ボランティアのコンです。
先日里親さまが決まったご報告をした、『甘ちゃん』の譲渡の様子をおご報告いたします。
保護主さまのお宅に甘ちゃんをお迎えに、ボランティアメンバーのケイちゃん、シホちゃんと伺いました。
初対面の私たちに興味深々、全く人間に警戒心がない、お名前の由来そのまんまの甘えん坊ちゃんです
里親様を探すにあたり血液検査をし、エイズキャリアと分かった『甘ちゃん』。
保護主様宅では先住猫ちゃんへの感染を防ぐために、一緒の部屋で生活する事は出来ませんが、だからといって1匹だけ部屋に閉じ込めて一生を過ごすより、のびのびと過ごせるお家のコになって欲しいとの思いで里親探しを依頼された保護主さま。
里親探しをしている事を知り、手を上げたのは何とご近所に住むご友人のS様でした。
ご夫婦に今までの感謝とお別れを伝え、名残惜しい気持ちを断ち切って里親S様のお宅に向かいます。
今回も窓策と同時進行のため、大量の部材と共に伺いますと、ご家族揃って甘ちゃんを心待ちにされていました。
早速キャリーをオープンします!
さすがの甘ちゃんも緊張で出てこないかと思いきや、身を乗り出してキョロキョロ。
あっという間にお家探検モードになりました
窓からの景色をひとしきり確認したら、素敵な吹き抜け階段へ登り出しました。
落ちるのではないかと初めて猫を飼うのでご心配されたご主人様でしたが、「猫にとっては楽しいアスレチックですよ」とこぼりが言います。
その言葉通り何度も上がっては隙間から顔を出したりと、とっても楽しそう。
甘ちゃんが初めての猫となるS様ご家族。
譲渡についてや、猫を飼う注意点など、小学生の息子さんも一緒にこぼりの話に耳を傾けてくれました
そのころ探検が終わった甘ちゃんは、私たちの窓策作業を確認し、その次は話をしているテーブルの方へ来たりと確認作業(ニャルソック)に抜かりがありません
人間だったらとても優秀な警備員さんになったでしょう笑
譲渡説明が終わる頃に心配していた保護主さまご夫婦も到着し、ゴハンをバクバク食べた後、当たり前のようにソファーで寛ぐ甘ちゃんに皆さん目を細めていました
保護主様はしばらくお世話していた甘ちゃんを手放す事がとても辛く、本当ならずっと一緒に暮らしたかったけど、甘ちゃんの長い猫生の幸せを思って自由に暮らせるセカンドライフの為送り出します。
新しいお家で寛ぐ甘ちゃんを見て、安心したのか、本当に手放す寂しさや心配からか涙をこらえきれない保護主の奥様。
甘ちゃんは安心したように保護主の旦那様のお膝に抱かれて安心したように穏やかは表情です。
興味深々、探検大好きな甘えんぼ猫『甘ちゃん』。
2つのご家族からの愛情に包まれて新たな生活が始まりました。
Sさま、探究心の強いコなので少し手が掛かるかとは思いますが、お困りの際はいつでもご連絡ください。
末永く甘ちゃんをよろしくお願い申し上げます。
甘ちゃん、助けてくれたお父さんお母さんの幸せを願う気持ちを胸に、新しい家族の元で幸せになるんだよ。