実験的な試みではありますが、クラスの種類を増やしてみることにしました。ここでのアナンダのヨガクラスではあきらめていたのですが、いろんな角度から自分をとらえ、いろんなアプローチで自分の根本を整える、そんなクラスをやってみたいと思うようになりました。
ここでのヨガが活発になり始めたころ、世間はコロナ禍真っ只中で、来る人はみんな疲れていたように思います。だから私は、学んできたことをいったんすべて脇に置き、自分の信じるやり方で、
みんなのことを「休めてあげたい」
そう思って今のようなクラスが生み出されました。私が学んできたこととは真逆の「静」を感じるヨガのクラス。それは学ばなくても私にはで自然にできることでした。知っていることでした。そして本来持ち合わせる自分の質にも合っていたし、場所の雰囲気もそれを後押ししてくれたように思います。時代の流れもそのように切り替わっていったように感じます。
気付けば５年の時が経ち、コロナ禍も落ち着きました。みんなも元気を取り戻してきたように思います。そして、落ち着いてきたからこそ、それぞれにテーマや課題も見えてきたなと感じています。
制限はありますが可能な限り自分に合うテーマをご自身で選んでみたらどうだろうかと、そんなことを考えるようになりました。非現実的に思えたアイデアではありましたが、時間をかけて丁寧にイメージを膨らませてみたところ、なんとなくできそうに感じるとこまで来たので、お知らせしてみたいと思います。
身体は体だけで構成されているわけではなくて、身体は心体、もしくは神体であると思います。だからご自分の「心」を整えることは必須であり、それをするには自分の心を鎮めたり癒したりする必要があります。そしてそのために自分の心を理解することは何よりも大切なことだと、私自身そう思うようになりました。
体の動きや見た目的なところへのアクセスはそんなに難しいことではないと考えます。しかし体の見えないところ、臓器や骨、血液体液、呼吸や神経の通る道、脳がつかさどる機能など、私たちの体は見えないところの働きがほとんどを占めていて、そしてそれは私たちの意志に影響を受けることなく、自然に絶えず働き続けるものであるにもかかわらず、その存在を自分で意識することはほとんどありません。
当たり前すぎて意識できていないだけなのに、そこへのアクセスの仕方を知っている人はとても少ないです。ご自身の体の見えない領域は、ご自身意外では踏み込むことができない神の領域です。
神の領域である「見えない世界」は自分の外ではなく「内」にあるのだと思います。
呼吸も、臓器も、瞬き、睡眠、神経に至るまで、私たちは自分の体のことであるにもかかわらず、自分の制御が効かないものばかりで構成されています。コントロールが効かないからこそ、その領域とご自身がつながったときに、魂レベルの癒しが自然に行われ、あらゆることに調整が入り、より良い人生にすすむフェーズに入るのだと思います。
とはいえ、肉体に特化したトレーニングも大切です。体の本来の自然な機能を取り戻すことは、ご自身の生活の質を確実に向上させます。加齢とともに体の機能は衰えていくこは自然現象ですが、日々の心身への意識的な働きかけは良い人生にご自身を導いてくれるはずです。とはいえ今の状態が将来、どのように発展していくのかがわかるからこそもどかしく感じるときもありますし、だからこそ今この瞬間に、個々が取り組むべき課題であるとも思います。
肉体、心、精神領域。
自分への物質的な働きかけと、
非物質的な働きかけ。
どちらも大切なアプローチです。
最も大切なことは自分の心身に責任を持つことです。自分の選択と決断を信じることの練習、どのような結果でも受け入れる練習。それらの積み重ねがどのように未来の自分に影響を及ぼすのか。納得するか否かはすべて「今」の自分の丁寧な選択の積み重ねから始まるはずです。
新クラスの内容はこちらです。
