なんで、トミー・リー・ジョーンズはベニーを助けてくれなかったのか?
ホントに死ななきゃいけなかったのか?と今でも辛くなる作品。

あんなに助けを求めていたのに、と思うと、もう一度映画を見る気になれません。
なんとも切ない作品・・・・・・
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脚本としてはあまり出来のいいものではないように思うんだけど(だって逃げる追うの繰り返しばっか)、なんと言ってもベニーの心の葛藤が痛々しく伝わってきて、それ故に、自ら助けを必要としている事を自覚しつつも、誰からも手を差し伸べてもらえなかった彼の孤独さなんかがあまりにも辛く感じてしまった作品。
同じくして『21グラム』も、≪切ない≫≪辛い≫≪孤独≫と言う意味では似たような感じ方をするのかもしれないけども、この『ハンテッド』は、自分の親のように慕ってきた人からすら愛情や助けを感じとることが出来ず、殺人鬼に変貌してしまった彼の気持ちが悲しい・・・。
いや確かにね、『助けてもらえなかったら皆、殺人をするのか?』と言う問題になると、それは別の話なんだけどもね。
まぁその辺が、この作品が、「ホントはもっと奥深いのに、簡潔に100分程度に纏め上げられてしまった」所に疑問が残ったりもするのだけどさーーー。
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殺される形は様々なんだけど、どうもベニーの場合は、殺害シーン抜きの、アッサリと消えてしまうパターンが多いような気がせんでもない。
助演男優賞を総ナメするようなビッグなベニーにそんな扱いするなー!と叫んでおこう。
でもさー、ベニファンのアタシとしては、ラブストーリーを演じられるよりは、殺される方がありがたかったりする(笑)キスシーンなんかあった日にゃ、アタシャ相手役に『不幸の手紙』送りますヨ(-ε -; )フーンッ