製作:アグスティン・アルモドバル /エステル・ガルシア
原作:ティエリ・ジョンケ『私が、生きる肌』/『蜘蛛の微笑』(早川書房刊)
脚本:ペドロ・アルモドバル/アグスティン・アルモドバル
撮影:ホセ・ルイス・アルカイネ
美術:アンチョン・ゴメス
編集:ホセ・サルセド
音楽:アルベルト・イグレシアス
出演:アントニオ・バンデラス/エレナ・アナヤ/マリサ・パレデス/ジャン・コルネット/ロベルト・アラモ/ブランカ・スアレス/スシ・サンチェス 他
「トーク・トゥ・ハー」「ボルベール <帰郷>」の鬼才ペドロ・アルモドバル監督が、ティエリ・ジョンケの原作を大胆にアレンジして描く愛と狂気の官能ミステリー。

評価★★★★☆
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[STORY]
トレドの大邸宅に暮らすロベル・レガルは、最先端のバイオ・テクノロジーを駆使した人工皮膚開発の権威としても知られている形成外科医。彼の屋敷の一室には、初老のメイド、マリリアの監視の下、特殊なボディ・ストッキングをまとった美女ベラが幽閉されていた。彼女はロベルの妻ガルに瓜二つだったが、ガルは12年前に交通事故で全身に火傷を負い、非業の死を遂げていた。以来、ロベルは“完璧な肌”を創り出すことに執念を燃やしていくのだった。
[IMPRESSION]ネタバレ注意!
久しぶりの映画のアップです(^_^;)
見てるんですけどね、時々・・・・。
アップする時間がありませぬ(+o+)
そしてこの作品!!
バンデラス好きなんで、いつか見よう見よう!と思ってて見れなかった作品ですが、いやぁ~、度肝抜かれましたな(笑)
イイ!!!
まさに変態の極意!
何でしょうか?
私の意識レベルでは、極めて下品でない変態w
いや、何でしょう?あり得ない、当然モラルに反した話なんですけどね(^_^;)
ネタバレしますが、これからDVD見る方はネタバレ以降、見ない事をお勧めします!!!
さて、内容です。

何もないワンルームでインターフォン越しにメイドのマリリアと会話をする女性ベラ。
彼女はボディストッキングをまとい、ヨガをしている。
外からは彼女の様子がカメラで監視され、中からは見えない。
彼女を幽閉しているのは、人工皮膚開発の権威で整形外科医のロベル・レガル。
彼は彼女の部屋へ行き、自分の施した手術の成果を診ている。
ただ診ている。
エピローグに、「妻を亡くした・・・」とあったため、ここで、妻そっくりなのだと理解できる。
マリリアにも「本当にそっくりね・・・」と言われるところなどから。
だが、彼がベラと愛し合う素振りもなく、淡々と不思議な緊張感でストーリーは進んでいく。
そんな時、仮装パーティーから抜け出して来たトラのコスプレをしたマリリアの息子セカがやってくる。
セカは偶然、マリリアがモニタリングしていたベラを見てしまう。
すると、母マリリアを縛りあげて鍵を奪って彼女の部屋へ・・・。

何か異変に気づいたベラはインターフォンでマリリアに話しかけるが返答がない。
すると鍵を開けてセカが入ってきた。
それと入れ違いで飛び出したベラだったが、すぐにセカに捕まってしまい、犯されそうになる。

するとベラは意外な言葉を発する。
「連れて行って・・・」
???
と謎は残るわけですが、とりあえずセカはヤリたくて仕方ないので、ベラを部屋へ連れ戻しレイプ。
そこへロベルが戻ってくると、囚われたマリリア、そしてモニター越しにレイプされているベラの姿・・・。
ロベルは銃を持って部屋へ行き、セカを射殺したのだった。
ベラはロベルに抱きつき、泣きだした・・・。
その間にロベルがセカの遺体を捨てに行く間、マリリアはベラと庭で話をしていた。
実はセカもロベルもマリリアの息子だったのだ。
しかしロベルは自分が母親であることを知らないと言う。
マリリアは、自分が二人の怪物を作ってしまった・・・と嘆いていた。
そしてロベルは6年前のある事件をきっかけに変わってしまったと・・・。
実はロベルの妻は12年前にセカと駆け落ちし、その途中で交通事故に遭ったと。
その時、一命は取り留めたものの、全身に大やけどをし、自分の姿を鏡で見て飛び降り自殺をしたのだと言う。
以来、ロベルは人工皮膚の研究に没頭し始めたと言う。
そして、ロベルの娘ノルマが母の飛び降り自殺を目の前で見てしまっており、彼女もまた、精神病院に入院をしてしまったのだ。
そして舞台は6年前にさかのぼる・・・。
ロベルと一時退院したノルマが、あるパーティーに出席。

そこで、ノルマは、ある男の誘いでパーティーを抜け出しイイ雰囲気になったものの、土壇場でノルマが拒否し、悲鳴を上げる。

その声にビックリした男はその場から立ち去ったものの、レイプされたと思ったロベルは彼女を再び精神病院へ入院させる。
しかしそこで彼女は母と同じ運命を辿るのだった・・・。
ここから大きなネタバレです。
これから鑑賞予定の方は以降を読まないでくださいね♪
ロベルはノルマを自殺に追い込んだ男ビセンテを拉致・監禁。
レイプはしてないんですけどね(^_^;)

そしてある日突然、食事を与え、ひげをそり、手術台へ・・・・。
目覚めたビセンテの前に現れたロベルは、淡々と顔いろ一つ変えず、
「膣形成術が終わったよ」
と・・・・。

そう何と、ロベルはビセンテのオチンチンを切りとり、膣を作ってしまったのだった。
声も出ないビセンテ・・・・。
そして彼はある部屋へ連れて行かれ、ロベルに、

「膣を拡張させるために、コレを少しずつ挿入していくように!」
と言われ、目の前に大小様々なコケシを並べられる・・・。
ただただ訳の分からないビセンテ。
この辺りから、ビセンテが気の毒で気の毒で仕方なくなってきます・・・・(+o+)
表情も変えず淡々と説明を続けるロベル(笑)
変態もここまでくると芸術的。
ようは性転換手術をしたわけですよ。
そして現在・・・・。
そう、そのビセンテは顔まで整形を施され、亡き妻そっくりにされたのです(^_^;)

ビセンテは幽閉されている部屋一面に日付を書き、自分をこんな風にしたロベルに対する恨みを忘れないようにしているかのよう・・・。
しかし表情には出さず、ただただヨガを続け、平静を装い、復讐の機会を待っていた。

一方でロベルは、人工皮膚に没頭するあまり、娘を死に追いやったビセンテを亡き妻そっくりにした事で、彼女?(彼?)に対する情が芽生え始める。

そんな時に起こったセカの件・・・。
それ以降、ロベルはベラに対する愛を確証。
ベッドを共にするようになる。
と言う話だったのですよ(^_^;)
で、どうやってこの物語を終えるつもりだ??と思ったところ、結果的にはベラ(ビセンテ)はロベルとマリリアを銃殺。

古着屋さんをしている実家の母の元へ行き、変わり果てた自分の姿を見せ、「ビセンテだよ・・・」と告げる・・・・・というところで終わり。
まー、何ともたまげたエンディングでした(+o+)
近年では稀に見る仰天展開の映画でした(笑)
でもなんでしょう???
品のある変態?いや違うな(笑)
描写や風景、色彩、共に美しすぎて、芸術的で、変態極まりない作品なのに、チョー美的(笑)
まぁ一度見てください(笑)