2010年4月23日(金)~宮古島で迎える嬉金~
旅行ってのは早寝早起きに限る。ってことで8時半くらいに起床。ちなみにベッド初体験だった倫太朗君は夜中に2度ほどベッドから落ちました。
朝食はお馴染みバイキングな感じで、割と普通なメニューの中にちょこちょこ沖縄っぽい食べ物が並んでいる。俺は朝食はあまり食べない人なので、スクランブルエッグとベーコンとコーンを持っていったら、嫁ちゃん&ナミズちゃんからは大バッシング。「まったく栄養を考えていない朝食」とのこと。倫太朗君はおクチに合うものがなかったのかあまり食べず、牛乳をガブ飲みする。
予想はしていたが、この日はあまり天気が良くなかった。雨こそ降ってはいなかったが曇天模様。しかも半袖では少し涼しいくらいの天候に、残念。
まぁ折角の旅行なので楽しまなければとこの日の予定を経てる。沖縄といえど、何も海しかないわけでもないのだから。
本日の予定に入っていた【宮古伝統工芸品研究センター】という場所へ。
1978年に国の無形重要文化財の指定を受けた宮古上布。イラクサ科の苧麻(ちょま)で織る藍染め絣で、最上品は「蝉の羽」に例えられる美しさ。ここでは宮古上布やその歴史に関する資料を展示し、実際に上布を織る現場も見学できる。住所は沖縄県宮古島市平良字西里3。割と繁華街にあり、駐車場は鬼狭い。服飾関係のスペシャリストのタマゴであるナミズちゃんの意向により向かったこの場所であり、倫太朗君が寝ているので俺は駐車場でお留守番で嫁ちゃんとナミズちゃんが見学に行ってきたのだが…「びみょー」とのことで5分足らずで帰ってきた(笑)
仕方がないので奥にあった【宮古神社】でお参り。宮古島で数少ない神社のうちの1つであり、島民の初詣の定番地であるらしい。だが、観光客は割とここの存在に気付かないみたい。俺らもたまたま見つけた宮古神社であったので、もし伝統工芸品研究センターに立ち寄らなかったら気付かなかっただろう。
ちなみに宮古島は、プロ野球オリックス球団の春のキャンプ地として有名だが、選手たちもキャンプイン前に宮古神社で安全を祈願したこともあるという。沖縄に来て初めて見たシーサーに、「シーサーだ!」とハシャいでたくさん写真を撮ってたら、実はそれはただの「狛犬」であることをナミズちゃんに(冷たく)指摘された。
さて、一行は昨日の島北部攻めに続き、今度は西部を攻めようということで、宮古島西に浮かぶ【来間島】(くりまじま)へ。池間島と同様、橋が架かっており、その名も【来間大橋】。なんて安易なネーミングなんだろう…わかりやすくて良いのだが。
来間島は、沖縄県宮古島市下地字来間に位置し、宮古島の南西1.5km、太平洋に浮かぶ面積2.84平方キロメートルの小さな島。宮古島下地から全長1,690mにもおよぶ日本最長の農道橋である来間大橋(1995年3月完成。全長1,690m)が架かっており、その橋の景観や橋から見る海の景観は美しさは圧巻。島にはバスなどの公共の交通機関もなく、小さな集落が1つあるだけで他はサトウキビや果実などの畑が広がるのどかな景観が広がる。人口は200人弱しかおらず、過疎化が深刻化している。
しかし…天気も悪ければ来間島自体に特に何があるってわけでもないので、橋を渡って少し島に入って、展望台から海を眺めて、無人野菜売りを見て、写真撮って(シーサー見つけたのでまた悪ふざけして)、宮古島に戻った。ちなみに昨日の池間島の時もそうであるが、俺は海や川に架かる橋の上を運転するのがかなりの恐怖症であるので、嫁ちゃん&ナミズちゃんがほぼ運転。誰だ、俺のことをビビリだなんて言った奴は!
ちなみに池間島同様、こちらにも来間中学校・来間小学校が併設されてあったが、ここでは「来間焼酎=来間小中」云々の会話にはならなかった。さすがに嫁ちゃんも勉強したらしい。
というわけで天気があまり良くないので、宮古島へ戻った一行はお昼ごはんを探す。もちろん、1回は食べたい【宮古そば】。出発前より目をつけていた店【大和食堂】(宮古島市平良字西里819-3)で食べる。
宮古そばってのは沖縄そばの一種であり、沖縄県で有名な麺料理。だが「そば」と呼ぶものの蕎麦粉は使用されず、小麦粉100%の麺。製法的には中華麺の一種であり、正確には「中華めん」に分類されているが、麺は一般に太めで、和風のだしを用いることもあって、その味や食感はラーメンよりむしろ肉うどんなどに似ている。スープは薄味で、具は三枚肉、沖縄かまぼこ、小ねぎがメイン、薬味として紅しょうがやコーレーグース(島唐辛子の泡盛漬け)を用いていることが多い。店によってマチマチだが、テーブルにカレー粉が置いてあり、好みで味を足してよい。
豆知識。よく聞く【沖縄そば】と【宮古そば】の違いはというと…具が麺の上にのってるのが沖縄そばで、具が麺に隠れて見えないのが宮古そばらしいよ。その昔、宮古島ではそばの具があると贅沢だと見られていたので、麺の中に具を隠してたんだってさ。他にも八重山そば、久米島そば、名護そば、与那原そば、やんばるそば等、各地で特色を出したものが売られている。
ちなみに俺はこの店で、ワケがわからずイキフンで【ソーキそば】を注文。ソーキ(豚のあばら肉)の軟骨がふんだんに入ったそばが出てくるが、俺はそんなリアルな感じの軟骨とかは食べれないので、少し失敗した気持ちで食べていた。嫁ちゃんも右に同じ・・・。ちゃんとナミズちゃんに聞いてから注文すればよかった。それに、チャレンジなんかしないで焼きそばとカツ丼にすりゃよかったかな。
さて、おなかいっぱいになった一行は雨なので遊べないので、お土産やら買い物やらをしようと。途中に寄ったマックスバリューでは、嫁ちゃんがまさかのドレス購入w沖縄に、しかも宮古島に来てまで…と思うが、破格の安さだったことと、かなり気に入ったデザインがあったとのことで購入。1ヶ月後に再び控える沖縄でお披露目される予定だとのこと。
そんなこんなで夜になり、2日目はせっかくだから地元居酒屋へ行こうという流れに。俺ビール党、嫁ちゃんワイン党、ナミズちゃん泡盛党ともなれば居酒屋に出向きたくなるのは当然の流れですね。一旦ホテルへ帰り、お風呂などを済ませてから宮古島1番の繁華街、【西里通り】に繰り出す。ここまでは遠いので行きは車で、帰りは運転代行に頼もうということになった。
西里通り近くの駐車場に停める。ここがまた面白いところで…なんと6時間200円、1泊300円という破格駐車場。もはや笑ってしまいます。「繁華街だから駐車料金ヤバイかなぁ~」「路駐でもバレねぇかなぁ」とか言っていた30分前の自分が恥ずかしい!(宮古島の人が東京に来たら、逆に駐車料金の高さにビックリするんだろうな)
ま、そんな感じで居酒屋界隈へ繰り出すと、あたりは既に嬉金モード。どこの店も現地の人や他の観光客でガン混み。倫太朗君のために座敷宅を希望しているのだが、なかなか見つからず…ようやく見つかったのがこちら、【Katera(カテラ)】というお店。
店員がカワイイと嫁ちゃん&ナミズちゃんに評判で(俺は微妙だったが)、後々聞いた話だと雑誌スカウトとかも来るような店員らしい。沖縄料理っぽいもの(チャンプルーとかラフテーとか豆腐料理とか他なんちゃらかんちゃら)を頼み、泡盛もしっかり頼む。ちゃんと抱瓶(ダチビン)で出てきましたよ。イキフンありますね。
・・・ちなみにこのカテラという店、俺らが訪れた約2週間後に閉店してしまったというウワサ。残念。
そこからはもう酔っ払い大人3人+元気な倫太朗君で居酒屋を楽しみました。帰りに運転代行を呼び、30分かけて帰宅。どのくらいの距離があったのか調べてないけど、とりあえず運転代行の人は「ん~2500円でいっか」って感じで適当でした(笑)現地人らしく、いろんな話をしました。18歳まで島に住み、高校卒業してから東京に出る。現地の人はそういう流れになるそうです…島には高校以上の学校がないから。近くても本島に出向くそうです。んで、この運転代行の人は東京で職を見つけ、少しサラリーマンをやり、23歳で宮古島に帰ってきたそうです。そこからいろんな職を転々とし、今は観光業ということでこの運転代行をしているのだとか。島の人はほとんどが友達で、島内でナンパなんかをしてしまうと、友達の友達だったり、あわよくば友達の親戚だったりとかもあるそうです。やべーね、そりゃ。まぁそんな地元民話を色々しました。人見知りの僕でしたが、代行の車に乗ったのは僕1人だったことと、お酒が入っていたことが功を奏してなんとか喋れました。ちなみに俺、その運転代行の人に20歳って思われていました(「20歳で子どもいるなんてすごいねぇ~」って感じでした)。
で、ホテルに帰ってからすぐに倫太朗君を寝かせ、再度バルコニーで飲み直し。この日のテーマは【結婚闘魂行進曲】でした。沖縄の暗闇の中で踊りました・・・
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【結婚闘魂行進曲】は、ご存知氣志團の歌。正式には【結婚闘魂行進曲「マブダチ」】であり、2005年10月26日に発売された彼らの4thアルバム【愛羅武勇】に収録されている。PVが結婚披露宴にて友達を祝福する踊りというものであり、若者の結婚式では定番の曲。その定番にノって、嫁ちゃん属するWILLOWSの結婚式での定番ソングとなっている。過去にはまりっぺ・嫁ちゃんの結婚式で踊られている。何故それを沖縄で踊ったかというと…1ヵ月後に控えた嫁ちゃん&ナミズちゃんの兄(つまりは俺の義兄に当たる)の結婚祝いにカラオケでも行こうということになり、その際にこの歌と踊りで祝福しようじゃないかということで練習。ナミズちゃんのiPhoneでYouTubeのPVを見ながら練習していたのだが、なにぶん沖縄宮古島という僻地なため、なかなか電波が届かなかった。嫁ちゃんは1度踊っているのでダンスを覚えてるかと思いきや、大半が思い出せないということで…まぁそんな感じで夜な夜な踊っていましたとさ。
2日目の夜も、こうして更けていった・・・明日は帰らなければならない。夢のような時間も残り1日。









































