時々、気に入った本があると紹介しています。
今回は今年の本屋大賞の本。
本屋大賞にハズレはほぼない。
今回のも、私はとても好きだった。
「流浪の月」
というタイトルも、
読み終えて振り返ると
ぴったりくるしとてもいい。
ネタバレはしたくないから
心に残った1節だけご紹介。
「わたしの常識は、伯母さんの家の非常識である」
世間から見たものと
当事者の知る事実は異なることが多い。
不登校に関わることも同じようなことはたくさんある。
「かわいそうな不登校」
とみる人もいるけれど
「幸せな不登校」
もあるのだ。
我が家は5年間、不登校生活を満喫した。
もちろん辛い時もあったけれど、
我が家は本当に幸せな選択をしたと思っている。
これは、当事者でなければ、わかりにくい。
説明しづらいことや
体験してみないと理解してもらえないこともある。
どんなに説明したところで
当事者にしかわからないこともある。
それでいいのだと思っている。
自分たちがそれで幸せなら。
幸せは、他人が作るのではなく、
自分が作るものだから。
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