この日、煮卵の岸本が生誕祭を迎えた。
当然のように0時から煮卵LINEは湧きに沸き、岸本の生誕を祝ったのであった。
煮卵ではこのように、誰よりも早く祝うことが相手への最大の祝意の現れであるという文化を持っている。
その点、岸本が煮卵メンバーの誕生日をあまり把握しておらず、せっかくの機会だし、改めてみんなの誕生日を教えてほしいと要望を出した。
池田が迅速に真面目な回答を行ったが、その後から歯車が狂いだす。
まず、西田が"22 Ventôse CCLXXXVII"とフランス革命歴で答えてしまった。
山中は旧暦で誕生日を回答。
和田に至っては、予想される受精日を回答し、ダイバーシティ配慮の観点からも非難されるべき投稿となってしまった。
これに対し、西田が元凶であるため強くは批判できない池田は呆れ気味に「クセが強すぎる」とコメント。
誕生日を聞かれただけで、どうしてこうも収拾がつかなくなってしまうのかと嘆いていた。
続いて渡辺も、普通の人生を送っていればフランス革命歴で自分の誕生日を把握することはないと西田を否定。
しかしその嘆き・批判の声むなしく、和田が「祝日はあればあるだけ良いので、誕生日と同じくらい受精日も祝われるべきである」と発言したことから議論は紛糾。
奇しくも池田の受精予想日がバレンタインであるということも拍車をかけ、煮卵LINEは荒れに荒れた。
ここで池田はあからさまに話題転換。
もうすぐ行われる日本ダービーの話を持ち出し、おすすめの馬を尋ねた。
しかしこれも山中が「俺はもう当たった」などと発言したことで全く話に進展が見られず、最後は競馬現地観戦民の徹夜待機組を渡辺が馬鹿にしたところ、徹夜待機の経験がある和田が激高して更なる惨事を招いてしまうなど、全ての行いが争いへと発展した。
元凶である西田は自身の誕生日をフランス革命歴で答えて以降LINEに姿を現さず、戦争の黒幕は決して表舞台には出てこないという歴史的事実を体現した形となったわけである。
-----2024年5月27日の私より-----
終始何を言っているのかわかりませんが、もちろん今日も岸本の誕生日です。
この場で伝えて本人に届くか分かりませんが、誕生日おめでとうございます。