「クレイジー・リッチ!」という映画を観ました。
アジズ・アンサリが、「白人様が私はアジア人に理解あるのよ~!ってアピりたい時に利用する」って言ってた映画ね。笑
アジア人の俳優やスタッフで制作されてますが、
日本人は出て来ません(ソノヤ・ミズノさんっていう日系イギリス人は出てくるよ)。
主役ももちろんアジア系の、コンスタン・ウーとヘンリー・ゴールディングです。
ヘンリー・ゴールディングは
シンプル・フェイバーや
ラスト・クリスマスに出てて
かっこ良いな~って思ってたんだけど、クレイジー・リッチはそれよりも前の映画なんだね。
コンスタン・ウーは初めて見たけど、台湾系アメリカ人なんだって。
ゴージャス感はないけど、可愛らしい人だね
アメリカに住んで、普段から人種差別されてきたアジア人からすると
普段日本に住んで、マジョリティー側で生活している日本人が思うより、
この映画は歴史的な意味があるんだと思います
(それでも、シンガポールが舞台なのにマレー系やインド系が出て来ないことなど、
いろいろ批判はされてるみたいだけど。人種問題って難しいね)。
(ネタバレあり↓)
すっごく良い映画だったよ~
レイチェルは最初からとばっちりなんですよ。
別にお金目当てでニックに近付いたわけでもなんでもないし
(だって彼が御曹司だと知らなかったんだから)、
どうしても彼と結婚したいと必死になってるわけでもないのに、
勝手に巻き込まれていくの。たまったもんじゃないよね
彼女自身が努力家で聡明で、ニックの方がぞっこんなのにね!?
でも彼女は信念を曲げなかったし、強かった!
嫉妬から嫌がらせされて、もう結婚式に参加するのもやめようかなと
弱気になってたけど、負けなかったよね。
あの麻雀のシーン、意味分かりました?
私、麻雀のルールを知らないから最初分からなかったんです。
(レイチェルが勝ったのかと思ってたし。)でも、ただならぬ空気は感じました。
あえて劇中では説明しなかったみたいなんだけど、
調べて意味を知った時、鳥肌立ちました。
これの意味が分かってないと、ただのよくあるラブコメみたいに思っちゃうんだけど、
そうじゃなかった。
これはレイチェルとニックの恋愛の話じゃなくて(それもあるけど)、
レイチェル(アジア系アメリカ人)とエレノア(アジア人)という2人の女性の話だったんだね。
そして、エレノアがレイチェルがわざと負けた意味を理解して、
あのエメラルドの指輪(でかい!)に繋がった。
エレノアはレイチェルのことを、いくらアジア人の見た目でもアメリカ人だ!って言うけど、
アジア人同士だからこそ、あの麻雀のシーンで分かり合えたのかもしれないね。
シンガポールは私の第2の故郷だから(3か月住んだだけ)、また行きたくなった
あんなキラキラしたところだけじゃなく、汚いホーカーとかも結構楽しいんだよ?笑