ワンダーウーマン ~17(米) | 映画とcoffee、ときどき妄想

映画とcoffee、ときどき妄想

     ≪そろそろ映画館に行きたい・・・・≫ 

監督: パティ・ジェンキンス
製作:チャールズ・ローヴェン/デボラ・スナイダー/ザック・スナイダー/リチャード・サックル
製作総指揮:スティーヴン・ジョーンズ/ジェフ・ジョンズ/ジョン・バーグ/ウェスリー・カラー/レベッカ・スティール・ローヴェン
キャラクター創造:チャールズ・モールトン
原案:ザック・スナイダー/アラン・ハインバーグ/ジェイソン・フュークス
脚本:アラン・ハインバーグ
撮影:マシュー・ジェンセン
プロダクションデザイン:アリーヌ・ボネット
出演:ガル・ガドット/クリス・パイン/ロビン・ライト/ダニー・ヒューストン/デヴィッド・シューリス/コニー・ニールセン/エレナ・アナヤ



DCコミックスが誇る女性スーパーヒーロー、ワンダーウーマンの実写映画。



評価★★☆☆☆



--------------------------------------------------------

[STORY]

女性だけでしか生活をしないアマゾン族に生まれ育ったプリセンスのダイアナ。叔母の訓練で最強の戦士に育てられる。そんな中、アメリカ人パイロット、スティーブ・トレバーが乗る飛行機が不時着。同時に彼を追うドイツ軍が島に現れる。スティーブから外の世界では大きな戦争が起こり、ドイツ軍の兵器によって世界が滅亡する危機にあると聞いたダイアナはスティーブと共にイギリスへわたるのだった。


[IMPRESSION]ネタバレ注意!

先にお伝えしますが、個人的にはガル・ガドット以外、全く面白いと思えない作品でした(^-^;
個人的な感想なのであしからず・・・。
コミックヒーローなので突飛なストーリーであるのは仕方ないとは言え、実際の歴史上の戦争とギリシャ神話をくっつけるところなんか、まったくもって、「は?」なわけで・・・。
それならキャプテンアメリカみたく全てを架空のストーリーにしてしまった方がよっぽどよかった。

なので、さらりとネタバレ解説。

現代のフランスのルーヴル美術館。
そこで働くダイアナのもとに、ブルース・ウェインからスーツケースが届く。
ケースの中身は一枚の古い写真。



そこにはダイアナと百年前、第一次世界大戦で一緒に戦った兵士たちの姿が・・・。
これを見ながら当時のことを振り返るダイアナ・・・・。

百年前。
女ばかりの島でアマゾン族として暮らすダイアナ。
母親である女王の妹であるアンティオペはダイアナを最強の戦士にすべく訓練をさせようとするが、母親である女王は猛反対。



かつて創造の神ゼウスの息子アレスはギリシャの神々を殺した挙句、人間が互いに争うように仕向けた。
ゼウスはアレスを追放したが、アレスは人間界に身をひそめる。
アレスからアマゾン族を守るために、ゼウスはこの島にアマゾン族を避難させ、アレスを倒すための伝説の聖剣「ゴッドキラー」を託したのだった。



この話を聞かされていたダイアナは最強の戦士を目指し、アンティオペから秘密裏に特訓を受けていた。
猛反対していた女王も結局はダイアナの熱意に負け、アンティオペに「最強の戦士に育てて」と託す。

そんなある日、飛行機がこの島に不時着。



乗っていた男を救出したのもつかの間、彼を追ってドイツ兵がやってきて攻撃をしかけてきた。

アマゾン族の女戦士たちと一進一退の攻防を繰り広げる。
ダイアナも応戦するが、彼女を狙った銃弾をアンティオペが庇って受けてしまい彼女は死んでしまう。
何とかドイツ兵を倒した彼女たちだったが、女王は不時着した男を捕らえて、ヘスティアの縄(嘘をつけない縄)で尋問。

すると彼はアメリカ兵のスティーブ・トレバーで、連合軍のスパイであるという。
そしてドイツ兵に潜入しルーデンドルフ将軍のもとで密かに進められている殺人兵器の情報を得たのだと話す。



このマル博士の開発した殺人ガスで世界は滅びると・・・・。
彼女のノートを奪って逃げてきたのだと話した。

外の世界が戦争で混乱していることも知ったダイアナは全てがアレスの仕業だと思い、トレバーと一緒に戦地へ行きたいと言い出す。
当然反対する女王。

するとダイアナは夜になってトレバーが軟禁されている部屋へ行く。
入浴中の彼の体を見て、
「あなたは標準的?」と聞く。
「大きい方かな?」と答えるトレバー。
時計も見たことないダイアナは、何をするものなのか?と聞いたり。

ここらあたりからダイアナが世間知らずである事はちょいちょい出てきますが、あまりに世間知らず、そして空気の読めない堅物なので、途中からイライラしてきます(^-^;



やっぱりここを出て戦地へ行きたいと思った彼女は、ゴッドキラーと盾、ヘスティアの縄をもって帆船で島を出ようとする。
そこへ女王が駆け付けてくるが、彼女はダイアナを止めることはなく、アンティオペの形見のティアラを渡すのだった。

あーここまで話が長い・・・・(^-^;
帆船での二人のやり取りは省略。

無事にロンドンに到着した二人。
このあたりからKY炸裂でうざくなってきます。

初めてみた赤ちゃんを触りに行こうとしたり、戦地へ早くいかないと!と言ったり、剣と盾を振りかざして歩いたり。



そしてトレバーが議会でドイツ軍の情報を報告しようとした時も、停戦なんてありえない!!と大声を出したり。
しかし、マル博士のノートの言語を唯一読めるのは彼女だけ。
そこで彼女がノートの翻訳をし、その殺人ガスがガスマスクでさえ溶かす毒ガスであることを知る。

しかしやはり停戦を呼びかけようとするイギリス軍の首脳部。
トレバーはダイアナと他の仲間を連れて自分たちだけで前線に向かうことを決意。



潜入工作員のサムイールと狙撃手のチャーリーと酒場で打ち合わせをしていると、そこにパトリック卿がやってきて資金提供をしてくれた。
さらには前線近くで武器などを調達するため、チーフという男と接触。



最前線へ向かうとそこは激しい銃撃戦で一歩も前へ進めない状態だった。
しかしトレバー達が目指している毒ガス工場はさらに先。
ここで足止めを食うわけには行かないが、民間人も攻撃されているのを目の当たりにしたダイアナは、ほっておけない!と一人銃撃戦の中に飛び込んでいく。



ま、これが功を奏し、ドイツ軍を撃退。
村人から感謝され、トレバー、ダイアナ達は一緒に記念撮影をするのだった。

その後、さらに核心部に近づくためにドイツ軍の舞踏会に潜入するトレバー。
待ってろ!というトレバーの言葉を聞かないダイアナは一人舞踏会に潜入。



そこでダイアナはルーデンドルフ大佐をアレスと確信し、背中に隠していたゴッドキラーで彼をしとめようとするが、トレバーに止められてしまう。しかし彼を振り切ってルーデンドルフ大佐を追うダイアナ。
その直後、ドイツ軍が村に向けて毒ガスを発射し村人は全滅。

ダイアナは自分を止めたトレバーを責め立てる。
トレバーはルーデンドルフだけを殺しても、結局は毒ガス工場を破壊しないと意味がない!と説得するがダイアナは理解しない。

その時、チーフがのろしを上げ、ルーデンドルフ大佐を追っていた。
それにダイアナとトレバーも続く。
ドイツ軍の基地に侵入し、司令塔にいるルーデンドルフの元へ向かったダイアナは一人彼に勝負を挑む。



ルーデンドルフはマル博士の作ったパワー増強薬を飲んで怪力になっていたが、ダイアナのゴッドキラーに倒れてしまう。

ついにアレスを倒したと思ったダイアナだったが、なぜか戦争は終わらず、ドイツ兵はまだ毒ガスを運んでいる。
そこにトレバーがやってくる。
なぜ戦いは終わらないのか?と問い詰めるが、トレバーは「アレスなんていない。神話だ。人間の悪い心が戦争を引き起こしたんだ。みんなが悪い」と話す。
そして毒ガスを積んだ輸送機を破壊するため、ダイアナの力を借りたい!と頼むが、人間に絶望したダイアナはもう辞める!と戦いを掘り投げる。

このあたりの身勝手さがさらにウザイんですが・・・(-_-;)

しかたなくトレバーは、仲間たちと輸送機を止めに向かう。
彼らをぼーーーーーっと見ていたダイアナの前に、なぜかパトリック卿が現れる。



彼がアレスであることを悟ったダイアナは、彼に剣を向けるが、全く歯が立たず、剣もボロボロに崩れおちてしまう。
するとアレスはダイアナに、お前こそがゼウスが作ったゴッドキラーだと話し、一緒に楽園を作ろう!と協力を持ち掛けてきた。
当然断ったダイアナは彼と死闘を繰り広げる。

一方のトレバーは輸送機を止めるためある決断をする。
その前にダイアナに自分の父の形見の時計を渡し、何かを話しかけたのだった。
そして輸送機に乗り込み空高く上昇させ、機に積み込まれたガス弾めがけて銃を撃ったのだった。



機は上空で炎上・・・・。

その様子を見たダイアナは怒りと悲しみで力が覚醒。
超人的な力でアレスを圧倒するダイアナだったが、アレスもダイアナの前にマル博士を引き寄せ、彼女がすべての元凶だ、殺せ!という。



その時、さっきトレバーが話しかけてきた言葉がよみがえった。

「僕は今日を救う。君は世界を救え」「愛してる」

ダイアナは「私は愛を信じる!」と言い放ち、マル博士を見逃して、アレスに総攻撃をかけ倒すのだった。



こうしてようやく終戦を迎えたのだった。

エンディング、
ダイアナがブルース・ウェインに手紙の返事を書いているところ。
こうしてジャスティスリーグへ続くのですね。

ガル・ガドットのアクションは見ごたえがあったものの、KYっぷりが本当にうざくて、途中で何度か早送り状態。
純粋無垢なお姫様もちょっと大人になって欲しいですが、ジャスティスリーグ、まだ見ていないので期待できるのかどうか・・・・?

個人的には女性のヒーローものは相当ハードルが高いかと。
エレクトラなんかは好きなヒーローだけどねぇ。