監督:J・A・バヨナ
製作:フランク・マーシャル/パトリック・クローリー/ベレン・アティエンサ
製作総指揮:スティーヴン・スピルバーグ/コリン・トレヴォロウ
キャラクター創造:マイケル・クライトン
脚本:デレク・コノリー/コリン・トレヴォロウ
撮影:オスカル・ファウラ
編集:ベルナ・ビラプラーナ
音楽:マイケル・ジアッキノ
テーマ曲:ジョン・ウィリアムズ
出演:クリス・プラット/ブライス・ダラス・ハワード/ジャスティス・スミス/ダニエラ・ピネダ/ジェフ・ゴールドブラム/B・D・ウォン他
大ヒット・アドベンチャー超大作「ジュラシック・ワールド」の続編。テーマパークのジュラシック・ワールドで起きた大惨事から3年。火山噴火の危機がりオーウェンとクレア達が恐竜救出作戦を繰り広げる。
評価★★★★☆
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[STORY]
イスラ・ヌブラル島では、“ジュラシック・ワールド”の恐竜たちが野生化し、島中に棲息していた。しかし島の火山活動が活発化し、大噴火が迫っていることがわかる。パークの元管理者クレアは、恐竜たちを救うため、オーウェンに協力を要請する。
[IMPRESSION]ネタバレ注意!
「ジュラシックワールド:新たなる支配者」公開前に第5作目のおさらいです。
3年後のジュラシックワールドに傭兵たちが侵入し、インドミナス・レックスのDNAサンプルである骨を密かに採取する。
その頃、アメリカの上院では、火山活動が活発化したイスラ・ヌブラル島から恐竜たちを救うべきか?という議論がなされていた。
そこにはジュラシック・パークの惨事を実際に経験したイアン・マルコム博士が。
彼はこのまま自然の流れに任せるべきだと伝えた。
マルコム博士の意見を受けて、アメリカ上院は恐竜の保護政策を行わないと決定。
この決定に失望していたジュラシックワールドの元管理者であるクレアの元に1本の電話が入り、彼女はベンジャミン・ロックウッドの屋敷に招待される。
ロックウッドは恐竜の救出計画に力を貸してほしいと伝え、側近のミルズから詳細を聞かされる。
中でも特に高い知性を持つヴェロキラプトルのブルーの救出を重要視ししており、オーウェンの協力を求めて来た。
一時は恋人となったクレアとオーウェン。
すでに破局しており、気まずい雰囲気だったが、何とか同行してもらうことになる。
その他にもITエンジニアのフランクリン、獣医のジアが同行。
現地ではウィートリーが率いる傭兵部隊が待機していた。
かつて使っていた恐竜の追跡システムを作動させ、恐竜の居所を追跡。
すぐにブルーが島の奥深くのジャングルにいることが分かる。
オーウェンとジアは傭兵部隊と共にブルーの居場所へと向かった。
間もなくしてブルーと再会。
野生化しているブルーは最初はオーウェンに気づかなかったが、暫くしておとなしくオーウェンに近づいてきた。
すると傭兵部隊が麻酔銃をブルーに打ったため、ブルーは悲鳴を上げながら反撃し、一人の傭兵に襲い掛かる。
するとその傭兵がブルーに実弾を打ち込んでしまい、ブルーは倒れてしまった。
猛反発するオーウェンにウィートリーは容赦なく麻酔銃を打ち込む。
部隊はブルーと獣医のジアを連れて島を離れる準備を始める。
一方のクレアとフランクリンはパークのシステム室に閉じ込められ、そこに溶岩が流れ込んできた。
さらに恐竜まで襲い掛かってくる中、必死に外に脱出。
そこに麻酔からようやく目覚めたオーウェンが走って逃げてきて、合流。
必死に溶岩やら噴石やら恐竜やらから逃げ、何とか球体ポットで脱出し、傭兵部隊や恐竜が運び込まれていたアルカディア号に乗り込むことに成功する。
そこでオーウェンらは、ジアから治療を受けているブルーを見つける。
輸血が必要な瀕死の状態のブルー。
そこでクレアとオーウェンはティラノラウルスの檻に忍び込み、こっそりと血を採取し、ブルーに輸血を施す。
この救出作戦は、ウィートリーとミルズが恐竜保護の名のもとで捕獲した恐竜を競売にかけて儲けようと企んで始めたこと。
ロックウッド邸ではロックウッドの孫のメイジーが、このミルズの怪しい動きに気づいていた。
さらにメイジーは屋敷の地下にインドラプトル(インドミナス・レックスとヴェロキラプトルの遺伝子を組み込んだ恐竜)がいるのも知っていた。
この恐竜を創り上げたのはジュラシック・ワールドの惨劇を引き起こしたインドミナス・レックスの生みの親であるウー博士。
しかしインドラプトルは未だ試作の段階で、完成させるにはどうしてもブルーの血液が必要だったのだ。
ミルズの悪事をおじいちゃんのロックウッドに報告したメイジーだったが、おじいちゃんは「明日話を聞くからもう寝なさい」と言い、ミルズを呼び出した。
そして問いただしたが、ミルズはロックウッドを枕で窒息死させるのだった。
まもなくして船が到着し、恐竜が運び込まれたのはロックウッド邸。
そこに製薬会社、武器商人や石油王などが招かれ、恐竜のオークションが開かれることになっていた。
フランクリンは見つからずに屋敷に侵入できたものの、クレアとオーウェンは捕まり、屋敷の地下牢に入れられてしまう。
しかし、オーウェンはすぐ隣の檻にスティギモロクがいることに気づく。
スティギモロクに向かって口笛を吹くと、スティギモロクは反応し、壁に向かって頭突きをし、壁を突き破ってくれた。
さらには檻も突き破ってくれてクレアとオーウェンは脱出に成功する。
そこでロックウッドがミルズに殺されたことを知り、地下に逃げて来たメイジーと出会う。
メイジーは二人をオークション会場へ案内する。
そこでは恐竜たちが次々とオークションにかけられ高値で競り落とされていた。
そんな中、試作段階のインドラプトルが紹介される。
赤いレーザー光で標的を指せば、インドラプトルは標的を正確に攻撃するというもの。
試作段階のため競売の対象ではなかったが、これに興味をもった客たちが次々に値をつけだすのだった。
見かねたオーウェンは、もう一度スティギモロクの力を借りることに。
スティギモロクが会場に乱入し、オークション会場は大混乱。
会場に人がいなくなったところで、恐竜の歯を収集を趣味としているウィートリーがインドラプトルに麻酔銃を打ち込む。
インドラプトルが眠っている間に歯を抜こうとするウィートリーだったが、知能の高いインドラプトルは眠ったふりをしていただけだった。
すぐにウィートリーは餌食にされ、他の人間たちにも襲い掛かかるのだった。
一方、ミルズを追っていたオーウェンたちは、メイジーがロックウッドの娘のクローンだということを聞かされる。
ショックを受けるメイジーだったが、そこにインドラプトルが襲い掛かってくる。
暗闇の中、必死に逃げるメイジー達。
クレアが展示室で負傷してしまい、その隙に自分の部屋に逃げ込むメイジー。
オーウェンがメイジーを助けに向かうがそこにはインドラプトルが。
オーウェンは麻酔銃を打ち込むが全く歯が立たない。
しかしそこに回復したブルーが現れ反撃。
オーウェンはメイジーを連れて、ベランダからガラス張りの天井へと逃げだすが、すぐにインドラプトルが二人を追ってくる。
ブルーも追ってくる!
すると、クレアが銃を持って現れ、オーウェンめがけて赤いレーザーを照射。
突進してくるインドラプトルをぎりぎりのタイミングでかわすと、インドラプトルはブルーとガラス張りの天井から落下し、インドラプトルは展示室の標本に突き刺って息絶えるのだった。
その頃、この騒動で有毒ガスが漏れだしたことが分かる。
ゲートを解放しなければ恐竜たちは死んでしまう。
しかしゲートを開ければ人間界に恐竜を解き話してしまうことになる。
クレアが決断できずにいると、メイジーがゲートのボタンを押し、恐竜を開放するのだった。
一方でミルズは、ひそかにサンプルを持って逃げようとしていたが、まんまと恐竜の餌食にされてしまいました(^-^;
その後、ブルーがオーウェンの元に・・・。
オーウェンは「安全なところにいこう」と檻に目をやるが、檻に入れられるのを察したブルーは後ずさりし、森の中に消えていくのでした。
最後に再びアメリカの上院へ。
マルコム博士はそこで、恐竜との共存を提唱。
次の「新たなる支配者」へと続きます・・・・。