By World Bank Photo Collection
2月22日の日経新聞朝刊に、働く女性に関する記事が掲載されていました。一面のトップ記事なので、日経は大きな出来事として捉えているのだと思います。
女性の賃金が増えている。厚生労働省が21日発表した賃金構造基本統計調査によると、2012年のフルタイムで働く女性の平均賃金は前年比0・5%増の 月額23万3100円と、2年連続で過去最高を更新した。男女間の賃金格差も過去最小に縮まった。賃金の伸び率では女性が男性を上回っており、女性の活用 がデフレ脱却をめざす安倍晋三首相の経済政策、アベノミクスのカギを握りそうだ。(2013年2月22日付 日経新聞朝刊)
日 本の賃金体系は、実力主義が浸透したとは言え、まだまだ年功序列が色濃く残っています。だから、男性では高賃金の定年離職者の影響が大きく出るのでしょ う。たとえ、1人が定年で引退し1人が新卒で採用され雇用者総数が変化しないとしても、高給取りの人が辞めて安い給料の人が増えるので、平均賃金は低下し ます。一方、女性では定年による離職者が、まだまだ少数なのでしょう。定年で会社を辞める人よりも、比較的数が多く若い雇用者が仕事を続けることで、賃金 がアップする影響の方が大きいのかと思います。さらに、高校や大学を卒業した女性の就職率も、きっと高くなっていることも影響していることと思います(高 卒・大卒女性の就職率については、また調べたいと思います。)だから、女性の平均賃金が上昇しているのです。
さらに、この記事では興味深い内容が掲載されていました。それは、女性雇用者が増加しているということです。女性雇用者が増加しているということは、
給料を貰う女性が増えている
ということに他なりません。つまり、自分で自由に使えるお金を持つ女性が増加しているのです。これまでなら、旦那にせがんだり、彼氏におねだりしていた女性に、大きな変化が起きるかもしれません。自分の意思で、欲しい物が買えるからです。
ま た、一般的に男性よりも女性の方が、買い物好きです。買い物好きの女性が、自由に使えるお金を持ち、さらにその金額も増えているとなると、消費が拡大する 可能性が高くなります。人口減少と言うと、お先真っ暗のように思えますが、働く女性に目を向けると、将来はかなり明るいのではないでしょうか。
☆ 今日のまとめ☆
女性雇用者の増加は、可処分所得を持つ女性の増加を表す。
よって、働く女性をターゲットにする限り、小売の未来は明るいのではないか。
マーケティング・ビジネスのヒントに関するブログも書いています
WSJを読むには、基本的な英単語を知っていなければなりません
☆ 今日のこぼれ話☆
「人口減少=国内市場は暗い」というのは一般論ですが、市場を細分化すると様子は大きく異るのではないでしょうか。
逆に、大企業が海外市場に力を入れるので、国内市場にはチャンスがあるのかもしれません。
☆経営コンサルタント 石原明さんの言葉☆
「お 客さんが三種類、それは見込み客とユーザーと顧客です。見込み客とは、まだ売買が発生していない状態のお客さん。一度買ってくれたらユーザー。いつも買っ てくれる人、新しい商品を提供したときに「待ってました」と言って使ってくれる人、自分の会社のファンになってほかのお客さんを紹介してくれたりする人、 これが顧客。」
(『気絶するほど儲かる絶対法則 売れるしかけと勝てるしくみの作り方』 より)
※ポッドキャストでいつもお世話になっています。この番組は本当に勉強になります。
※創業者・経営者・コンサルタントの心に残る言葉、元気になる言葉を紹介しています。
