私は人生で2度、重い鬱になった経験があります。


解離性障害とうつ病と共に生きるへなちょこあせるです。



今も疲れたりすると解離してしまっていたり、軽い鬱状態になったりすることがあり、自分の体調にとても気をつけて生きています。


1度目は高校3年生の時。

2度目は第1子の産後です。


鬱は原因を取り除く事で良くなることもあると思うのですが、私の原因は生育環境にあり離れることができないものでした。


それでも。私の中での劇的な変化が、「分かりあうことができずにいた両親は、たぶんASDの特性を持っている」と気がついたことで起こりました。


色んな感情が沸き起こり、過去の様々な出来事を特性の切り口から振り返りました。


その過程で、「私がそれぞれの出来事に傷ついてきた」と両親が気がつくこと、理解することは特性ゆえに不可能なのだと理解してきました。悲しいことです。


気づきを吐き出した時に「そう、あなたのお母さんはアスペルガーで、あなたは、いわゆるカサンドラなんです」


そう、肯定してくれた主治医の言葉に救われました。


私は悪くなかったとやっと思うことができたからだと思います。


両親をASDの切り口で見返した時、彼らにはそうすることが必然だったけれど私にとってはたくさん傷つく環境だったのだと、傷ついて当然だったと分かってきたんです。


人生をうまく生きられない自分を許せない気持ちがどこかにあったのですが、いや、よくやってきたよ私。立派にサバイバーじゃんと肯定感が増しました。


私自身がやりたくてもどうしても出来ない事もどうしてなのか理解することができ始め、張り詰めてきた糸が切れました。


今年の4月は整理が一区切りついたことで燃え尽き症候群にたぶんなりました。ずっと私の苦しさはなんだろうと考えることや、傷つく事がもうないようにと頭の中が埋め尽くされていて、エネルギーを消耗していたのに、なんだか解放されて手持ち無沙汰になってしまいました。


空いた時間に始めたこのブログで自分に向き合いながら文を組み立てる事が、次に私ができる自分への癒しです。