このアルバムは時々無性に聴きたくなりますね。
プログレ者の皆さんには愛好者が多いのではないかと思います。
英国のバンド、Hatfield and the North(ハットフィールド・アンド・ザ・ノース)の1975年リリースの2作目、"The Rotters' Club"(ロッタース・クラブ)
アートワークは1作目と同様Laurie Lewisさん。
表ジャケで女性(Ruby Crystalさん?)が書き込みをしている紙が裏ジャケになっています。
左上のヒトと鬼?が飛んでいるモチーフは、Luca Signorelli(ルカ・シニョレッリ)の壁画から拝借。
右上のペガサスのモチーフはEdward Robert Hughesの絵にそっくりですね。
これらのモチーフと写真をコラージュして更にRubyさんの手と文字を描き加えるという凝りようです。
シニョレッリの壁画「罪されし者を地獄へ追いやる天使」の下半分(人と鬼がわんさかいるところ)をモノクロにしてコラージュしたのが1作目のアルバムジャケですので、1作目を手元に持ってきて確認プリーズ(笑)
ジャケが芸術的ならばサウンドも芸術的なのがHatfield and the Northであります。
いつ聴いてもクールで崇高だなぁ。
今日の一曲は、"Fitter Stoke Has A Bath"
この曲のスキャットのところのメロディーが大好きで、つい一緒にハミングしてしまいますね(笑)
http://grooveshark.com/#!/s/Fitter+Stoke+Has+A+Bath/4BmMLj?src=5
オマケ:"Didn't Matter Anyway"
リチャシン様の声とおなじみジミー・ヘイスティングスさんのフルートに浸って下さい♪
http://www.youtube.com/watch?v=ymfzq2OGw0g
英国では、このアルバムにインスパイアされた同じタイトルの小説が出てテレビ化もされたそうで、影響を受けた人が多かったのかもしれませんね。