ヘルメスと一緒に10歳でやってきたマーキュリー。

出会った日。おびえた目でヘルメスのうしろにぴったりくっついた姿をよく覚えています。
でも少しづつ少しづつ、人と触れ合ってカチカチに固まっていた緊張が溶けていくのがわかりました。

そんな控えめでかわいいマーキュリーが、
本日亡くなりました。

根本の原因は不明ですが、
もともとから食が細かったのですが、3月の中旬くらいから食欲がさらに落ち、腎不全ではないかと検査、入院、通院を繰り返していました。
ご飯は強制給餌でしか食べてくれず、
あんなにも気の弱いマーキュリーが思いっきり歯を食いしばり、朝、昼、夜に給餌をするたびに悲しそうでした。
レントゲンでは胸水がたまっているのがみえ、
2〜3日に1回胸水を抜きに通院。
しかしレントゲンで確認したところすぐにまた胸水がたまっているのがわかり、これからどうしていくのがマーキュリーにとっていいのだろうかと毎日悩みました。

毎日座り込んでいるだけでしたが、それでも私のことをか細い声で呼んで甘えてくれる姿が、本当に可愛くて、抱きしめると小さくコロコロないてくれました。

嫌なはずの病院も、強制給餌も毎日頑張ってくれました。
本当に最後までいい子でした。 
守れなくて本当にごめんなさい。