【苦しむ命をいちはやく】 | 保護猫&ドッグラン 『 さばいでぃ』

保護猫&ドッグラン 『 さばいでぃ』

犬猫の殺処分0を目指し、人と行き場のない動物たちの新たな出逢いのきっかけを作りたい。

 最近の空知管内保健所では事故に遭った猫の収容が立て続いております。


事故に遭った動物たちは保健所では治療はしません。

少し語弊がありますが、最低限の痛みの緩和や点滴くらいです。

提携している動物病院に入院させてもらえるケースもありますが、積極的な治療は行われません。

そして、猫は苦しみや痛みをさとられないよう懸命に頑張るので回復していると勘違いされる事が多く、小さな体が鉄の塊に跳ね飛ばされたり轢かれる交通事故では、体内でジワジワ出血が進み突然急変して亡くなる事もあり、早急に病院に運び治療をする必要があります。


『さばいでぃ』はキャパオーバーの状況でも命最優先で事故の猫を迎え入れて参りましたが、この数年は動物愛護の改正によりキャパオーバーを理由に緊急性のある猫の引き取りを保健所が拒否しています。

今までのように保健所から迎えすぐに病院に走り治療してあげる事が出来ないのです。




残念ながら、『さばいでぃ』には引き取り意思があるのに、保健所に拒否されてそのまま誰にも気に留めてもらえず亡くなったコも居ます。

仮にキャパオーバーだとしても、助けたいと動く人より、独自の考え優先で死んでも仕方なしが保健所のスタンスです。


保健所は行政機関ですから、失われゆく命や動物の福祉よりも、ルールにがんじがらめで臨機応変な対応は出来ません。


命を扱う部署でこの対応はいかがなものか。


治療を申し出る有志がいるなら、命を託し、治療を終えたらまた新たに保健所で里親を探すシステムがないから緊急治療の必要な犬猫が苦しみながら保健所で死んで行くのです。


事故に遭って痛みに苦しんでいるコも、4日間は拾得物としての管理の規定から、スグに引取たくても5日目を迎えて誰の物でもないと分かるまで引取り希望者が病院に連れて行く事も叶わず、ずっと待たされるのです。


皆様、想像してみて下さい。

車に跳ね飛ばされ、骨折して内蔵が損傷した状態で待たされる4日間の苦しみを。

人間ならすぐに治療してもらえるのに、言葉を話せない犬猫は人間によっていたずらに苦しめられるのです。


昨今、動物虐待行為は厳しく処罰されるようになりました。

でも、緊急に治療が必要な犬猫を迅速な積極的治療を施さず、痛みや苦しみの中に置くのは虐待ではないのでしょうかね?


『さばいでぃ』には、助けたくて助けられない保健所に囚われの命があります。

交通事故に遭った犬猫はいつ急変するか分かりません。

待機の4日間で亡くなっている命は数知れません。

また、回復してきてると判断されている中で亡くなってしまう命も実はたくさん居ます。


保健所に交通事故の犬猫が収容されましたら、可能な方は早急に治療する機会を与えてあげて下さい。

ご自身が里親にならなくても、代わりに責任を持って里親を探す目的で保健所から迎える事も出来るのです。


治療にはお金がかかりますが、その資金があり、幸せな里親さまとの出会いを見つけるまで責任を持ってお世話出来る方は、積極的に事故の犬猫を迎え治療してあげて下さい。


命さえ助かれば、あとは何とでもなります。