭にきて。



失礼だとは思ったけど、直接そのタレントさんにメールを送る。


すると30分後に

『今回はスケジュールの関係でお受けできません。』


との回答がUKからきた。


『あなたのメールは3日前に受け取ったばかりなのです。』

との言い訳付きで。



メールの受信日を見ればすぐにそんなウソはばれてしまうのに・・・。



calbancioの友人で商社に勤めてるK君はイタリアとの商談でいつも苦労すると

愚痴をこぼしていたけど、

UKも同じレベルかと驚いちゃいました。



できる人はできるのだろうけど、

今回の件で、


『ビジネス文化もカントリーリスクの一つ』


なんだなぁととてもいい勉強になった。



中国も日本で仕事するような普通のやり方では、

まったく返事もこないし、前に進んでいかない。


直接相手のところに行って話しをしたり、

電話で怒鳴ったり・・・。

それが普通のビジネスの進め方だから。



ヨーロッパも同じようなやり方でやっていかないといけないんですねぇ。



はぁ疲れる・・・・。





ということで今日はこのへんで。



                               思いつきを大切に!@calbancio


シンガポールに戻ってきて3日目。


体調も完全復活のcalbancioです。


さすがに上海、日本の寒さにやられ、

少し風邪を引いてしまいました。


体力にだけは自信あったのですが、

気候の変化には負けてしまうようです。


日本の皆様はこれからが寒さの本番でしょうから、

お体ご自愛下さいませ。



さっそく参りましょう!


****************************************************************

【第24号】『やっぱりそうきたか。メールの弊害。』


1週間以上の出張を組んでいたので、

弊社のスタッフとは基本的にメールでのやり取り。


やはり出ましたメールの弊害。


シンガポールに戻ってきて顔を突き合わせて打合せしてみると、

承認をとった、そんな覚えはない、

メールを送った、そんなの見てない、

と子供のような口ゲンカ。


そもそもcalbancioはメールの数が一日100件近くに及ぶので、

同じタイトルで送ってきたものは基本的に流してすぐに保存フォルダに入れていまいます。


同じ文章を2度読んでる程暇じゃないですしね。


今回問題になったのは価格設定の話、

つまり会社の利益を左右する内容だったのです。


担当者はメールで送って返事をもらった!

と主張するものの、

一気に4通のメールを送ってきて、

calbancioが了承したのは一番最後のメールのみ。


しかも時間短縮の為に『了解!それで進めて!』の一言のみ。


価格設定については2通目にその内容が書かれていたわけで、

担当者はそれも含めてOKだと勘違い・・・・。


当然、チェックをし忘れたcalbancioにも責任がありますが、

情報を伝える側には、



メールで伝える内容なのか?

電話で伝える内容なのか?



をしっかり区別して使ってほしいとお説教。


基本的な考えとしては良い報告はメール。

悪い報告は電話でと弊社では単純化しています。



メールは文章の書き方で相手に誤解を生んだり、

勝手に行間を読まれて相手に嫌な思いをさせたりするもの。


calbancioは見積もりの値段のすり合わせや、クレーム対応は必ず電話。


当然嫌な話は人間、メールで済ませたがる。

それは当然のことです。

相手からそのときは何も言われないわけですし、怒られもしないわけですから。



上記は表面的な話、注意をすればすぐ解決する問題です。



実は根本にはもっと大きな問題が隠されています。

それは情報を受け取る側の問題。


『なんで報告をしないんだ!』

と部下をしかる上司に限って、

部下とのコミュニケーションがうまくいっていなかったり、

エベレスト級の高い壁を作っていたり、

基礎能力が欠けていて部下から信頼されていなかったりするもの。



何か問題が発生したときは、

表面的な問題だけでなく、かならず根本的な原因がある。


calbancioは今回の出張中、頭も体もフル回転で、

シンガポールの状況把握に割く時間の割り振りがまったくできていなかったわけで・・・。


おそらくスタッフもcalbancioが忙しいというのを知っていたから、

そのような対応をとったのだろうと思うのです。

一度電話をしたときにも別件でイライラすることがあってそれが話し方に

現れていたのかもしれません。



結局は自分が蒔いた種。



スタッフにも『自分に余裕がなかったから悪かったね。』と謝罪しました。


スタッフも今後は悪い報告は必ず電話とメールの両方を使って伝えると約束してくれましたし、

これで会社として一歩前進したかな。




と損はしたけど常に前向きなcalbancioでした。




今日はこのへんで。



                                   思いつきを大切に!calbancio