監督: ウディ・アレン
製作: レッティ・アロンソン/スティーヴン・テネンバウム/ギャレス・ワイリー
製作総指揮:ハウメ・ロウレス
脚本: ウディ・アレン
撮影: ハビエル・アギーレサロベ
プロダクションデザイン:アライン・バイネ
衣装デザイン:ソニア・グランデ
出演: ハビエル・バルデム/ペネロペ・クルス/スカーレット・ヨハンソン/パトリシア・クラークソン/ケヴィン・ダン /レベッカ・ホール/クリス・メッシーナ
バカンスでスペインを訪れた対照的な2人のアメリカ人女性と、地元のセクシーな画家、そしてエキセントリックなその元妻、4人が織り成す複雑な恋模様が情熱的かつコミカルに綴られる。ペネロペ・クルスは本作の演技でアカデミー賞助演女優賞をはじめ数々の映画賞を受賞。
評価★★★★☆
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[STORY]
親友同士のヴィッキーとクリスティーナ。堅実派のヴィッキーはまじめな青年と婚約中。一方のクリスティーナは、自由奔放に愛を求める情熱家。そんな2人はアメリカを離れ、バルセロナでひと夏のバカンスを楽しむことに。そこに現われた色男の画家フアン・アントニオ。たちまち恋に落ちるクリスティーナに対し、最初は警戒心のかたまりだったヴィッキーも次第にフアンの色気によろめきだす。そんな中、彼女たちの前に突然フアンの元妻マリア・エレーナも現れて、4人の運命はさらに激しく動き出す。
[IMPRESSION]ネタバレ注意!
滅多にコメディ映画を劇場に見に行かない私でも、この映画は好き!
面白かった!
まぁきっかけが、
「月曜レディースデー」と「ハビエル・バルデム映画」だったからなんだけど。
非常に共感できる部分が多く、楽しく見れた。
現実と理想を直球で捉えた作品ですね!
ヴィッキーとクリスティーナは、初対面のフアン(ハビエル)から3人だけの旅行を提案される。半信半疑のヴィッキーは反対しつつ、乗り気のクリスティーナと共にフアンと出かける。
クリスティーナはフアンに惹かれ、彼の部屋へ行き、もうちょっとでイイ感じ~のところまで行くけど、突然、持病の胃潰瘍でダウン。
翌日からフアンは、ヴィッキーと二人で出かけることに。
次第にフアンに心惹かれていくヴィッキー。
別れ際に、体を許してしまいます(´・ω・`)
こんなイイ男に迫られたら、守れんわなーーー(゚Д゚ )
この夜から、フィアンセを持ちつつもフアンへの想いを断ち切れないヴィッキー。
しかし、フアンはクリスティーナを選んだ。
クリスティーナと生活を始めるフアンのもとに、元妻が転がり込んでくる。
情熱的な彼女はマリア(ペネロペ)。
この作品で助演女優賞を獲得。
さすがの演技ですわ。
迫力といい、かつ官能的、情熱的で、スペイン語と英語を織り交ぜながらの感情表現が見事。
ただ、こんな女はイヤだ(゚Д゚ )
これを愛おしいと思うフアンも変わってる(笑)
惹かれるのは分かるが、共に生活できる相手ではないね・・・。
フアンとマリアは、
二人だけだと衝突しっぱなしの夫婦。
ただ何かがお互いにかけていて、それを埋められなかったがために、愛しているのに一緒に居られない。
そこにクリスティーナの存在。
彼女が、その隙間を埋めたことで、この奇妙な三角関係が上手くいっていた。
しかし、クリスティーナが、
こんな関係おかしい・・・
と気づいたとき、この絶妙な三角関係が崩れ、3人は離れ離れになる。
一方、フィアンセと結婚したヴィッキーは、
フアンへの想いを断ち切れないまま。
そしてフアンと再会。
あーー、
私だったらこんな事されたらイチコロですな(゚Д゚ )
そこへ、拳銃片手に、マリア登場!
愛しているのね・・・フアンを。
好きにしてくださいお二人さん、
って感じで(笑)
出だしはあり得ない設定だけど、
恋愛事情としては大いにあり得るお話で、面白かった。
レディースデーともあって、観客のほとんどが女性。
官能的なシーンもあって、とっても刺激的で、
でも笑いもあって、
久しぶりに「恋愛っていいなぁ」と思いました(笑)