第1話に引き続き、キッズぴあの長岡教室へお邪魔しています。

第2話ではハンディカホンをピアノ教室へ導入された時のお話を内田先生に伺いました。

 

ピアノ教室へハンディカホンの導入決めたキッカケは?

内田先生:

「リズムに弱い生徒が多いので、リズムの勉強で何か興味を持つような面白い方法は無いかとずっと考えていました。

 

音楽をやる上で、リズム感はとても重要なので、幼少期に身につけさせたいと思い、カスタネットでのリズム打ちを導入しました。

カスタネットも普通のタイプではなく、動物の形の可愛いものを使用していました。 

 

が、何かが違う…

リズム打ちはできるけれど、やらされているように見えて…

もっと楽しみながら、リズムを学べないかと思っていた時、カホンに出会いました。

 

箱のような不思議な楽器

子供達がまだ知らない楽器

絶対に興味を持つと確信し、導入を決めました。」

 

 

最近はカホンの知名度が上がってきていますが、まだまだ知らない人も多い楽器。

子供って好奇心旺盛だから、知らない物への興味ってすごいですもんね!

初めて見る大きなカホンも怖がらずに演奏してくれていたのも興味あってこそ、なんだろうと感じました。

 

 

実際にレッスンに導入してみた時の生徒さんたちの反応は?

内田先生:

「これ何?どうなってるの?と箱の中に手を突っ込んでいました(^_^;)」

 

 

ハンディカホンは特に手が突っ込みやすいですからね(笑)

 

 

内田先生:

「はじめは、カホンってなに?って感じだったのですが、最近は、積極的に取り組んでくれています。

幼稚園や小学校には無いめずらしい楽器に触れることも嬉しいようです。」

 

 

 

確かにレッスンを見学して、積極的に参加していると感じたのと、カホンという楽器にもだいぶ親しみがこもっている様にも感じました。

「私たちのカホン」という雰囲気が伝わってきて嬉しくなりました。ちゃんとピアノのレッスンにカホンが溶け込んでいる!と実感できました!

 

 

どうして大きいサイズのカホンではなく、ハンディカホンを選んだのですか?

内田先生:

「大きなカホンではなく、ハンディカホンを選んだ理由は、ひとり一台にこだわったからです。

グループレッスンならではの効果を狙っていて、みんなで叩くことにより、単にリズムの勉強ではなく、音楽を感じながら学べるのではないかと考えました。

 

大きなカホンだと人数分用意できないので、どうしても順番にってなってしまいますが、ハンディカホンは子供にもピッタリのサイズだったので。」

 

 

 

確かに、大きいカホンは嵩も高いのでグループレッスンで人数分保管するのは大変ですよね。

ハンディカホンならA5サイズなので、人数分用意してもコンパクトに保管できますね!

このサイズ感こそがハンディカホンの最大の特徴でもあるんです。

 

 

ハンディカホンを導入して良かったと感じた点はありますか?

内田先生:

「ハンディカホンを取り入れ始めてからリズムの勉強に積極的になりました。

単純なリズム打ちではなく、楽器で演奏している感覚で叩いています。

リズムにのって叩く生徒もいます。

カスタネット導入時には考えられなかった光景です。

最近は、音楽を表現する上でリズムが大切ということが、少しずつ伝わっているのかな?と感じています。」

 

 

 

カホンという楽器はカラダでリズムを取って演奏する楽器なので、それを知らない内に子供達が実践できているんですね!

私が子供の頃は、リズムが大切ということを全く知らずに過ごしていました。

その頃にこんな風にカホンに出会えていたら、きっと音楽の楽しさにもっと早く気付けたんだろうなぁ。

 

 

 

「ピアノ教室×カホン」

取材に伺う前に想像していたよりも、子供たちが楽しそうで積極的にレッスンに参加していたのが印象的でした。

 

私が普段関わっている様なバンドのリズム隊としてのカホンとはまた違った使い方ですが、音楽に大切なリズムを打つという点ではやっぱり共通している所があります。

リズムを打つという簡単そうで難しい事も、カホンという付加価値を与えることで子供たちのやる気や興味をそそってくれるという新たな発見もありました。

カホンにはまだまだ新しい価値が隠れていそうですね^^♪

( おわり )