今日アメリカは母の日です。世の中の母親の皆様、母の日おめでとうございます。そして日頃、お疲れ様です。

何故だか分かりませんが、アメリカでは母の日にはブランチに行くのが定番になっていて、色々なレストランやホテルで母の日スペシャルブランチというイベントが催されます。しかも、これまた何故かビュッフェと決まっております。多分ビュッフェ形式だと色んな人が好きなものを食べられて、しかも回転早くまわせるという店側のメリットもあるのではないかと思います。

今年はレストラン&バーみたいなところのブランチに連れていってもらいましたが、朝ご飯メニュー(エッグベネディクトやフレンチトースト)のみならず昼ご飯メニュー(魚や肉、野菜のがっつり系)も充実しており、非常に満足。子供たちもデザートまでたいらげていました。

今朝は早起きしてバーメソッドのクラスに行ったのですが、そこでも母の日スペシャルをやっていて、母と娘で一緒にエクササイズに来ている人たちが何人かいました。若い娘さんと一緒に来たお母さんが一生懸命頑張っているのを見て、母親が近くにいて一緒にエクササイズできるなんてうらやましいなとちょっと思ってしまいました。実際、近くにいたら色々あるんでしょうけども・・・。私も将来娘が大きくなったら、一緒にエクササイズしたいなあと思ってもらえたら嬉しいなあ。

そんな一日で、一番嬉しかったのは、今年文章で話せるようになった2歳の双子が、「Happy Mother's Day!」と言ってくれたこと。母親にとって、最高のプレゼントは、やはり子供の成長ですね。昨日できなかった事が、今日できる。こんな素敵で楽しいことってあるでしょうか。そういう楽しみがある人生に感謝して、母の日を終えたいと思います。

産後、体型をもとに戻すのって、高齢出産だと特に厳しいですよね。アラフォーなので普通にしてても体型維持が難しくなってるんですが、立て続けに2回妊娠したので、産後に体型を戻すのにはかなり気合いがいりました。

前回は双子の妊娠で、出産後も忙しいというのを言い訳に特に運動もしませんでした。そのせいか、母乳出してるうちに体重はもとに戻りましたが、お腹のお肉は結局取れず。

今回は、老後に苦しい思いをしないためにも、筋肉はちゃんと戻しておこうと思い、産後2か月たってドクターのオッケーが出てから運動を始めました。内容は、バーメソッドというバレエをもとにしたエクササイズ。アイソメトリックとインターバルトレーニングを組み合わせたものです。

それってどゆこと?て言う方が多いと思うので私の限られた知識で説明すると、アイソメトリックとは静的運動で、筋肉に付加をかけた状態で静止して筋肉を鍛える方法。バーメッソドの例で言うと、バーの下に座った状態で、腕でバーを押し、両方の足を上に上げて腹筋に付加をかけた状態で、10秒間静止するというような運動です。

インターバルトレーニングは、運動と休みを繰り返すトレーニングで、心拍数を上げ下げすることで心肺機能を鍛えることができます。バーメッソドの例では、バーを使って筋肉が震えるまで一方の太もものエクササイズをした直後に、ストレッチ運動をして、その後また別の太もものエクササイズをするような一連の動きがあります。

この運動のいいところは、女性の気になるお腹まわり、二の腕、下半身などを集中的に鍛えられることと、ごつい筋肉じゃなくて小さくてきれいな筋肉が鍛えられるので、スタイル向上に向いているところです。また、それほど激しい運動をしている気はしないのですが、インターバル運動のおかげでかなりのカロリーも消費できます。そんな訳で、クラスに来ている人は99%女性です。というか男性で来ている人はカップルで来ている人だけです。

最初の1ヶ月は週に4、5回行き、2ヶ月目からは週3で、今3ヶ月目ですが、かなり体型が変わりました。具体的にはくびれができて、お尻も小さくなり、腕と足が細くなりました。私は過去にフルマラソンを走ったり、モムチャン、ビリーズブートキャンプ、ピラテスなど、はやりもんは一通り経験しましたが、ここまで短期間に目に見えて効果が出たというところはバーメソッドは最強だと思いました。ただ残念ながら、お腹は筋肉がついているにも関わらず、その上に乗っている脂肪と緩んだ皮膚がなかなか元に戻りません。芸能人なんかよく産後2か月で水着姿の素晴らしいボディーを披露!なんて話題になってますが、あれはいったいどうやっているんでしょうか。

日本でも子供を通してママ友として仲良くなることは多いと思いますが、アメリカにもママ友っていうのはあります。イクメンが多いので、パパ友(パパとパパ同士)も結構一般的にいると思います。うちの旦那にも、公園で知り合ったパパ友が何人かいます。

私の知ってるアメリカ社会の中では専業主夫も結構いるので、たまにママ友軍団の中にパパ友が混じることがあって、これはママ同士でうっとおしがられていることもありますが・・・。そりゃいくらパパでも男の人だから、女同士みたいにおおっぴらな話はできないよね。

子供が小さいうちにママ友を見つけるのは、まずは生まれる前の両親学級があります。それからメジャーなところでは公園。保育園(デイケア)に預けている人はそこで。あとは地域ごとにある母親クラブで見つける人が多いかと思います。

母親クラブに入っている人は結構いて、私も双子・三つ子専門の母親クラブと、オンラインの日本人の働くママの会に入っています。双子の母親クラブのほうは地元なので、マザーズナイトアウト(母親だけの飲み会)とか、ファーザーズナイトアウト(父親飲み会)とか、家族で参加できるイベントとかを企画して一緒に遊んだりします。日本人の会でもオフ会をやっていますが、こちらは遠いのでなかなか参加できません。でもこういう会に参加する一番の利点は、やはり情報交換なんじゃないかと思います。

様々な年齢の子供を持つ親が参加しているので、評判のいいサービスプロバイダー(医療関係とかデイケアとか)はもちろん、子供の問題行動にどうやって対処したらいいかみたいな話など、他人の経験談を色々聞けるので助かります。

実際、私も有益な情報はほぼ母親同士の口コミで仕入れてきた気がします。

日本でよくママ友同士がうまくいかずに悩んでいるという話を耳にしますが、こちらでもたまに母親クラブでも悪口言ってるのが聞こえてきたりするので、女同士というのは万国共通して難しいんでしょうね。それでもやっぱり、母親同士のネットワーク力というのはすごいです。

ちなみに大学生の子供がいるボスの話によると、なんと大学に親が遊びに行く日があり、夜にはファーザーズナイトアウトがあって父親同士で飲んじゃったりするらしいのです。大学生にもなって保護者会ってのもすごいけど、その後に保護者同士で遊んじゃおうっていう感覚もすごいなと思います。それを受け入れちゃう子供のほうも素直ですよね。私が大学生の頃、入学式以外で親が大学に来るなんて言い出したら全力で阻止したと思う。

昔日本にいた頃は、「アメリカの大学生は日本と違って自立してる」みたいなことをメディアで見たりしましたが、大学生の子供がいる親の話を聞いてると、そうでもないんじゃ?と思うようなことが多々あります。子供の海外旅行のチケットを親がオンラインで必死で検索するくらいなら許すとしても、夏休みのインターン先を親が探してあげるとか、ちょっと過保護すぎないか。それとも私の周りが特殊なのかなあ。



アメリカの医療費が馬鹿高いことはよく知られていますが、出産費用も半端ありません。

私は最初の出産がハイリスク(双子&38歳という高齢出産)で、しかも帝王切開だったので、あのときはすごかったです。確か産婦人科医から$2000くらいの請求が来て、彼女のアシスタントという看護士から$1500くらいの請求が来て、病院からは$7000の請求が来た覚えがあります。しかも病院の請求というのは保険会社が既に払った後の請求で、もともとは$70000(120円換算で840万円)の合計請求でした。90%を保険会社が払った後、私が10%払うという仕組みでした。そういえば麻酔科医からも別途で請求が来てましたが、金額は忘れました。

それとは別に、子供の検診等にも請求が来ました。これは一回$30とか小額だったので、全体でどれくらい払ったのかは覚えていません。

アメリカの健康保険は、会社員の場合、雇用主を通して加入していて、一つの雇用主の中でも色々なプランを選べる会社が多いようです。例えば、今働いている会社では、若くて健康であまり医者にかからない人用のプランから、私みたいに家族全員加入できてどこの医者に行っても保険がおりるという高額プランまであります。ちなみに私の場合、保険料は家族4人で月額8万円くらいで、給料から天引きされています。歯医者と眼科はまた別の保険がありますが、こちらは小額です(確か一ヶ月30ドルとかです)。

どこの医者に行っても保険がおりると書きましたが、一般的なプラン(HMO)では、どんな症状でもまずは主治医に見てもらい、そこで別の医者を紹介してもらわなければ保険がおりなかったりするのです。私のプランはPPOと呼ばれて自分の好きな専門医を探してきて行けるのですが、それでもネットワーク内の医者とネットワーク外の医者とでは、同じことをしてもらってもおりる保険の額が違います。ネットワークというのは医療ネットワークのことで、ほとんどの医者は何らかのネットワークに属していて、ネットワークごとに保険会社と交渉しています。

なんでこんなに医療が高いのかな?と常々疑問なのですが、結局は政府の関与が少ないのと、業界構造が複雑で一つの治療に様々な人の手が絡んでくること(事務も含めて)に加えて、薬代と医療従事者の給料が高いことが原因みたいです。また、医者は医療裁判を恐れてたくさんのテストをして誤診の確率を減らします。一方で、保険のない人が医者に行けないのでちょっとしたことで救急に行き、その分のコストを保険を持っている人がカバーしているという現状もあります。

でも逆に、お金もってないと出産できないとかそういうことはなくて、低所得だったりすると、病院の費用を病院と関係のある非営利団体が出してくれたりします。

有名人なんかがハワイで出産というニュースを聞いたりすると、これを自費で払うってほんと凄いな・・・と思います。明らかに日本でしたほうが楽そうなのですが、医療技術的にはどうなんでしょうかね。アメリカで一つの病院でしか出産したことがないので、ビフォーとアフターのケアも手厚くて、入院生活も快適でしたが、日本だとどんな感じなんでしょうか。
前回は出産について書きましたが、今回は出産後の入院について書きたいと思います。

アメリカでは産後の入院は自然分娩で出産から2日、帝王切開で3日というのが一般的です。私は、双子のときは子供たちがあともう一晩NICUで過ごすというので、一晩多く泊めてもらいましたが、病室は追い出されてゲストルームみたいなところに泊まりました。

入院期間が短いのは、多分医療費が高いのもあると思いますが、病院に長くいるより自宅で療養したいという人が多いせいなのかな?とも思います。実際のところは何故だかよく分かりません。

帝王切開のときの入院と、自然分娩のときの入院とでは、かなり扱いが違いました。まず、帝王切開は大きな手術なので、術後は医者や看護士がしょっちゅうチェックしに来ました。双子は37週あたりが予定日だと言われるのですが、私の双子は36週で生まれてきたのでちょっと早め。そのせいもあるのか、一緒の部屋に泊まっていてもしょっちゅうNICUに連れていかれてチェックされてました。しかも、帝王切開だとしばらくは自力でトイレにも行けず、立ったり歩く事もできなかったので、看護士さんが色々手伝ってくれました。なんと親切にも病室の掃除までしてくれた人もいました。

自然分娩のときは、人の出入りも少なくて、ただひたすら赤ちゃんと一緒に寝て、体力の回復を待つという感じでした。できるだけ自分で何でもやるという感じで、ほっておいてくれました。おかげで最初から赤ちゃんと一緒に過ごす時間ができ、そのためか母乳もたくさん出ていいスタートが切れました。ちなみに私の知ってる限りでは個室が一般的みたいです。私の病室は景色がすごくよくて、目の前に山が見えて緑が多くて大変いやされました。

初産のときは、母乳コンサルタントが部屋に来て、母乳指導してくれました。二回目も一応チェックしにきたけど、もう勝手が分かっているので、おしゃべりだけして帰っていきました。

食事は電話がかかってきて、メニューを選ぶことができました。私は妊娠後期に妊娠糖尿病になってしまって食事制限をしていたので、ここぞとばかりに炭水化物を食べてました。ソーダも飲めなかったので、ジンジャーエールを頼んだりして。帝王切開のあとの食事はさすがに流動食で味けなかったのですが、自然分娩のあとはすぐに肉と野菜とか出てきました。

事務的には、入院中に出産届を出さなければいけませんが、それはそういう担当の人がいて、病室まで来てくれました。そこで夫と私のソーシャルセキュリティー番号などを書類に書いてサインをすると、郡の事務所に提出してくれて、そこから後日サーティフィケートを送ってくれます。

2日で退院だと結構あっという間ですが、体力自体は結構回復してたました。ただ便秘がきつくて、大変でしたが・・・。

今回は母が退院後一週間手伝ってくれたので、大変助かりました。やはり産後一週間くらいは誰かに助けてもらったほうがいいと思います。