家電量販店

By f.yamada

10月27日の日経新聞朝刊に、ケーズデンキの記事が掲載されていました。(日経新聞電子版申し込みはこちら


家 電量販店大手のケーズホールディングスは26日、2013年3月期の連結純利益が前期比39%減の144億円になる見通しだと発表した。従来予想を66億 円下回る。前期は地上デジタル放送移行に伴うテレビの特需が発生。今期は反動で買い替え需要が想定以上に減少し、回復も遅れている。(2012年10月 27日日経新聞朝刊より)


記事からは、地デジバブルの反動から依然脱出できていないことがわかります。ただ、月次実績を見ると、問題なのはテレビだけではないようです。10月月次実績 の注目点をまとめると、次のようになります。


【ケーズホールディングスの10月月次実績からわかったこと】

[1]既存店売上高が、地デジ特需の影響が無くなった2012年8月以降初めて90%割れ。

[2]主要品種別で前年同期比を上回ったのは、冷蔵庫のみ。前年増が一品種のみなのは、2011年3月以来。

[3]地デジ特需が無くなってから売上を支えていた、洗濯機・クリーナーが前年割れ。洗濯機は2011年11月、クリーナーは2012年6月以来。


決 して、テレビの販売不振だけが、業績悪化の原因ではないようです。速報値とは言え、10月実績は、明らかな異変。テレビが売れない間業績を支えてきた白物 家電が、冷蔵庫以外総崩れになっています。冷蔵庫は、購入頻度が低い商品なので、11月以降、冷蔵庫だけ売れ続けるというのは考えにくいかと思います。し かも、前年同期をわずか0.4%しか上回っていません。また、店舗数に大きな変化があったわけでもありません。逆に、2012年9月と比べて、10月は3 店舗増であり、2012年10月末時点で、2012年4月以降での月末店舗数は最大値になっています。


念のため、家電量販店業界トップ・ヤマダ電機の月次実績(9月) も 調べてみました。残念ながら、品種別の売上増減のデータは、ありませんでした。ちなみに、既存店売上は、7~9月で82.2%。同期間のケーズデンキ既存 店売上は、各月の前年同期比を単純平均すれば、87.1%。単純平均なので、それほど正確な数値ではないですが、恐らく85~90%の間でしょう。という ことは、ヤマダ電機の方が、既存店売上は前年同期比で悪いことになります。ヤマダ電機も、10月に異変が起こっているかもしれません。


ケーズデンキに10月このような異変が起こったのは、あくまで推測ですが、


客数が減少したから


ではないでしょうか。客数減の要因では、ウィンドウズ8や新型iPad発売による買い控えが考えられます。白物家電の購入が一巡したことも考えられます。


家電量販店も、百貨店のように集客を促す仕掛け(イベントなど)が必要なのかもしれません。もしくは、ガソリンスタンドのように、集客につながるメンテナンスサービスを行なってはどうでしょうか。メカに不安な高齢者のニーズは、ある程度あるかと思います。


☆今回のまとめ☆

ケーズデンキの深刻さは、10月の月次実績を見ればわかる。

テレビのみならず、白物家電も売れなくなった。

この要因が客数減ならば、集客を促す仕組みが必要だろう。


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☆今日のこぼれ話☆

最近ふと思うことがあります。

それは、ほとんどの業界が人口減少の影響から免れず、縮小するのではないかということ。

伸びそうなのは、介護・医療・代行サービスぐらいでしょうか。


☆昨日の目標→その結果☆

投稿スケジュールに変動があるため、別の機会に公表します。


☆アニキ金本知憲の言葉☆

「少なくともやってみてマイナスになることはない。それどころか、やってみなければ可能性を閉じてしまうことになる。」(『覚悟のすすめ』 より)

※『覚悟のすすめ』は、自分に弱い気持ちが出てきた時に、大きな力を与えてくれる本です。努力して結果を残した金本だからこそ、その言葉には重みがあります。