なまずとらべる Reported by 鯰 -2ページ目

なまずとらべる Reported by 鯰

鯰blogの旅行記です。

■Vol.1 ~出発~
 



10月10日(木)。出発の朝。3時半に起床し、4時に家を出る。まだ外は暗い。首都高に乗り込み、いざ羽田空港へ。道中、リンは起きていた。サクは家から爆睡のため、起きたら布団じゃなくて羽田空港にいる、というトリップ感。

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羽田空港P3駐車場4階、契約車両用駐車場のすぐ脇に空きスペースをゲットできたので、駐車。出口にも近い場所だし、駐車場から空港までの連絡通路もメチャ近のため、ラッキー(連絡通路が4階にあることは、嫁ちゃんが7月の大阪旅行の時に調査済み。)

空港に到着。荷物を預け、チェックイン。とりあえず経由地である那覇空港まで向かう。2時間半のフライト。
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…俺、割と飛行機に慣れましたw



さすがにここ数年で何回も乗る機会があったからかな。

と、自己分析していたら、隣のリンもなんだか慣れている感じがしました。沖縄2往復、北海道1往復、大阪1往復、そして今回の沖縄石垣島旅行も加えると、通算12回も飛行機経験のある4歳児…ゴイスーだなw

サクはまだ2歳児なので、ヒザ上抱っこでの搭乗。サクはまだ怖いみたいだった。そしてしきりに「耳が痛い」と。さすがに耳抜きができないのか、アメを食べる。

なお、子どもたち2人とも、機内サービスのリンゴジュースがとてもダイスキです。

那覇空港到着後、石垣島への飛行機に乗り換える。乗り換え時間は30分強で、しばし身体を動かす子どもたち。

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那覇→石垣は1時間のフライト。当然、羽田→那覇間の飛行機よりも小型でした。(真ん中席が無い。100人乗りくらい?)

小型の飛行機ということで、ハンパない揺れが予想されるかと思っていましたが、天候が順調だったおかげで快適なフライトを楽しめました。

ちなみに、この那覇→石垣間で、さすがに早起きすぎたのか、子どもたちは寝ていました。

 




 

 

■Vol.2 ~石垣島到着!~
 

2010年春以来の沖縄上陸です。当時、リンはまだ1歳4ヶ月で、サクは当然生まれていませんでした。

3年ぶりに見る沖縄の海は、果てしなくキレイでした。

空港到着後、レンタカー屋さんで手続きをする。

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ココで気づいたこと。

「新石垣空港」ってのが、今までの石垣空港に加えて新しくできた空港で、現在石垣島には2つ空港があるのかと思っていたら…

「新石垣空港」ってのは、「今までの石垣空港から移転してきた、新しい空港」ってことらしく、現在はこの「新石垣空港」しかない、ってこと。

(「(旧)石垣空港」に飛行機が到着したのはいいんだけど、レンタカー会社が「新石垣空港」前にある、という情報があり、『おいおい、今から「新石垣空港」に30分もかけて移動かよー!』とか思っていたら、なんとこの空港が「新石垣空港」だった、というクダリw明らかなる調査不足でした。)

ちなみに、この「新石垣空港」ってのは、半年前の平成25年3月にできたばかりで、チョーキレイだった。

というわけでレンタカーをレンタル。まさかのヒュンダイ製(笑)


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僕はコリアンぢゃありませんが、ヴィッツとかフィットとかを想像していたので、呆気に取られました。i30という車種で、ボディカラーは赤!次買うときは赤色の車を狙っている僕としては、グットチョイスでした。

いざ、乗り込み、石垣アイランドめぐりへ出発。

とりあえず、行き先不定&お昼時ということもあり、とりあえず道をひた走ることをする。

途中に見つけた海岸。沖縄初の海に入る。

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入るといっても、そこはビーチではないので、水着には着替えずに足だけ入ることに。しかしサクは、服のまましっかりと海に浸かる。沖縄初のビショ濡れに。
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30分ほどそこで遊び、お昼ゴハンへと移動。
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「石垣といえば、石垣牛!」と、全国が誇る沖縄情報通のナミズ氏(25)からのお達しにより、石垣牛を食べに行きました。

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【石垣島きたうち牧場】というお店。そこでハンバーグランチをいただく。本来であれば焼肉で食べたいところではあるが、お昼から焼肉をしたくなかったし、ハンバーグの方が子どもたちも好きそうだったので。

予約していたのですんなり店に入れ、空席も目立つくらいだったが、僕らが店を出る頃には満席となり、店外には20人近い長蛇の列が。さすがの人気店。
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感想。ハンバーグ、うまい!肉がジューシーでした。
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続く。





リン4歳10ヶ月、サク2歳7ヶ月、

ついでに、パパ30歳2ヶ月、嫁ちゃん30歳8ヶ月。

 

沖縄・石垣島(等)へ行ってきました!
 
(石垣島だけではなく、その周りの島へも色々と行ったので、正しくは『八重山諸島旅行』ですが、便宜上「石垣島旅行」としておきます。)

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7月大阪USJ旅行に続き、2013年夏の家族旅行です。(10月は”夏”とは言いがたいが、沖縄はやっぱり”夏”でした。)

沖縄・石垣島旅行を決めたのは、夏の終わり、8月31日のことだった。ちょうど九十九里の海とオサラバをして、今夏への未練を全て波に流してきた帰り道のことだった。

夏の終わりを肌で感じながら、それでもまだ海への未練が捨てきれなかった、わけではないのだが、2010年4月に訪れた沖縄・宮古島旅行に引き続く石垣島旅行への出立を決定した。

正確に言うならば、この日に予約を完了したというだけであり、嫁ちゃんの中では数ヶ月前から徐々に計画を練っていたわけで、海がダイスキな、そして、沖縄がダイスキな嫁ちゃんからしてみれば、”念願の”というところであろう。

…俺?

俺は相変わらずのインドア派で、ちょうどこの日に人生初のサーフィンに挑戦し、あろうことか”オモシロイ”と感じてしまい、「インドア派が聞いて呆れるぜ!」と我ながら叫び散らしている時期。

宮古島旅行の時もそうであったが、どうしても【島】に対する潔癖が気になるところ。

大旅行ということで家計への圧迫も大きく、できる限りは節約しての旅行としたいところではあるが、どうしても譲れないのが、「宿泊先は、きれいなところ。降級ではなくてもいいが、ホテルがベスト」という俺の自己満足的なワガママ。

格安に宿泊できる民宿という手が最善であり、節約への最低条件ではあったものの、そこばかりはどうしても許可を下ろすことができず…

というわけで、嫁ちゃんが四苦八苦して探してくれたツアーにより、夏の終わりの8月31日に、晴れて石垣島旅行が決定したわけである。

(情報をくれた”スーパー沖縄エイサー女子”ことナミズちゃんにも、多大なる感謝をここで述べさせていただきやす。)
 


そして、日程が決定した。10月2週目という、沖縄旅行としてはギリギリ(天気的に)の強行日程となってしまったが、それでも台風を案ずると悪い日程ではないな、と。

沖縄旅行決定後に決まったことだが、10月最終週に、まさかの旅行追加となることは、知る由もなく(それについては、また別記できれば、と)。

(なお、沖縄といえば宮古島旅行へ、2010年4月に行った。こちらも宮古島旅行決定後に、まさかの5月沖縄本島旅行(結婚式)が決まるとは、知る由もなかった。)

 

まず始めたこと、それは、”石垣島って、何があるの?”
 

沖縄初心者です、僕。

本島へは過去3回ほど、あと宮古島へ1回、ついでにハワイ1回・グアム1回、アメリカ本土へ1ヶ月(関係ないけど)。

何があるのか、というか、石垣島の位置的なものすらも把握していない僕。ネットや雑誌を見てお勉強。そう気軽に行ける旅行ではないので、後悔はしたくないのでね。

とは言っても、4歳リンタロ&2歳サクタロの子ども連れということもあり、そんなにガッツリなスケジュールを立てたくもない。ゆるりゆるやかな時間が流れる(と信じてる)沖縄の空気を、ゆるりゆるやか感じたいな、と。

沖縄の離島と言えば、やはりキレイな海の中に潜るのが1番のオススメだと、どこもかしこも書いてある。けど、子どもたちがそんなことをできるわけもないので、という年齢的な壁も色々とあって、ツアー詳細に悩む。

悩むけど、「まぁ沖縄の海を感じることができれば、イイでしょ♪」という楽観的な考えな俺。(さすがのインドア派。沖縄に温泉がないことが悔やまれるくらいである。)

 


出立2週間前。

ようやく調べ始める僕w

…遅い。

「あんまりノリ気じゃない?」と嫁ちゃんに言われてしまうが、そんなことはない。旅行は楽しみだし、ノリ気だし、いやむしろノリノリだし。

沖縄って地ももちろん好きである。アウトドア・モンスターには程遠い僕ですが、海がキレイなのは万人共通の思いで、僕も同じです。

ノリノリを証明するため、旅のしおりを作る。スケジュールも当然加味したしおりであり、その他にも観光スポットや島の歴史、逸話などを盛り込んだ、まさにガイドブックを作成。

しかし、その内情をバラしてしまうのであれば…とりあえず色々なサイトを見て、コピペしたものに過ぎないのだけれどもね。

そんな2週間前。

 
 

出立1週間前。

天気予報が出る。生憎の雨模様…嫁ちゃん、ガチでヘコむ。

まだ石垣島に訪れているわけでもないし、当日もしかしたら雨が降ってないかもしれない。降ってても一時的なものかもしれないし、雨天でも海はキレイかもしれない。

そんな僕の説得むなしく…ただ天気予報が変わることを祈るのみ。

…と神頼みで終わるわけにはいかない貴重な沖縄旅行。『石垣島 雨 遊ぶ』でググる。

そんなにめぼしい遊び方は、無かった(泣)ショッピングや食事、陶芸つくり的なものだけである。

これはマジで、テルテルボウズ頼みだなっ!と確信。島=海=キレイ、という石垣島には、そのほかにやるべきことがないのだった…


 

石垣島旅行に向けて、購入したものは、多々。

多々ありすぎて、全部をお伝えするということはしないが、夏というシーズンが終わり、海グッズ・夏用グッズがシーズンオフで店頭に並ばなくなり、とりあえず急ぎで探したもの。

子どもたちの腕につける浮き輪(アームリングと言うらしい。ネットショップで買う。結果的にネットショップ失敗談に繋がる…)

サングラス(バカンス丸出しなティアドロップ。旅行気分のために、ついw)

虫除けシート(薬局ハシゴでかなり探し回った。さすがに夏が終わるとドコも置いてないので。)

iPhone用防水カバー(海の中を撮影しようと。ネットショップで探すが、多種多様ありすぎてマジで悩む。しかし、これがまた買ってよかった!)

FMトランスミッター(レンタカーに音楽が入ってないので、iPhoneで快適な沖縄ドライブを楽しむ為に、出発前日に購入。)

子どもたちの雑誌(飛行機で飽きてしまうだろうことを予測して。コチラも出発前日に購入。)


特記するのは、そんなところだろうか。
 


さて。

前置きはここいらにしておき、そろそろ出発するとしよう。



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シュッパツなり。


 




 

■3日目(2012年4月29日(日))
実は入籍記念日な俺と嫁ちゃん。4年前のこの日に結婚した。あれから4年が経つ。
 
本心は、実は、「まだ4年か~」という気持ちだったので、5年?と間違えてしまったという裏話。まぁ4年間という短い年月にしては結婚、GUAM挙式&新婚旅行、披露宴、倫太朗誕生、沖縄宮古島旅行、沖縄旅行、朔太朗誕生、新居完成、などなど、たくさんのことがありましたから、間違えるのも無理ないな、と、我ながらプラス思考。
 
また、本日はCaffy’sが八潮市で開催されているゆまにて杯の最終日であり、準決勝&決勝が行なわれる。ベスト4に進出したCaffy’sは宿敵やっさんズ(千葉県松戸市)との戦い。あろうことか日程を間違えていた俺は、当然ながら不参加であるが、是非とも頑張っていただきたいという思い…
 
で、目覚める。
 
結果論から話すと、Caffy'sは準決勝に勝利し、決勝でBISONSというチームに敗北。BISONSは各地で有名なplayer揃いの寄せ集めだったので、準優勝は堂々たる結果!おめでとう!(というか、俺がいないから勝ったのだろうか、と若干不安にもなったのは言うまでもない。)
 
この日も同じく朝食バイキング。細かくは変わってたりするんだけど、大概が同じ料理。ま、ホテルの朝食バイキングなんてドコもそんなもんだろう。
 
この日の予定は、小樽観光である。札幌からの距離は50kmもなく、1時間弱で到着するだろうというナビ情報。うーん、昨日の長距離ドライブ(至旭川動物園)が嘘のような近さ。高速道路に乗り込み、いざ出発。
 
札幌と小樽を結ぶ札樽道(高速道路)に乗る。そういえば初日(空港→札幌)も2日目(札幌⇔旭山動物園)、ETCカードを持ってきといてよかった。具体的にいくら、かは覚えていないけど、かなりの割引があったので。
 
本当に1時間くらいで到着した。近い。
 
途中の道で、日本海が見えた。初めて見る日本海は、もちろん、普通の海だった。
 
小樽付近に到着すると、車からでも既にわかる観光地らしい客の多さ。
 
雑誌で見てたのとはちょっと違う、普通の街並み。ま、雑誌とかの写真を信用してはならんね。けど、そこは紛れも無く小樽であり、れっきとした観光地であった。
 
小樽とは、お菓子屋さん・ガラス細工屋さん・海鮮丼屋さん・人力車。この4つが大きなもので、この4つくらいしか覚えていない。(あえて言うなら、カマボコ屋さんがあったが。)
 
とりあえずは近くのコインパーキングに停めて、小樽運河を散歩する。人力車の営業を華麗にスルーしながら。ま、普通のかわっぺりという感じであるが、そのかわっぺりには露天商やらロードアーティストが多くいた。絵を描く者、手作りで何かを作る者、ギターを弾く者。(このギターの前で、倫太朗&朔太朗が15分間停止して、聞き入っていた。)
 
小樽の街観光もしました。まずは有名な【ルタオ】でソフトクリームをいただきました。カラフルなチェアーがズラリと並び、シャレオツな店構えでした。小樽だけでも6~7店舗展開している超有名店です。
 
誰かが言いました。「オタル=ルタオ」と。あぁ、そっかーと納得してしまうようなこの店の名前で、もはや疑う余地もないくらいシックリきていたのですが、どうやら本来は違うようです。
 
「ルタオ本店の建物を表すフランス語で「小樽の親愛なる塔」を意味する「La Tour Amitie Otaru」の頭文字を、小樽の地名に愛着を込めてアレンジし「ルタオ」と名付けている」
 
惜しい!ということで。店舗前ではどこもかしこも試食をやっていました。俺はその試食で満足でした。ちなみに、ピザは食べれるようになった俺ですが、相変わらずチーズケーキは無理でした。
 
他にも色々な店(俺はあまりお菓子には詳しくないので、知らない。六花亭とか、その他、という感じ。)
 
オルゴール店にもいきました。店の中は全部オルゴールでした。数百…いや、千は軽く超えてそうなオルゴールの数々。お土産にはいいかもしれませんね、わが家は今回買ってはいませんが。
 
「お風呂あがりにガウン着て、ワイングラス片手に、オルゴールを鳴らす」
 
だなんてキモチワルイことは、僕の趣味ではありませんので。(けど、書斎用に1つは欲しかったかな。インテリア程度に。)
 
他にも、かなり色々と歩きました。暑かったのでかなりイイ散歩でした。子どもたちはやがて寝てしまったので、お昼ゴハン屋さんを探しました。子どもたちが寝てる間だけ少し駐車場で待機し、近くのお寿司屋さんで海鮮丼をいただくことに。店は超満員で30分くらい待たされたけど、ちょうど子どもが起きたところだったのでよかった。
 
まぐろ丼。3つくらいイケそうなほど美味しかったけど、値段と財布と相談した結果、1杯に留めておきましたwちなみに嫁ちゃんは大トロ食べてかなり大満足だったよう。倫太朗と朔太朗も手巻き寿司を食べて、しっかりと海の幸を味わいました。
 
以上、小樽なり。
 
続いては、折角の日本海近辺なので、海に触れておこうと。そう、何度も言ってるが嫁ちゃんは海が大好きなのである。
 
全然季節じゃない小樽の海岸に降り立ちました。海岸といってもテトラポットが大量にある場所だったので、ビーチと呼ぶには程遠い場所でした(一応、名前は海水浴場だったけど)。そこにたどり着くには地元住人の道案内なしでは辿り着かなかったほど(笑)
 
砂浜で少し遊びました。朔太朗は海に触れたのは初めてです(たぶん)。倫太朗は落ちていた枝を「剣」にして遊んでいました。嫁ちゃんはテトラポットに登っていました。
 
俺は「石けり」をしました。石を投げて水の上をピョンピョン跳ねるやつです。超インドア派を謳っている俺が石けりをできることに嫁ちゃんは驚いていました。実は小学生の頃、この遊びをかなりやっていましたので、俺は上手いんです(笑)「惚れ直した」まではいかなくとも、「見直した」くらいの感想は持ってもらえたかな、と。
 
後ほど、学生だかOLだかってくらいの年齢の女子たちが4人で旅したらしく、同じように海辺で遊んでいました。女子旅ってやつでしょう。車のナンバーは札幌だったのでおそらくは地元民もいたのでしょうけど。
 
1時間ほど海辺で遊んで、札幌へ戻る。この日は小樽観光に尽きました。
 
夜ご飯は、札幌ラーメンを食べに行きました。【さっぽろ純連】というお店。かなりの人気店で、まだ夜ご飯前の時間(18時過ぎくらい?)なのに30分以上も待たされました。コッテリ系のラーメンはとても美味しかったです。
 
超ガン晴れできたここまで3日間。このラーメン屋からホテルへの帰り道だけ、まるでスコールのように超大雨が降ってきました。初日に書いたように、ただでさえ運転しにくい札幌市街地の難所を大雨で視界が虚ろになりながらも安全運転で到着。ここ近年で増えたゲリラ雷雨に、少し地球の行く末を不安視してしまうが、そんなん考えてる暇もないくらいの視界不良だった。
 
初日・2日目に比べて、この日は小樽観光しかしなかったので割と夜はゆっくり過ごせました。子どもたちもたくさん昼寝したけど、夜もしっかりと寝ていました。明日は最終日です。
 
 
 
■最終日(2012年4月30日(月))
なんだかんだ言っても、俺は旅行が好きである。それが海外であろうと近場であろうと関係はない。旅行は旅行。好きだから、楽しみだから、行く前からウキウキする。
 
だから、旅行最終日というのは、なんか哀しい気分になる。あぁ、もう終わっちゃうんだな、と。やり残したことはないか、色々と考えてしまう。まるで試合終了直前のバスケのようである。
 
3日間、代わり映えのない朝食バイキングも、今日が最後であるとなんだか寂しい…というか勿体無いからたくさん食べてやろうという気持ちが湧き出るのは、俺が貧乏性だからでしょうかね。Mr.ジャンクフードな俺も、最終日である今朝は野菜も魚も食べてみる。もちろんジャンクフードは盛りだくさん。おかげで朝からおなかいっぱい。
 
昼には空港についていなければならない航空プランだったので、朝食後すぐにチェックアウトし、札幌にバイバイ。新千歳空港付近の牧場に行くことに。
 
【むらかみ牧場】は北海道恵庭市にある、110年の歴史を持つ放牧酪農の牧場で、千歳恵庭地区唯一での自家製牛乳プラント「絞ったままの牛乳」での牛乳販売を行なっている。また、タカ&トシがテレビで牧場を経営しているという番組もやっている場所なので、「タカトシ牧場」としても有名。
 
…タカトシはいませんでしたけど。
 
牧場では、もはや無法地帯的な入場(一応、入場料である100円を無人入り口の木箱に入れる)をし、放牧されているヒツジやヤギにエサやりをすることもできる(エサも100円で超たくさん入ってて、こちらも木箱にチャリンとお金を入れればエサを持ってって良い)。倫太朗と朔太朗はコレにかなりハマり、20~30分くらい牧場の雰囲気を味わえればいいかな、と思っていたら、かなり長時間滞在してしまいました。
 
牧場の濃厚ソフトクリームもいただきました。ルタオのソフトクリームとはまた違った味わい…というのは当然、俺にはわからないけど、とりあえず美味しかった。嫁ちゃん的には、俺がソフトクリームを食べていることが革命的らしく、写真撮りたいと言っていたが、撮らせませんでした。
 
予定時刻を大幅に過ぎた時間に牧場を後にし、予定時刻をこれまた大幅に遅刻してレンタカー返却。バスに乗り込み、新千歳空港に向かい、往路と同様に予定時刻に間に合わない感じでツアー集合時間遅刻で、なんとか飛行機に搭乗。
 
アウトー!
 
という声が響いてきそうな、遅刻常連家族となってしまいました(笑)機内で食べようとモス・バーガーを買っていたのがすべての間違いでした。ま、間に合えばいいのさ、というのが嫁ちゃんの意見。
 
そして、往路同様、1時間半弱のフライトをして、羽田に帰ってきました。復路の機内では朔太朗君がちょっと不機嫌だったので大変でしたが、帰りの車では爆睡していました。
 
これにて、北海道旅行は終了となります。
 
 
 
■結
ワイルドな後日談。
 
・さっぽろテレビ塔のエレベーターガールの話は、全然聞いてなかったぜ~。ワイルドだろ~。
 
・テトラポット見た途端、aikoの鼻歌をしちゃうぜ~。タイタニックもやっちゃうぜ~。ワイルドだろ~。
 
・石けり遊びは、褒められて調子乗っちゃうと、できないぜ~。ワイルドだろ~。
 
・首都高ではいつも箱崎JCTで間違える俺。この北海道旅行の帰り道でも間違えて降りたぜ~。ワイルドだろ~。
 
・ナミズちゃんには「また間違えたの?いつもだね。」と叱責を喰らったぜ~。ワイルドだろ~。
 
・仕方がないから、日光街道一般道で帰ったぜ~AKBのマックにも寄ったぜ~ハッピーセット買ったぜ~。ワイルドだろ~。
 
・実は帰りの機内でもモスバーガー食べたくせに、マックだぜ~。ワイルドだろ~。
 
・旅行中、食べまくってたので、太ったぜ~。ワイルドだろ~。
 
・倫太朗は、トランクケースの上に乗る技を覚えたぜ~。あぶないぜ~。ワイルドだろ~。
 
・旅行中は大して髪伸びてないのにずっとキャップかぶってたぜ~。ワイルドだろ~。
 
・2日目と3日目は鯰ポロシャツ着用だぜ~。北の大地で、堂々と着てやったぜ~。ワイルドだろ~。
 
・子供用エプロンが、未だにジンギスカンくさいぜ~。何度も洗濯しているぜ~。ワイルドだろ~。
 
・ホテルでは、倫太朗がベッドとベッドの間に挟まって、立つようにして寝ていたぜ~。ワイルドだろ~。
 
・ホテルでは、朔太朗がベッドの隙間に落ちていたぜ~。けど安眠してたぜ~。ワイルドだろ~。
 
・Caffy’sのゆまにて杯は準優勝だぜ~。俺がいなかったからやっさんずに勝利できたぜ~。ワイルドだろ~。
 
・飛行機はやっぱり怖いぜ~。まだジェットコースターのがいい、かもしれないぜ~。ワイルドだろ~。
 
・ジンギスカン、特上寿司、札幌ラーメン、海鮮丼、ソフトクリーム。全部、味がわからなかったぜ~。東京で食べるのと同じだぜ~。ワイルドだろ~。
 
・函館には、初日ホテル就寝のときの、夢で行ってきたぜ~。ワイルドだろ~。
 
以上。
 
 
最後に俺が言いたいのは・・・
 
 
 
『北海道旅行、楽しかった!』
 
 
Reported by 鯰


2012年4月初旬。
 
桜の開花がチラホラ始まった頃、倫太朗(3歳4ヶ月)は幼稚園に入園し、朔太朗(1歳1ヶ月)はかなりの自己主張を魅せるようになった。嫁ちゃんはようやく飲酒が解禁となり(携帯を無くした)、俺はというと社会人7年目の春を迎えた(10ヶ月伸ばした髪を切った)。新居に移り住んで早くも4ヶ月が経過したこの時期、【北海道旅行】の話が舞い込んできた。
 
今ここに、新たな旅行記が刻まれる。
 
【北海道だぜ~ワイルドだろ~】2012年4月27日(金)~30日(月)
 
 
 
■序
 
俺自身、初の北海道。念願の北海道。いつかは行きたいと切望していた北海道。そのチャンスが訪れた春。
 
ここで明かそう。北海道旅行は、嫁ちゃんのご両親から紹介された。というのも嫁ちゃんのご両親が新聞広告で見つけたツアーで、本来は行くはずであり、ツアー申込みまで行なっていたのだが、急遽他の場所への旅行が決定した。まだキャンセル料金もかからないのでキャンセルはできたのであるが、紹介された嫁ちゃんは即決断。俺の了承が下りるとすぐさま倫太朗の飛行機を1名分追加(朔太朗は無料)し、レンタカー予約も行ない、そして計画に移る。
 
ツアーと言ってもフリーツアー。なので、よくある「○○ご一行様」的な行動ではない。
 
旅行が決まり、まず初めにやったことは、レンタカー手配。最初は4日間のうちの中2日間だけ予約した。初日はゆっくり出発して、帰りは早めに帰ってくる、っていうツアープランだったので、まぁ初日と最終日は新千歳空港から札幌までの電車移動だな、とか考えてたので。そしたら、実は新千歳空港から札幌までというのが電車賃が高いというウワサを聞いた。具体的に調べてみると…
 
JR札幌エアポートで1,050円。36分。
 
大人2人で、行きと帰りの往復で、4,200円。レンタカーを1泊2日から3泊4日にすると1万円弱プラスになってしまうが、まぁ荷物の持ち運びや子どもの疲れ具合を考えると空港から車移動のがラクチンであるので。
 
それに、電車で1本進むより、車で向かった方が北海道を満喫できそうな気がするので。ここまでがレンタカー事情。ちなみにレンタル先は●リックス。1番安かったので~。
 
何はともあれ、旅行計画には旅行雑誌が必要。ご両親が旅行好きということもあり、「るるぶ」や「じゃらん」をはじめとする旅行雑誌が大量にある嫁ちゃんの実家。しかし、北海道だけは見当たらない。
 
北海道は、もはや熟知しすぎていて、旅行雑誌が必要ないくらい、だかららしい。
 
嫁ちゃんは北海道へは何度か行ったことがあるらしい(本人に聞くと、「数え切れないくらい、行った」とのこと)。理由は、嫁ちゃんの父親が単身赴任で北海道に勤務していた時期があったからだそうだが、まぁそれ以外にも北海道という地の魅力に虜になったからだろう。(北海道の料理やスイーツの虜?)
 
俺は、初めて。俺含め、倫太朗と朔太朗も当然初めてである。倫太朗は沖縄に行ったことがあるが、朔太朗に関しては飛行機も初めてである。
 
札幌、千歳、函館、旭川、富良野、根室、稚内、小樽、帯広、網走、留萌、十勝、岩見沢、苫小牧。(すすき野、は、あえて除く。)
 
広大な敷地を要する島であるが、そのくらいの名前しか知らず(ゲーム桃太郎電鉄で知るw)、そしてあろうことか観光スポットを全く知らない俺。あとは、確固たる北海道の特徴…
 
寒い。
 
兎にも角にも、北海道旅行が決定。札幌近郊での宿泊であり、子どものことも考えると遠方への行楽とまでは考えていない。函館くらいは行きたかったが、別に海外でもなければガチ高い旅行でもないので、それは次の機会にと、今回は札幌周辺での旅行と決める。
 
夜景がきれいだという函館だが、あと半年で29歳になるオッサン化した俺が、
 
「夜景よりも君の方がなんちゃらかんちゃら…」
 
だなんて言葉を嫁に与えることが、どれほどの地雷を踏むかわからないので。考えただけでもキモくなる、そんな俺の台詞は、夢枕に固く閉ざしておくこととしよう。
 
計画は難航を示すが、そんなにガッツリと移動したりするわけではないので、かなり余裕を持った行動計画。俺的には「日本海」というものにも初めて触れてみたかったが、たぶん想像するに日本海なんてものは太平洋のキレイな浜辺や穏やかな海面と違って、ゴツゴツとした岩場に波が打ちつけるような荒々しい海なんだろうなと。
 
あくまでイメージだけど。
 
けど、俺が海で1番好きなのは、浜辺でもなく波打ち際でもなく、波の音でもなく海の広大さでもなく…「水平線」なのです。水平線に日本海も太平洋もありません。見れたらいいなと願う。
 
出発2週間前の4/16(月)。嫁ちゃんが公園で携帯電話を無くす。俺はその日は飲みだったのだが、帰宅後、夜な夜な公園で捜索。暗い公園は寒くて怖いのだが、そんなのお構いナシにナマペリアのLEDライトを照らし、夜の公園を隈なく物色。
 
明らかなる不審者w
 
その捜索は夜3時まで続いた。(警察にも一応届け出た。)
 
けど、見つからなかった。くもの巣があろうが探しまくったが、残念ながら見つからず。
 
「無くしたものが出てくる率が高い」という記事をNAMAZWITTERの方で書いた、その日に。待てども待てども見つからないので、仕方なく新機種を購入するに至ったのは4/24(火)。この通信全盛期の現代社会において携帯電話を持たない日が1週間もあるなんて、俺には信じられないが、まぁとにかく「出てくる率が高い」というのは100%ではないということが判明。
 
余談であるが、4/22(日)に家族で近くの公園へ行った。その帰り道。朔太朗が乗ったベビーカーを押すのが俺、自転車に乗った倫太朗を、歩きながら追いかけるのが嫁ちゃん。倫太朗がスピードアップし、嫁ちゃんが追いかける為に走り出したとき・・・
 
チャリン♪
 
嫁ちゃんの身体から、車のキーが落ちる。
 
しかし、嫁ちゃんは気付かない。俺が後ろを歩いていたので、とりあえず拾う。しかし、まだ気付かないで、俺も何も言わない。そのまま家まで気付かない。で、家の前で一言。
 
「車の鍵を、無くしたみたい・・・(半ベソ)」
 
どーん!
 
もちろん、その無くしたはずの車のキーは俺のポケットからしっかりと出てくるわけであるが、嫁ちゃんに少し説教したのは、言うまでもないw
 
後日。4/24(火)。出発を3日後に控えた嫁ちゃんは携帯が旅行中に無いと不便なのでdocomoショップへ向かい、新しい購入しようとしたら…なんと、docomoに遺失物として届出がされているとのこと。その翌日に携帯を取りに行き、無事戻ってきた。「無くしたものが出てくる率が高い」というのも満更ではないな、と。
 
出発1週間前。飛行機の便とホテルのお知らせが届く。飛行機の出発と到着時間がこれにて判明。(よくあることであるが、倫太朗の「朗」の字が誤り。「郎」になっていた。ちゃんとやれ!)
 
宿泊地は【ロイトン札幌】というホテル。『超一級をご用意します』と言っていたが、まぁ安価ツアーですから普通のホテルです。札幌駅から徒歩25分…まぁ妥当な距離だろう。(レンタカーなので別に駅から歩くわけでもない。)
 
飛行機の便がわかったということで、羽田空港の駐車場も予約する。以前に沖縄・宮古島へ訪れたときと同じ駐車場にしようかと思っていたが、忘れる。あれは確か空港直結の駐車場だったような気がするが。そして、その翌月に沖縄本島へ行ったときの駐車場も…忘れるwそん時は浮島の方で駐車場から空港までバス移動だった。
 
ま、どっちでもいいんだけどね、ということで、格安場所を探すことに。出発3日前に嫁ちゃんが探した、浮島にある【エイトパーキング】。PCからの予約において登録事項内の俺のナマペリア・メールアドレスをおそらくは入力間違いしたことで少し手間取ったみたいだが、なんとか登録完了。予め場所を確認しておこうとホームページを見ると…
 
なんと、沖縄本島(2010年5月末)に使用したパーキングと同じだと判明。浮島にあり、空港までの送迎が10分、そして運転手がちっちゃいオジサンのところ。2年ぶりの再会となるであろう。(結果的に再会はしなかった。)
 
ちなみにトランクケースは持っていなかったので、親からレンタル(当然無料?)。以前にも使ったことがあるトランクケースだったので、なんか懐かしい。
 
さて。
 
序章でこれだけ長々と書いてしまってもどうでもいいことばかり御託を並べてしまっているので、そろそろ出発するとしよう。
 
名づけて、なまずとらべる【北海道だぜ~ワイルドだろ~】。
 
 
 
■初日(2012年4月27日(金))
会社有休。愛車wishで羽田空港へ向かう。ちょいと先走ったGW。
 
浮島にある【エイトパーキング】へ駐車を予約していたのは前述の通り。3泊4日で4,800円。探した中では破格級に安かった。
 
安かったのだが、結局はこの駐車場は利用しないことになる…のは、自宅出発が予定よりも1時間程遅れ、8時15分にいざDRIVING、ガソリンを入れ、首都高が渋滞しているので下道で小菅まで向かい、そこから首都高INし、さらなる渋滞に巻き込まれ、エイトパーキング到着10時を予定してたのを大幅に遅れる見通しとなったため、お台場付近でキャンセルTELを(笑)
 
旅行出発2日前にプチ家出から帰ってきた携帯電話でキャンセルTELした、その時の嫁ちゃんの一言。『電話口の態度が悪い。』とバッサリ。
 
さらにツアー集合時間である11時10分をすら遅れた11時30分に空港に無事(?)到着。嫁ちゃんと倫太朗を先に空港ターミナルで下ろし、出発手続に行ってもらう。俺と朔太朗はANA出発口に近いP3駐車場(1階G116)に駐車し、空港へ向かう。
 
ヤンヤヤンヤな中、12時発の新千歳行きのシップに搭乗。搭乗口の目の前は子どもが遊べるスペースになっていて、搭乗を1番最後にしてギリギリまで倫太朗と朔太朗が遊ぶ。ほんのちょっとだけ出発が遅れていたので、10分くらいは遊べたようである。倫太朗は目の前の飛行機に大興奮し、朔太朗は近くにあったアンパンマンの自販機(子供狙いがまざまざとわかるようなやつ)に取りつかれていた。
 
で、出発。
 
今回は倫太朗は1つの席を確保している。なので、窓際から倫太朗・嫁ちゃんとそのヒザに朔太朗、1番通路側に俺、というわけだ。俺は窓側が好きであるが、まさか子どもからその楽しみを奪うわけにはいかず、譲る。倫太朗は飛行機経験が既に2回(往復で4路)あるが、1人着席は初めて。けれどもその恐怖を感じていないのか、大丈夫、の一言。
 
俺は、怖い。怖いが、子どもたちの前ではそんな姿見せられない。だから、黙る。
 
離陸。快感とはお世辞にも言えないGが身体にかかる。直前までヤンヤヤンヤしていた朔太朗もピタッと黙り込む。倫太朗は「怖い」と。やはりな…と思う余裕もないくらい俺もビビリんちょ。
 
で。
 
1時間15分のフライト後、到着。(機内事情については割愛。終始ビビっていたため、覚えていないので。)
 
北海道は寒い。そう信じていた俺であったが、到着して思うこと…『暑い』。ここは本当に北海道か?東京よりも気のせいか、暑く感じるぞ。旅行という高揚した気分による体感温度上昇を踏まえても、この暑さは北海道とはにわかに信じがたい。
 
けど、紛れもなく北海道の地に降り立った、ご一行。13:30に新千歳空港到着である。
 
預けていたトランクケース1個とベビーカー1脚を受け取り、レンタカー会社までバス移動し、レンタカーを借りる。今回の旅のお供は、ホンダのフィット。白。ほぼ自家車であるWISH(TOYOTA)に似ているが、ハード部分で大きさが違うことが先ず以っての相違点。メーカーも違うけど。
 
札幌からフィットに乗り込み、とりあえずは札幌駅付近を目指すことに。初日の予定は札幌市内観光であるから。レンタカーの手続きなんだりで、この時点で14:30。
 
北海道の壮大な土地を表すかのようなゆとりある車線に、ついついアクセルを強く踏んでしまいそうになるが、速度遵守でゆっくりと進む。が、沖縄のようにレンタカーが多く走ってるわけではなく、おそらくは地元民と思わしき車がビュンビュン通る姿を見ると、ついつい…。いやいや、安全運転です。
 
倫太朗&朔太朗は後部座席で爆睡。そりゃそーだ、慣れない飛行機をご機嫌ハチャメチャでフライトしてきたのだからね。それに朝早く出発したのにもう午後。お昼寝の時間である。
 
お昼ゴハンもマトモにとっていないので、途中コンビニ(セブンイレブン)に立ち寄り、嫁ちゃんはコンビニ蕎麦を。北海道第一弾のゴハンが、なんとも北海道らしくないゴハンであった。俺は缶コーヒーで一服。空がキレイだな、と、改めて北海道に着いた事を実感。この時点で既に気温は20度。東京よりも暑い。私服を見ると、脇汗が…ちーん。
 
道央道(高速道路)に乗り、1時間半ほどのドライブで札幌駅周辺に到着。まずは、と、目指したのが大通公園にある【さっぽろテレビ塔】。
 
近くのタイムズに車を停める。と、ここで倫太朗&朔太朗が起きる。タイムズの駐車場では「会員になればすぐに使える割引券がもらえる」ということで、路上営業していた女性との会員のやり取り等あったりもした。
 
大通公園、というか、さっぽろテレビ塔の目の前のベンチで、倫太朗&朔太朗がゴハンを食べる。もう16時過ぎなのでかなり遅くなってしまったが。んで、車→飛行機→車の長旅の身体をほぐすかのように公園(というか広場)で遊ぶ。嫁ちゃんはさっぽろテレビ塔下に店があった【雪印パーラー】のソフトクリームを購入し、子どもたちと食べる。
 
で、いざ【さっぽろテレビ塔】へ。
 
さっぽろテレビ塔は札幌駅前南口に広がる大通公園内にある電波塔。高さ147.2m。地上65mの四面にある電光時計は1961年松下電器産業(現・パナソニック)の寄贈。「時計を付ければ必ず見てくれる」という松下幸之助の発案だったらしい。地上90mの位置に展望台がある。3階までは無料だが展望台は有料。3階から上は約1分間のエレベーターを利用して登る。このエレベーターにはエレベーターガールがいるが、もうどこからどう見てもギャルあがりの女性であり、そんなギャルルが艶めかしい甘ったるい声でアナウンスしてるのを笑いそうになるのを堪えながら、登る。
 
というか、景色がどんどん登っていくにつれて、増してくる恐怖感。147.2mなんてのは飛行機に比べればなんてことはないのだろうが、それでも普段は触れない高さだけに、俺は苦手である。
 
展望台に登ると、その恐怖心は頂点に達する。「おい、倫太朗!あんまり動くな!朔太朗!飛び跳ねるな!」と叫びたくなるほど。倫太朗や朔太朗は興味津々で景色を楽しんでおり、嫁ちゃんもどうやら平気な模様。登ってから3分で俺はすでに帰りたい…
 
展望台からは、西方に大通公園が見下ろせる。そして円山や大倉山まで見通す眺めもある。反対側は割と簡素な風景であるが、近年建設された劇団四季シアターが見え、その屋上部分に描かれているライオンキングのイラスト(シンバ)は「テレビ塔からしか見えない」という謳い文句までついている。(実際は、近隣の高層ビルとかからでも見えるんだろうが。)
 
観光用の公式キャラクターには【タワッキー】というのがいるらしいが、これよりも【テレビ父さん】という非公式キャラクターの方が全面に紹介されていた。テレビ塔の身体に顔が付いている、オッサンである。かわいくもなんともない。
 
なお、この【さっぽろテレビ塔】は、『ゴジラvsキングギドラ』等の映画で、何度も破壊されている。
 
約30分くらい見学し、悲願の【さっぽろテレビ塔】脱出ができた俺。先ほど見下ろした大通公園を少し散歩してみることに。目指すは10区画くらい先にあった公園らしき場所。同じような区画をとにかく歩く、歩く。各区画ごとに色々な特徴があったりするが、特段面白味もなく、歩く歩く。噴水とか造型とかあるけど、歩く歩く。嫁ちゃんによると、冬の時期はこの大通公園すべてが雪祭りのモニュメントで飾られるそうだ。
 
公園に到着。なんかアーティスティックなすべり台を発見。「すべりがイイ」と嫁ちゃんと子どもたちが遊ぶ。他にも通常の公園にあるような遊具があり、かれこれ1時間くらい遊ぶ。
 
夕方ともなり辺りが暗くなってきたところで、再度大通公園を歩く歩く、して駐車場に戻り、フィットに乗り込んでホテルへ。さっぽろテレビ塔は些細ながらもイルミネーションを放っており、少しだけキレイに見えた。大通公園自体も街灯がオシャレだったので、歩いていても観光気分になれた。ここからは嫁ちゃんが運転…
 
…するのだが、夜ともなった慣れない道、しかも駅前ということもありかなりの狭さにかなりの交通量。さらに弊害となったのが路面電車(俺はこの時点で札幌に路面電車が走っていることを知る)で、いつ路面電車がやってくるかわからず、さらにはタクシーやら黒塗りハイヤーやらが突然登場し割り込みしたりするので、嫁ちゃんは運転中、「ヤバイ」と何度もつぶやいていた。
 
途中で俺と運転交代し、ホテル到着。【ロイトン札幌】というビジネスホテル。ベッドが3つあり、人がすれ違うのがやっとなほどのスペースしかない狭い部屋であったが、安いツアーなので文句は言えない。10階という高くも低くもない微妙な部屋に案内される。まぁ10階なのである程度夜景はキレイに見えるが(さっぽろテレビ塔は見えた)。荷物等を部屋に置き、15分くらい休憩後、タクシーで出発。
 
夜ゴハンである。目指すは【札幌ビール園】のジンギスカン。俺も嫁ちゃんも(ここに来るまで様々な議論を交わしたが、結局は)2人ともお酒を飲むという結論に至ったので、タクシー移動。普段なら勿体無くて乗りたくもないタクシーだが、旅行だから、ということでサービス。
 
【札幌ビール園】は、ご存知ビールメーカー「SAPPORO」直営の複合施設。赤レンガ造りの開拓使館で工場直送の生ビールと、北海道らしいジンギスカンを食べれるビール園がメイン。広い敷地内には、大正元年製造の仕込み釜がある「ケッセルホール」をはじめ、「ポプラ館」「ライラック館」のほかに、ビアレストラン「クラシックホール」もある。
 
嫁ちゃんが望んでいたジンギスカンが、そこにある。
 
到着し、店に入ると、そこはもう大宴会場。老若男女がジンギスカンを囲み、ビールを飲み漁っていた。俺らも飲み放題&食べ放題にして、いざ、いただきます。ちなみに倫太朗は子ども椅子、朔太朗はベビーカー(キレイなテーブル付き)を借りる。
 
ここからは俺の話になるが…
 
まずはビール。工場直送とやらのビールをいただく…が、まぁそこは俺なので、居酒屋のビールと全く違いがわからない。だけども、長旅からようやくありついたビールの味は格別で、一気に疲れが吹き飛んだ。
 
ジンギスカンは、たぶんダメだろうと思っていたけど、まぁ酒が入ってしまえばコッチのもんで、とりあえずは肉には変わりないので食べまくる。焼くのを嫁ちゃんに任せて食べまくる。やはり予想通り、ニオイが強烈だったが食べまくる。
 
飲み放題なので飲みまくる。野菜を押し退けて肉を食べまくる。
 
倫太朗も割とジンギスカンを食べた。ニオイとかは大丈夫みたいだ。野菜もたくさん食べ、おなかが一杯になってしまったのか、締めのアイスは少ししか食べなかった。朔太朗は相変わらずの爆食いで、食べこぼし大惨事になりながらもたぶん1番食べた。嫁ちゃんは飲み放題にしたのに2杯しか飲めなかったことが悔やまれるらしいが、ジンギスカンは美味しかったと。
 
約2時間の食べ放題が終わり、再びタクシーにてホテルへ帰る。東京でもそうだが、市街地のタクシーってのは車どおりが激しい中でもグイングイン飛ばすので、オソロシイ。ホテル着し、お風呂に入り、すぐさま就寝。
 
っつーわけで、こんな感じで初日終了。服にこびりついたジンギスカンのニオイが部屋にも充満していた。
 
 
 
 
■2日目(2012年4月28日(土))
この日はCaffy’s#10シマヌキックスの29歳誕生日。
 
朝8時に起床。ジンギスカンのにおいが…ちーん。
 
ホテルの朝食バイキングへ行く。北海道らしきもの…は特に見当たらない、普通のバイキング。なんだか中国人や韓国人が多い、区別はつかないが。昨日ジンギスカンをあれほど食べたってのに朔太朗は相変わらず食べる。倫太朗は牛乳をガブ飲み。俺は…ご存知、バイキングでは「Mr.ジャンクフード」となるので、スクランブルエッグ、ソーセージ、ベーコン、ポテト、等々、身体に良いとは言えないものを皿に並べる。野菜は一切選びませんw
 
本日2日目の目的は、【旭山動物園】(旭川市)です。
 
ナビで調べると…札幌から150km超。2時間かかる見込み。150kmって…どんだけ遠いんだ!って感じですね。実際に運転してみると、それはそれは遠くて…気がブッ飛んでしまうくらい遠かったです。
 
当初は北海道の広大な大地を嫁ちゃんがブインブイン言わせていましたが、「フィットのアクセルが重過ぎる(全然100km/hに到達しないし)。」ということと「景色が変わらないので眠くなる。」ということで、1時間ほど走った砂川SAで交代。
 
この砂川SAは道央道最北端のSAで、同じ場所には砂川ハイウェイ・オアシスがある。これは一種のレジャーパークのようなものであり、アスレチックがあったりする、らしい。が、今回は特に利用はしていない。
 
ここからは俺が運転し、道中にかなり飽きていた子どもたちは寝る。残り1時間、まだ半分くらいしか到達しておらず、それでもここまでの運転に疲れきった嫁ちゃんもまさかの助手席就寝。独りドライブとなってしまいました。
 
で。
 
到着。
 
付近には有料駐車場の客引きがワンサカ(まるで海の家のようである)。手に持つフラグをブンブン振る者や、帽子で招く者、運転席の俺と目が合ったからって自分の駐車場に停めてもらえるものだと勘違いする者、多々いる。だけども、旭山動物園には無料駐車場があるので、当然ながらソチラを探すことにする。無料駐車場が混んでるor果てしなく遠いとかでなければ、無料があるのにわざわざ有料に停めんわ。ちなみに、どこの有料駐車場も1日500円と、東京よりは格段に割安。
 
僕らは、その有料駐車場を左手に見て通り過ごし、突き当たり右折、山道をグインと登った先にあった新東門前無料駐車場に停めた。
 
そういえば、旭山動物園は、実は2012年度はこの日が夏期開業日。つまり前日4/27までは休業日だった。実はこのことについて最終確認を失念しており、行きの高速道路(既に札幌からは50kmほど離れたとき)で動物園にTELし確認した、という危機一髪。もしも開園していなかったら、と思うと、運が良かったとしか思えない。アブネー。
 
旭山動物園は入園料800円(大人)。子どもたちは無料。さすがは国営。
 
旭山動物園は、日本最北端にある動物園。しかし有名なのはソコではなくて、【行動展示】しているところにある。旭山動物園には、国内で初めて飼育下での自然繁殖に成功した動物がいる(ホッキョクグマ、アムールヒョウ、コノハズク)。日本の動物園で一般的な「動物の姿形を見せること」に主眼を置いた【形態展示】ではなく、「行動や生活を見せる」【行動展示】を導入したことで注目を集めた。
 
例えば、ペンギンのプールに水中トンネルを設けてあったり、ライオンやトラが自然に近い環境の中を自由に動き回れるようにするなど、動物たちが動き、泳ぎ、飛ぶ姿を間近で見られる施設造りを行っていることが特徴。
 
また、【混合展示】という、異なる動物を同じ場所で飼育するという方法も特徴である。現在はゴマフアザラシとウミネコ・オオセグロカモメ、ジェフロイクモザルとカピバラの混合展示を行っている。動物同士のストレス解消の意図もあるのだが、反面では動物同士の喧嘩等もあり、怪我や死亡に至るケースも過去にはあったので、飼育や展示方法については常に気遣いが必要である、と説明されている。
 
後日談。この【行動展示】と【混合展示】についてはもはや誰もが知ってる旭山動物園の有名展示方法であり、旅行前に借りた旅行雑誌には大々的に取り上げられていたらしい。俺はそこを見落としており、旅行後にこのなまずとらべる執筆中に調査していてようやくわかったというのに…「知らなかったの?」と(2012/05/17嫁ちゃん談)。
 
東門から入場した僕らは、山合いにある動物園のテッペンからのスタートとなり、まず初めにとても長い階段を下ることになる。沖縄・美ら海水族館がそうであったように、ベビーカー用のスロープはまわり道であるのはここでも同じで、右往左往しながら下っていく。倫太朗は何故か、おそらく立ち入り禁止の坂道を下っていたが。
 
まず初めに…と言っても見た動物の順番はあまり覚えていないが、とりあえずは【混合展示】であるカピパラとジェフロイクモザルが最初の見学場所であった。そしてその次に、キリン。このキリンが、なんとも近い!ちょうどエサやりを見せている時間帯だったらしく人だかりができている。他のどの動物園でも見られないほどの近距離でキリンを見れた。
 
続いては、ヒツジやらヤギやら馬やらのスペース。こちらもとにかく近い。腰の高さくらいの木の枠しかない場所に、動物がいる。たぶん本気出したら抜け出せるんだろうな、と。それにしてもヤギ(?)の「メェ~」って声が人間の声に聞こえて、ちょっと不気味でした。
 
あとは何がいたかな…動物があまり好きではない俺はマジメに見学していなかったので覚えていない。なので、かなり割愛(省略)させていただく。
 
シカのツノが接着されたバイクのヘルメットがあったので、かぶって記念撮影しました。ナンダソリャって感じですが。
 
とりあえずオオカミは「出産準備中」とのことで見学できず。残念。(倫太朗が「オオカミが見たかった」と怒る。)
 
トラは寝ていました。ヒョウも寝てました。ってか大半の動物が寝てました。お昼時だったし、気候が暖かかったからかな?ライオンもチーターもクマも、メインである動物たちはほぼ寝ていました。
 
いました、シロクマ。いやー、水族館とかのガラス越しには見たことあったけど、あれほどまでにリアルなシロクマは初めてでした。なんかガソリン入れるようなポリタンクを水に入れたり、引き上げたり、潰したり、とかで遊んでいました。遊んでたんだよな…見世物にされているストレス発散ではないよな。
 
レッサーパンダは、檻とかそういうレベルではなく、もはや放し飼い状態的な感じでした。
 
そういえば、ゾウはいませんでした、確か。北海道だからかな?(後日調べたら、昔はいたけど、今はいないらしい。別に北海道だからいない、ってわけではなかった)
 
ワニやヘビの館にも入りました。ヘビが頭上にある網状の筒を通っている、というリアリティー溢れる展示でした。運が悪かったらヘビの排泄物が落ちてくるという…当然俺は、その場所は避けました。
 
ある程度見終わったところで昼食。フードコートで食べました。そして、これ以上見るものもないかな、ということで、俺は車を取りに東門へ、嫁ちゃん&倫太朗&朔太朗は最後まで見学コースを歩くということで西門へ、そして西門出口前駐車場で待ち合わせ、と分かれました。
 
ここまで全て下り坂で見学してきました。なので、東門の駐車場へ戻るには、すべてが上り坂です。もう筋トレくらいのレベルで駆け上がりました。けど、登っても登っても続く坂道に、幾度となくヒザに手をつく俺。動物園なのにゼェゼェ、ハァハァしている青年…何やってんだか。私服だけどとにかく駆け上がる。別に急いでいるわけでもないのだが、仮に西口出口に嫁ちゃん&子どもたちの方が早く着いてしまったら、ヒマな場所で待たせてしまう、それに駐車場で待たせることがどれだけ危ないことか、と考えると、急がざるを得なかった。
 
そろそろ足が動かなくなるだろうというところで、ようやく東門に到着。ゼェゼェ、ハァハァ…まるで1試合フル出場したかのような、とまで言うのはたぶん過大広告になるんだろうが、我ながらスタミナ不足だなと実感。できることならこの広大なる北海道の地にトレーニングウェアとジョギングシューズを持ってきて、青春ランニングでもすればよかったな、と思うところではあるが、ま、なんにしろ車まで戻り、北海道にそぐわない陽気な天候で温められた車の窓を全開にして、西門へ向かう。
 
もう昼過ぎだってのに、まだ西門付近では民営の有料駐車場管理員が手や帽子や旗を振って招いていた。が、当然ながらそこは俺は華麗にスルー。どうやら早すぎたようで、15分ほど待って家族と合流した。
 
旭山動物園、サヨウナラ。次に来るのは何年後になるだろうか。
 
さて。この時点で午後2時をまわったところである。このまま札幌に帰ってもじゅうぶん楽しんだのだからいいのだが、折角市街地から150kmも爆走(≠安全運転)してきたのだから、と、帰り道にありそうな【美瑛】へ向かうことに。
 
【美瑛】(ビエイ)は、「北の国から」で有名な富良野の近くにある観光スポット。自然溢れる丘陵地帯で、雄大なる景色を一望できるドライブロードとしても人気。観光するには【パッチワークの路】と呼ばれるパノラマロードがあり、そこに沿って走ると良いとされている。
 
早速、美瑛駅を目指す。ここからは嫁ちゃんが運転。子どもたちはさすがの動物園疲れで、発車後5分で眠りにつく。
 
美瑛駅には30分あまりで到着したが、「これは駅?」と関東人なら疑問に思うほどの簡素な建物であり、もはや「小屋ですか?」と思うほど。当然ながらあとでネタに使えるな、と、ナマペリアのカメラで撮る。しばらくすると、付近の踏切がカンカン鳴り(踏み切りの音は全国共通のようだ)、やがて電車が来る。予想通り1両。そして線路が1本しかないことを鑑みると、ワンマン走行。感動してビデオまで録画してしまった。(後日、家で見たが、別に面白いものでもなんでもなかった。)
 
全然、立ち寄ってもいないけど、美瑛にはこんなのがある。
 
○ケンとメリーの木
昭和51年9月の日産スカイライン「ケンとメリー」のCM第15作「地図のない旅」編で使われたポプラの木、らしい。俺は生まれていないので知らないが、俺が幼少期の頃の自家用車はスカイラインだった。CMソング「ケンとメリー~愛と風のように~」がヒットチャート1位になるなどブームになり、この木も観光名所になったのだそうだ。
○セブンスターの木
昭和51年にたばこ「セブンスター」テレビCMにも使われたことから、「セブンスターの木」と名付けられた柏の木。
○マイルドセブンの丘
昭和53年にたばこ「マイルドセブン」のテレビCMでロケ地として使われ、その後「マイルドセブンの丘」と呼ばれている。
○パフィーの木
平成9年に日本テレビ系ドラマ「ワイルドで行こう」の撮影で使われ、主演のパフィーの二人にちなんで名付けられた1対のイタリヤポプラの木。
○哲学の木
パノラマロードにある一本立ちの木。ゆるやかな丘の上に見える。少し傾いた形状が思考しているように見えるところから名づけられた。本来は土地の境界を示す目的で複数植えられたものが、一本だけ残ったらしい。
 
など。要するに撮影スポットで有名だったっつーことね。
 
1箇所だけ、【セブンスターの木】のところで降り立つ。子どもたちはまだ寝ていたので嫁ちゃんだけ近くまで行ってみたが、ま、単なる1本の木だったとのこと。しかもまだ冬が終わったばかりの季節だったので、全面緑色、という綺麗な景色は拝めなかった。それでも、遥か遠くの山間部が望めるほどの澄んだ空気は、東京では味わえない純度であったことは言うまでもない。
 
その後、もう1箇所だけ近くにあった丘らしき場所に降り立ち、子どもたちも起きたので少し遊ぶ。なかなか撮れない家族写真も、近くにいた老夫婦(三脚に一眼をセットした写真好きな老夫婦)に撮影してもらう。
 
で、ホテルへ戻る。当然ながらまたもや150kmあまりの道を帰らなければならないわけであり、その時間は約2時間。夕方だったのがだんだんと暗くなり、さすがに長時間の乗車で子どもたちも飽きて大泣きだったり、で大変であった(笑)
 
市街地に着いた頃には、既に夜も更けていた。今夜の夜ゴハンは、事前に予約していたお寿司である。【黄金寿司】、またの名を【揚子江】というこのお寿司屋さんは、嫁ちゃんの父親の超オススメ店。北海道の魚介類をふんだんに使ったネタ。本当であれば店内で食べたかったところであるが、生憎の混雑満員のために持ち帰りをする。
 
ホテルに帰って、お寿司を食べる。ンマイ!
 
しっかりと北海道の海の幸をいただきまして、この日はこれにて就寝。
 
 
 

(つづく)