リバプール大聖堂に行った時、たまたまAnish Kapoorさんというインド系イギリス人アーティストの展示がありました。
Monadic Singularityというタイトルの展示で、彼の初の個展だそう。
人体の物質的性質に対するアーティストの探求を凝縮したこのタイトルは、人間の存在と宇宙の相互関係を反映しているとのこと。
正面から見るとこう吸い込まれる感じ
こちらは背面
巨大なテントの滑り台にも見える
横に回ると、内側に入ることができました
人がいるとサイズ感がわかりやすい
アートとして好きな作品でした
中に入ってみないとわからないサイズ感と、天然の光が作り出す空間と作品の造形で神秘的な雰囲気でした
人体の物質的性質という説明も頭にあったので、血管、筋肉、膣?ブラックホール?などいろいろと連想しつつ、雰囲気に飲み込まれました。
こういうアート作品は、テーマを見て作者の意向を汲むのもあるけれど、自分が見た瞬間に感じたことの方が見る側には重要かなと、私は思うんですよね
好き嫌いもあっていいと思うし、やはり写真じゃなくて実物を目で見ることが質感、サイズ感、空間の作り出す独特な雰囲気などを体感するのが楽しいかなと思います。
壮大な大聖堂の中に、正面の巨大な赤い穴がいきなり出現している展示のされ方も興味をそそられましたが、実際に作品の中に入ってみた時の異世界間は素晴らしかったです。
大聖堂の中で、異質とも言えるモダンアートの展示。
これが思いのほか融合していることで、さらにお互いの存在を主張している感じでした。
ロンドンのテートモダンなど、たまにふらっと寄るのですが、中には、うーんよくわからんと思う作品もあるし、一瞬で引き込まれる作品もあるのが美術館巡りの楽しみかな
このような作品や大聖堂が無料で観覧できるのもイギリスの良いところですね〜
ということで、次回はビートルズゆかりの地を巡る
マジカルミステリーツアー
おやすみなさーい