この日はTOEICの受験のため幕張メッセに向かっていた。
TOEICで730点以上を取ることは、結構英語ができる人として社会的に見られる基準の1つである。
当然私もその点数を目標にしているのだが、私が受験するTOEICは600点満点なのではないかと思えるほど、590点台を連発している。
2回連続で590点台を記録している私の最大の障壁はリスニングである。
そもそも日本語の聞き取りすら苦手(聞き間違いが異様に多い)なのに、英語のリスニングなど至難の業とも言える。
そのうえ、千葉県民にとって、有識者曰く「大外れ」会場の1つである幕張メッセでの受験では猶更だ。
幕張メッセは会場が広いため、音が響いてリスニングの音声が鮮明に聞こえづらいことがある。
その場合、リスニングパートの大抵はロト6級の運ゲーになる。
受験会場に早めに到着し、周囲が単語帳を眺めて準備を徹底するなか、私は耳のコンディションを高めるため耳掃除を行った。
本番開始前の音声確認については特に問題なく聞こえたため安心して本番を迎えた。
結果としては、この日も半分くらい運ゲーになった。
毎回思うのだが、音声確認と本番の放送内容に難易度の差がありすぎて全く参考にならない。
受験回数を重ねるごとに成長は感じる部分はあるが、分からない単語が多すぎるのかもしれない。
ロト6を終え、会場を後にする。
幕張メッセが会場であることにはメリットもある。
それは帰りにバーガーキングに立ち寄れるという点である。
私は大抵バーキンではワッパーのセットを注文する。
飲み物はスプライト。ハワイ生まれの友人曰く、本場ではスプライトを頼むのが通らしい。
それを聞いたからではないが、清涼感が気に入っていて専らスプライトである。
帰宅後の私は、おそらくエントリーシートの記入に追われていたのだろう。
エントリーシートの「資格」の欄に、普通自動車運転免許しか書くことがないことに焦りを感じていた時期だった。
十数年前に合格した、漢字検定のことを記入するかどうかに小一時間頭を悩ませた。
そのためTOEICで好成績を収めてそのことが書ければ…という目論見もあったというわけである。
結論から話すと、そんなことで小一時間頭を悩ませるくらいなら、その時間で英語の勉強をするのが正解だったと感じる。
-----2024年1月28日の私より-----
この時は毎回TOEICを受けていました。
その後5年くらい受験からは遠ざかり、彼女の影響で再度受験を行いました。
そのときの点数も580点とまるで成長していませんでした。
逆に、英語の日常的な勉強から数年遠ざかってもパフォーマンスが低下していないということは知識の定着率は良いのかもしれません。