この日、私が柏まで野球部の試合の応援に行っていると、煮卵の池田からこのようなLINEが流れてきた。
「今日は日曜日だってのに、なんで街はスーツを着た人で溢れているんだ?」
私がいる柏にはスーツを着ている人はほぼ皆無だったので、これはおそらく池田のいる松戸にのみ発生している現象である。
これについて考えられる仮説はいくつかある。
仮説①:松戸の治安に由来するもの
松戸といえば言わずと知れた治安が悪い街である。
この地にはその筋のお方もたくさんいるようであり、その筋のお方は常にスーツを着用しているという勝手な偏見がある。
つまり、池田が目にしたスーツを着た人々は全員裏社会の人間であり、松戸ではそれが常態化しているため、もはやどちらが裏なのか曖昧になっているということ。
仮説②:着る服がスーツしかなかった
たまたま松戸一帯のみ降雨が続いていたため、全く洗濯ができる天候ではなく、普段着のストックが底をついて、全員やむを得ずにスーツを着用しているということ。
仮説③:超有名企業の就活イベントが開催されていた
一瞬これかと思ったが、日曜日開催の企業面接はあまり聞いたことが無いし、仮に大規模なセミナーだとしても、なぜこの時期に…?と疑問が残る。
仮説④:この日は松戸市により、スーツコスプレデーと制定されていた
①から③の仮説がイマイチしっくりこないため、消去法でこちらの説で確定である。
この日がスーツコスプレデーであることを天才的推理力で突き止めた我々は、なぜ松戸市がこのようなイベントを制定するに至ったのかを考察した。
さしづめ、市長からの強い命令で「何かしらのイベントを作れ」と無茶ぶりされた議員たちが、「どうせ我々は平日祝日関係なく毎日スーツを着ているのだから、我々の生活に負担が無いような形のイベントを開催すれば良いじゃないか」という非常に利己的な理由でこのようなイベントを制定し、忠実な松戸市民はこれを受け入れて今に至ったのであるという結論に達した。
これにより、市長の圧政、議員の怠慢を露呈する形となったのだが、悲しいかな松戸市民は人が良すぎるため、それらを受け入れてしまっており、今松戸市が最も革新的な試みが行いづらい環境にあることが分かったのである。
この現状に対して何か行動を起こせるのは、煮卵で唯一松戸市の選挙権を有している池田だけである。
選挙に行こう。市を変えよう。そう池田は強く誓ったのである。
-----2024年5月20日の私より-----
松戸市の皆様、議員の皆様、松戸市長、大変申し訳ございませんでした。