1月末という、就活の開幕戦としては少し遅めかもしれないこの時期に、某PRベンチャー企業のインターンに参加した。
初インターンということで立ち振る舞いとかはどうしたら良いのか分からなかったが、インターンの内容の80%は弊社自慢ビデオだったので、大したことではなかった。
このインターンに参加した目的は、グループワークへの慣れと、広告業界と自分の適性度を計るためであった。
しかし、開始15秒で「弊社は広告会社ではなくPR会社です」と言われてしまった。
広告がやりたい人は帰ってくださいくらいのテンション感で話が始まったため、若干動揺した。
だとすれば、なぜマイナビで広告業界と検索かけた時に引っかかる仕様になっているのか、と疑問を抱く。
本当に広告ではなくPRがやりたい人材を求めているのであれば、お互いの希望をマッチさせる努力をしたらいいんじゃないのかと心底思った。
この日のグループワークでは、A4用紙をどれだけ高く積めるかという、ありがちなお題から始まった。
こういうグループワークあるあるみたいなお題は、答えを知っている人がドヤ顔しながら進行させていきがちである。
6名1グループで分かれたのだが、6人中2人は既にコツを知っていたようで、その理論が異なっていたため変な空気になった。
その後、「弊社はこのような事例でどのようなPRをしたでしょう?さあみんなで考えてくださーい」みたいな問題が3題出た。
特にフィードバックをしてくれるわけでもなく、ただランダムに「ここのグループではどういう結論になったかな?ああ、そういう答えになったのね。でもそれはPRじゃなくて広告だよね?はい、残念。弊社はこういうことをしました~」みたいな進行であった。
途中から、どうやって早く帰るかということに思考を集中させた自分がいた。
正直、PRそのものには興味が湧いたし印象的ではあったのだが、お高く留まっているような社員の話し方や進行に呆れてしまった。
そんなこんなで消化不良のままインターンが終了。
唯一の収穫としては、グループワークで一緒になったメンバー3名と「なんかプライド高そうな会社ですね」と意気投合し連絡先を交換できたことだ。
情報のアンテナが多ければ多いほど就活は有利に進むと思っていたので、他大学の人と繋がれたのは良いことだと感じた。
帰りの電車内でも私のモヤモヤ感は収まらず、なぜこうも魅力的に映らない話し方をPR会社の人間がしてしまうのかという話を聞いてもらった。
ちなみに、岸本がこの日初めて内々定をゲットしたらしい。
さすが初動が早い人は違うな、と感心した。
-----2024年1月31日の私より-----
プライドの高い人に合っている仕事も当然ありますし、きっとそういう人を求めていたのだと今では解釈しています。
自己肯定感の高い人物というのでしょうか、自分は自己肯定は高ければ高いほど良いものとは考えていません。
おそらくそういう点でこの企業とは縁が無かったのかな…と。
向き不向きがありますが、当時はこれが社会か、と絶望していました。