2010年5月31日(月)前編 ~やんばる!がんばる!サバイバル!~ | なまずとらべる Reported by 鯰

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鯰blogの旅行記です。

○2010年5月31日(月)前編 ~やんばる!がんばる!サバイバル!~

 

 
俺はアウトドアはあまり好きではありません。できることなら、大地の恵みが満天に詰まった大自然に触れるよりも、人工的な建物の中でぬくぬくと生活していたい人なんです。しかしこの日は、ちょいとだけアウトドアな感じになります。
 
嫁ちゃんのご両親は昨日の疲れからか、この日は特に起床時間を決めず、遠出等もしないと言っていた(らしい)。こちらの部屋の嫁ちゃん&ナミズちゃんのスーパー行動派姉妹は「せっかくの旅行なのだから」と朝から動き回る気マンマンなので、朝8時に朝ごはんを食べ、その後すぐに出発する予定を立てていた。どうやらこの日はご両親と別行動になるだろうという予想。行動目標は、「せっかく、沖縄のこんな上の方まで来たのだから、最北端に行ってみよう」ということになり、沖縄島最北端である【辺戸岬】へ行くことになった。それから、沖縄情報網を多様に持っているナミズちゃんからの観光地情報によると、辺戸岬付近にどうやらヤンバルクイナの形をした展望台があるとのこと。旅行雑誌にも掲載されていない観光地ということで本当にあるのだろうかと危惧するが、とりあえずはそれも候補地ということになる。「ヤンバルクイナのクチバシが展望の窓になっている」ということだが、果たしてどんなものなのだろうか。
 
…と考えていたのが前日夜の話で、この日の朝、しっかりと起床した嫁ちゃんとナミズちゃん、そして倫太朗君らと共に朝食バイキングへ向かう。なんだかんだで起きていた元気な嫁ちゃんご両親も朝食へ一緒に行き、なんだかんだで今日の辺戸岬へもご一緒していただけるという。
 
ちなみに、宮古島旅行の際にもナミズ指摘を受けたが、俺の朝ごはんは偏食だ。バイキングともなるとそれが顕著に表れる。好きなものしか取りません、好きなものしか食べません。スクランブルエッグに、ベーコンに、コーンに、オレンジジュース。もちろん一行の批判を浴びることになることは言うまでもない。倫太朗君は、この庭にいたスズメ(らしき鳥)に集中を奪われ、あまり朝食を食べず、もはや鳥と遊んでいた。
 
さて、辺戸岬へ向かう。昨日も通った国道の海岸線をひたすら北上。ホテルから20数キロという感じなので、どうやら1時間で到着しそうだ。この日の運転は、前日から「明日は運転したい」と豪語していた嫁ちゃんにお任せ。ナミズちゃん助手席、俺と倫太朗君が後部座席でいざ向かう(嫁ちゃんご両親も後ろから来る)。

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ナビや案内板を頼りにというよりは、国道北上しきったところで【辺戸岬】を発見、到着したが、観光客はチラホラと3家族くらいしかいなかった。さすがは沖縄島最北端…空港から3時間あまりもかかる場所。誰も来やしねーな。

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あー、タバコ吸いてぇ~!


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お酒、飲みたーい!



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辺戸岬は太平洋及び東シナ海に面する岬で、沖縄島の最北端であるが、ちなみに「沖縄県」の最北端は久米島町の硫黄鳥島である。サンゴ質の絶壁から成り、岬上は広い台地となっている。沖縄県がアメリカの統治下にあった頃、本土復帰を願って、ここからのろしを上げたという歴史がある。1972年(昭和47年)の沖縄返還にさいして建立された「日本祖国復帰闘争碑」がある。その全文はコチラ。



祖国復帰闘争碑/全国のそして全世界の友人へ贈る。
吹き渡る風の音に耳を傾けよ。権力に抗し復帰をなし遂げた大衆の乾杯の声だ。打ち寄せる波濤の響きを聞け。戦争を拒み平和と人間解放を闘う大衆の雄叫びだ。 /“鉄の暴風”やみ平和のおとずれを信じた沖縄県民は、米軍占領に引き続き、一九五二年四月二八日サンフランシスコ「平和」条約第三条により、屈辱的な米国支配の鉄鎖に繋がれた。米国の支配は傲慢で県民の自由と人権を蹂躙した。祖国日本は海の彼方に遠く、沖縄県民の声は空しく消えた。われわれの闘いは蟷螂の斧に擬された。 /しかし独立と平和を闘う世界の人々との連帯であることを信じ、全国民に呼びかけ、全世界の人々に訴えた。/見よ、平和にたたずまう宜名真の里から、二七度線を断つ小舟は船出し、舷々相寄り勝利を誓う大海上大会に発展したのだ。今踏まえている土こそ、辺土区民の真心によって成る沖天の大焚火の大地なのだ。一九七二年五月一五日、沖縄の祖国復帰は実現した。しかし県民の平和への願いは叶えられず、日米国家権力の恣意のまま軍事強化に逆用された。/しかるが故にこの碑は、喜びを表明するためにあるのでもなく、ましてや勝利を記念するためにあるのでもない。/闘いをふり返り、大衆が信じ合い、自らの力を確め合い、決意を新たにし合うためにこそあり、人類が永遠に生存し、生きとし生けるものが自然の攝理の下に生きながらえ得るために警鐘を鳴らさんとしてある。


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ここに到着したとき、倫太朗君は車の中でスヤスヤ寝ていた。なので俺は駐車場でお留守番し、嫁ちゃんご両親と嫁ちゃんとナミズちゃんで観光。と言っても別に特に回るところもあるわけではないので、岬から臨む水平線を眺めていた。すると他の観光客が、眼下にあるその断崖絶壁に打ち付ける波の中にウミガメを発見したとのこと。そりゃあ見なきゃいかんということで、嫁ちゃんのお父さんは断崖絶壁を降りていく。1歩踏み外したら大海原に飲まれてしまうこともなんのそので、どんどんどんどん降りていく。そうして降りている間に俺は、嫁ちゃん母に倫太朗君のお留守番を変わってもらって岬へ向かった。んでウミガメの話を聞き、ジッと海を見ていたら…ウミガメ、本当にいた!泳いでるっていうよりは波に飲まれてるって感じだったけど、ウミガメいた。デカかった。たかがウミガメなんだけど、かなり興奮してしまった。

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途中で起きた倫太朗君。ナミズちゃんに手放される・・・


 
白い鳥の形をした「ヨロン島・国頭村友好記念碑」の前で記念写真。歴史的記念碑の前で我々夫婦は非常識で失礼で幼稚でしょうか?いやいや、そんなのなんくるないさ~。

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えいっ!



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がけっぷち。


 
ウミガメ騒動もあり、30~40分はこの場所にいたでしょうか、特に何もなかったのだけれど長居してしまいました。ちなみに、昨日ナミズ情報にあったヤンバルクイナの形をした展望台というのが、この辺戸岬から見えた。チラっとだが、明らかに山の中におかしな建造物がある。それが、その名のとおり【ヤンバルクイナ展望台】である。

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一行、辺戸岬を後にして、辺戸岬から見えた方向だけを頼りに展望台を目指す。ちなみにこの付近には【茅打バンタ】【宇佐浜遺跡】という観光スポットがあったのだが、遠くに見えるヤンバルクイナが気になってしまったので、その2ヶ所には訪れなかった。ヤンバルクイナ展望台へ向かう一行、運転は嫁ちゃんに任せたので、俺はその2ヶ所の説明でもしようかのぉ。

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【茅打バンタ】(かやうちばんた)は沖縄県国頭郡国頭村宜名真に位置する観光地で、高さ約100mの断崖絶壁。地名の由来は、バンタとは方言で崖のことで、束ねた茅を崖から投げ落とすと強風でバラバラになったことからこの名がついたといわれている。沖縄海岸国定公園に含まれる。昔、道路が整備されていなかった頃の往来は断崖絶壁を越えて行かなければならず、岩の裂け目に打ち込んだ杭や木の根を頼りにするという交通の難所であった。途中で反対方向から来た人と出くわすとどちらか一人が戻って道を譲らねばならなかったことから「戻る道」とも呼ばれたという。茅打バンタは、そんな道路を登りつめた場所にあり、澄んだ海原に浮かぶ伊平屋島や伊是名島を見渡すことができる。茅打バンタの北側に位置する宜名真海底鍾乳洞は、辺戸岬ドームとも呼ばれる世界的にも珍しい海底の鍾乳洞。貝塚などの遺跡もありダイビングスポットとして知られている。ちなみに、俺はずっとこの「茅打バンタ」という言葉を、「鞭打パンダ」と読んでいた。意味はわかりません。ニュアンス的に。鞭打パンダ…強そうだね。
 
【宇佐浜遺跡】(うざはまいせき)は沖縄県国頭郡国頭村、沖縄本島最北端の辺戸岬近辺にある縄文遺跡で、1972年(昭和47年)5月15日に国の史跡に指定されている。国頭半島先端部は高さ20メートル以上の断崖となって海にのぞむが、遺跡はこの断崖直上のゆるやかな傾斜地に立地する。遺跡は1970年に琉球政府によって発掘調査がおこなわれており、貝塚をともない、住居跡らしき遺構を検出し、また、土器、石器が出土した。琉球縄文土器時代後期に属する壺形尖底土器も出土している。この土器は宇佐浜式土器と呼ばれ、沖縄から出土する尖底土器のなかでは最古の部類と推定されている。奄美群島の宇宿上層式にほぼ平行し、年代としては本土の繩文時代末あるいは弥生時代はじめにあたる時期のものと推定される。海浜近くにはこれより少し時期の新しい川田原式土器が出土し、住居跡と思われる遺構も検出されたが沖縄の先史時代の遺構としては初めて発見されたもので学史的にも価値が高い。
 
さて、ヤンバルクイナ展望台に到着したかな?…っておや?なんか迷ってないか?先ほどの二股路でどうやら間違えてしまったようだ。俺が指示した方が間違ってた。だって電柱に(手書き、いたずら書きレベルで)「ヤンバルクイナ展望台はアッチ→」みたいな感じで書いてあったんだもん。そりゃ、それを信じるでしょー。
 
もはや沖縄とは思えないくらいのサバイバル地帯に入ってしまったようだ。

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狭い道の左右には植物が生い茂っており、山道を登ったり下ったり。もはや展望台までたどり着けそうになくなってしまったので、沖縄方言を多少は喋れるナミズちゃんが現地人に道を聞く。そうすると、確かにもうすぐ近くなのであるが、教えられた道を進むとさらに細い道に。車1台がやっとと折れるくらいの道。「騙された?」と思っていたら、ようやくヤンバルクイナ展望台発見。辺戸岬からでは遠すぎて気付かなかったけど、ハチャメチャにデカイ。そりゃそうだよな、クチバシが展望台になっているのだからな。
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足が妙にリアルです。このくらいデカイです。


 
ちなみに観光客は俺ら以外無し。どうやら本当に僻地に来てしまったようである。

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さて、ここでヤンバルクイナってのは何なのか?って話になってくるのだが、下記に説明しよう。
 
【ヤンバルクイナ】は沖縄本島にしか住んでいない無飛力のクイナ科の鳥類。1981年に新種として記載される。沖縄本島の北部の森林地帯に生息し、和名は沖縄本島北部を地元でヤンバル(山原)と呼ぶことに由来する。沖縄ではヤンバルクイナを保護する活動が行われている。特徴として、翼は退化しており体重に比べて翼面積が小さく羽ばたきに必要な筋肉も発達していないため、日本で唯一の無飛翔性の(飛ばない)鳥となっている。対照的に脚の筋肉はよく発達しており茂みの中を走ることができ、地上生活への適応を示している。ちなみに寝る時は木の上で眠っている。

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やんばる!やんばる!

 
生息域の南限が年々北上しており、推定生息数も減少しているため、きわめて近い将来における絶滅が危惧されている。これは、ハブやネズミ駆除を目的として導入された外来種マングース(ジャワマングース)やノネコによる捕食が大きな原因と考えられている。特に、マングースについては、沖縄本島南部から分布が北上するのと、ヤンバルクイナの分布の南限が北上するのがきわめてよく一致していることから、本種の減少の主要な原因であることが疑われており、外来生物問題の典型的な事例と考えられる。このため、ヤンバル地域を中心にマングース、ノネコの除去事業が行われており、2005?2006年にかけては、マングースの北上を食い止めるために、沖縄本島の東西を横断するフェンス(北上防止柵)が、大宜味村塩屋湾?東村福地ダムを結ぶラインに設置された。ノネコの発生防止のために、国頭村、東村、大宜味村では2004年9月に相次いで飼い猫の適正飼養に関する条例が制定されており、飼い猫をマイクロチップによって個体識別するなどの対策が実施されている。また、2007年6月28日、環境省がこの鳥の人工繁殖事業の開始を決定した。1985?6年の推定生息数は約1800羽とされたが、2005年の推定生息数 は717羽にまで減少した。
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やんばる!やんばる! 



沖縄LOVEなナミズちゃんいわく、クイナ自体は沖縄各所にいるとのことで、彼女が過去に訪れた石垣島では、クイナが道で車に轢かれているのをよく見かけるとのこと。飛べない鳥だから逃げられないんだね…かわいそうに。



いやぁ、何も無い展望台ではあったけど、確かにここから見る海は絶景だったな。お?どうやらさっきの道を進めば海に出れるみたいだということで、駐車場に戻り、またもや細い道を走ると、すぐに海に出た。浜には流されてきた珊瑚礁が散りばめられており、それが誰の足にも汚されていない自然の海だ。嫁ちゃん父が突如水着に着替え、シュノーケルグッズを身につけ、海に入ってしまう。もはやサバイバルに拍車をかける勢いである。

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やんばる!がんばる!サバイバル!そんな嫁ちゃんご両親とはここでお別れで、ホテルに戻り、ホテルのプライベートビーチに入ろうという計画になった。俺の運転で一路、海岸線を走る。

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ナミズちゃんは、サーターアンダギーというヘキサゴン発のユニット(山田親太朗・松岡卓弥・森公平)の歌「ヤンバルクイナが飛んだ」を、その道中は口ずさんでいました。ヤンバルクイナは飛んだんだ~♪あの雲の切れ間に向かって~♪テレビを見ない俺と嫁ちゃんはその歌を知りませんでした。

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