アミスタッド~97(米) | 映画とcoffee、ときどき妄想

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     ≪そろそろ映画館に行きたい・・・・≫ 

監督:スティーヴン・スピルバーグ
製作:スティーヴン・スピルバーグ/デビー・アレン/コリン・ウィルソン
脚本:デヴィッド・フランゾーニ
撮影:ヤヌス・カミンスキー
音楽:ジョン・ウィリアムズ
出演:マシュー・マコノヒー/アンソニー・ホプキンス/ジャイモン・フンスー/モーガン・フリーマン/ジョッドソン/デヴィッド・ペイマー/ピート・ポスルスウェイト他

スティーブン・スピルバーグ監督が実話をもとに描いた感動作。奴隷制度が横行していたかつてのアメリカを舞台に、彼らを救おうとアメリカ法制度に疑問を投げかけた元大統領、ジョン・クインシー・アダムズの闘いを描く。


評価★★★★☆
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[STORY]
1839年、アフリカ、メンデ族の若者シンケは、突然拉致され、スペインの奴隷船に乗せられた。キューバのハバナに着くと、53人の仲間とともにアミスタッド号に移され、プリンシペに運ばれることになった。

その混乱の中で、シンケはつながれた鎖を断ち切り53人のアフリカ人たちと共に暴動を起こし、船長以下乗組員たちをほぼ皆殺しにする。彼らは、生き残ったスペイン人ふたり(ルイスとモンテス)に船を操縦させ、故郷アフリカに、家族のもとに帰ろうとする。
ところが、ルイスとモンテスの策略により、船はアメリカ東部の海岸へ向かい、アメリカの沿岸警備船に取り押さえられ投獄。死刑確実となる・・・。

彼らの所有権を主張したのは、スペイン女王イザベラ2世、生き残ったスペイン人奴隷商人ルイスとモンテス、アミスタッド号を拿捕した海軍軍艦艦長ゲドニー大尉の3者だった。

[IMPRESSION]
ここで議論されるのが、『彼らが本当に奴隷なのか?』と言うところ。この時代はちょうど、南北戦争直前のアメリカが舞台で、奴隷貿易は日常的に行われていた。いやこれは非公式に行われていたらしい。1808年、合衆国では奴隷輸入を禁止する法律が出来たらしいから。にも関わらず、すでにアメリカで働いていた奴隷たちは、多くの子供を産まされ、奴隷として使われていたため、合衆国における奴隷の数はどんどん増えていくばかりだった。そんな中で、奴隷制廃止を主張する州も増えはじめ、南北戦争に発展していく。

と言った時代背景は置いといて・・・・・(笑)

本題に戻ると、結局かれら(シンケ達)は『奴隷』であるのか?話の流れから言って、途中、裁判長、陪審員が代わったあたりから、絶望的なストーリー展開になっていくわけだけど、この作品が、結末で、『ハイ、貴方たちは奴隷です。一生アメリカで働きなさい』と言われちゃうと映画にならないわけで。『シンドラーのリスト』やらと対して変わらないとは思うものの、ハリウッド映画には『裁判もの』が多いなか、『奴隷制度』を題材にしたと言う目の付け所が、なかなかオモシロイとは思ったね。