【回想日記】2018年5月7日 千里の道も一歩より。でも金がない | 回想日記~リメイク~

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数年前の記憶を、SNSや手帳などのアイテムを利用して想起し、日記にしてしまおうという試み。非社会的組織『煮卵』オフィシャルブログ。
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この日、煮卵LINEでは、ボウリングで高得点をたたき出した池田が自慢をしていた。

そのスコアは202というもので、この記録は歴代煮卵のハイスコアを大きく更新するものであった。

奇しくもその日、私も大学の友人とボウリングに行っており、27というこれまた煮卵ワースト記録を更新するものであった。

 

軽いボウリングイップスとなってしまった私は今日限りでボウリングを引退することを宣言した。

イップスも原因の1つなのだが、他にも大きな理由があった。

それは金欠である。

ただでさえバイトの月給も大したことがないのに、就職活動のたびに東京へ行っていると交通費でバイト代が消えていく。

金欠は、この時期の地方就活大学生のあるあるだと思う。

 

何をするにしても多少の金はかかるため、私は苦悩した。

苦悩の結果、ある一つの仮説に辿り着いた。

それは、どんな名言にも「でも金がない」を付けると意味が変わってくるということである。

この仮説を煮卵に投稿すると、早速検証がなされた。

 

例えば、「パンが無いならお菓子を食べればいいじゃない。でも金がない」は、本当にパンが食べたいのに菓子しか食えない奴の言葉になる。

大切なことは全て君が教えてくれた。でも金がない」は、金の稼ぎ方までは教えてくれなかったのか…という切なさが滲み出てくる。

筋肉こそマッスル。でも金がない」はプロテインが買えない人の言葉になる。

友あり遠方より来る、また楽しからずや。しかし金がない」は、たぶん質屋行き確定である。

ほっとけ、俺の人生だ。しかし金がない」は、ほっとけない。

"reach for the moon, even if we can't. By the way, I'm in short of money."は、by the wayがパワーワードすぎる。

 

つまりお金は大事だよね、という結論に達し、この日の煮卵会議は一応終了したが、その後も大喜利は止まらなかった。

ちなみに、川口から「儲け話がある」とのことで教えてもらった。

どうやら、ロボットレストランのドラマーかダンサーになれば日給15,000円もらえるらしい。

ロボットレストランと聞いて、ロボットが配膳するレストランを想像して検索したら、想像と全然違った。

 

そんなこんなで、しばらく少ないバイト代を競馬などで必死に増やす戦いもスタートすることになる。

なぜ競馬をするかというと、何もしないとお金が尽きてしまうからである。

 

-----2024年5月7日の私より-----

ちなみに2024年現在でも、池田と私のボウリングの記録は破られていません。

もうこれ抜けないと思います。

当時は本当にみんなお金が無かったですが、それはそれで楽しかったです。